2015-03-28

紛らわしいステッカー

今日車を運転していたら、小型の車が前に割り込んできた。

土曜日の朝ともあって人もまばらで、渋滞もなく、運転日和とも言えるほどの快適な日だ。

が…、この割り込んできた小型車が非常に遅い。時速20~30kmでチンタラチンタラ。どんな奴が運転してるのか顔でも見たいものだと、ちょっとイラつきながら後ろを付いていくうちに、リアガラスの端に信じられないほど紛らわしいステッカーが貼られていることに気が付いた。

FAST

何!! どういう意味のFAST!!


猿ぐつわの法律

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未だに大きなショックに包まれた、ジャーマンウイングス機墜落事故。失われた多くの命の3分の1がスペイン人だったこともあって、9525便の出発地となったバルセロナ国際空港付近では遺族の方々が詰め掛け、一日も早い遺体の確認に心を痛めている。

心からご冥福を祈ります。




さて話は変わり、事故を受けてからの政府の迅速な対応の傍ら、遂に問題の《市民の安全に関する法》がポプラル党、1党だけの支持で可決、成立した。

正確には《市民の安全法、刑法の改善、対イスラム過激派に関する法律》。

現在では違法とならない幾つかの行動が、7月1日から最高で600000ユーロの罰金が科せられる。

そのやり過ぎとも言える内容から、世間では《猿ぐつわの法律 LEY DE MORDAZA》とまで呼ばれるほどだ。市民はおろか、NGO、EU、国連からも批難の声が上がっている。

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今年年末に控えた総選挙後、政権が変わればまた新たな法案が現れることが予想される中、ポプラル党の選挙を意識した法案だったのかどうなのか、疑問が残る。



2015-03-22

一足早くアンダルシア地方選

5月24日に控えたスペイン地方選挙より一足早く、アンダルシアでは今日地方選挙が行われている。

今回のアンダルシアの選挙は、今後年末に開かれるだろう総選挙結果を予想すべく、その凝縮図のようになり兼ねない。

PSOE党とポプラル党の、スペイン2大政党が今回の選挙に於いては、過半数を得ることは非常に難しく、支持率が急成長しているポデモス党や、カタルーニャに本部を置く、これまた今年に入って著しい成長を見せるシウダダーノス党の活躍が注目される。それは今日のアンダルシア地方選に限らず、全国的にその傾向がある。

アンダルシアは比較的、中道左派のPSOE党やイスキエルダ・ウニーダ党といった左系の支持が根強い地域だ。

とは言うものの、3年前の自治州議会選挙では中道右派のポプラル党が勝利を収めることとなった。幸いにもPSOE党は、イスキエルダ・ウニーダとの連立で政権をとることが出来たが、今回の選挙前になって、イスキエルダ・ウニーダ党との間に亀裂が入った状況だ。

その上他の地方同様、どの党に関係なく汚職などの疑惑からも逃れられない現実は、国民からの不信感を招く結果となっている。

今日の選挙結果、またその結果がどのように5月の地方選挙に影響するか大変興味深い。

興味深いのは選挙に限ったことではない。

そう、今日はバルサVSレアル・マドリッドの試合もあるのだ!

後2ヶ月ほどでリーグ戦が終わる。現在1点差で首位に立つバルサだが、この試合でレアルとの距離を一層離したいいところだ。またレアルもこの試合で首位への返り咲きを狙っている。

そういう訳で、私は今夜、選挙結果の成り行きと、バルサVSレアルの試合でTVに釘付けになることが予想される。






2015-03-18

安さだけ取り柄?

ヨーロッパのLCCと言えば、《RYANAIR ライアンエアー》。アイルランド系のLCCで、値段は安いがサービスには全く期待出来ないというのが特徴だろうか。

そのライアンエアー、2020年前後にヨーロッパと、アメリカはニューヨークやマイアミなどといった都市をロウコストで結ぶ計画中だ。

その値段が驚くなかれ、なんと!14~140ユーロほどらしい。

大丈夫かな?と思わずにはいられない。サービスの点から言うと、今現在のサービス以下は想像もつかないので、どこをどう削減するのかと心配だ。

さて、そのライアンエアーに関して、今日こんなニュースが放送されていた。

この週末、肝臓と腎臓の移植手術の為、カナリア諸島からマドリッドに緊急移動しなくてはいけない10歳の少年とその家族が搭乗拒否、否チケットさえ購入拒否されたというのだ。


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In volo verso Santiago de Compostela</a> via <a href="http://photopin.com">photopin</a>
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少年は肝臓、腎臓の移植手術を2年も待っていた。マドリッドから適合するドナーが見つかったとの連絡があり、その時点で一番早く出発する便がこのライアンエアーの便だったのだ。

だが、ライアンエアーカウンターは「チケットは出発2時間前までに買っていなければならなかった」の一点張り。警察も関与したものの、搭乗は疎か、彼らがチケットさえ購入できないままマドリッドに飛んでいってしまった。

幸いにも他の航空会社から搭乗許可が出て、ドナーの臓器を有効に移植することが出来たのだ。勿論、手術は大成功。

間違っても帰りは、緊急を要しないので《ライアンエアー》では帰らないよね、きっと。





PK戦 記録的な視聴率





優勝したのかと思うぐらいの盛り上がりを見せた、昨日の《UEFAチャンピオンリーグ》アトレティコ・マドリッド対レバークーゼン戦。



試合は、延長戦にもつれ込み、PK戦の末アトレティコ・マドリッドが勝った。



試合前半にアトレティコのゴールキーパー、モヤが予期せぬ負傷。その後を担ったのが、オブラク選手。その時点で彼はこんな重大な出来事が待っているとは予想もしなかっただろう。



オブラク選手はこの大会、グループ戦=対オリンピアコス戦で出場。残念ながらこの試合は3対2で負けている。



そんなこともあって、この試合は彼にとって逃せないものだったかも知れない。



大観衆の中、PK戦が始まり、地元スタジアムということもあって凄まじいゴールの声!



ちなみに昨日の試合は記録的な視聴率だったそうだ。



正直のところ、手に汗握る、準々決勝への進出を決める試合とは思えぬほどの感動だった。




2015-03-14

危ないやん!!メッシ




怒っていたのか何なのか!トレーニング帰りのメッシがもう少しでファンを車ではねるところだった。


2015-03-13

危うい!《スペイン国王杯》

今年の《サッカー・スペイン国王杯》の決勝進出チームは、このコンペティションではお馴染みのバルサとアスレティック・ビルバオとなった。

スペインからの独立支持傾向にあるカタルーニャとバスク地方にそれぞれ拠点をも持つ両チーム。毎度のこと、決勝戦で国王が登場し国歌が流れると、これらのチームのファンから絶大なるブーイングの嵐が沸き起こる。

さて、今年もまたそうしたブーイングで開幕される予定だった《スペイン国王杯》。

しかし今年は、スペインプロリーグ協会会長よりこんな発言が出された。

フェリッペ6世国王がスタジアムに現れた時、国歌が流れた時にいつものようなブーイングの嵐が起こったならば、決勝戦を停止するという対策にでる可能性があると発表したのだ。

前回この両チームが対戦したのは3年前。これはその様子が分かるビデオ。




この時既に、国王の健康上の問題から皇太子だった現在のフェリッペ6世国王が出席。その上国歌はお粗末なほど超短いバージョン。ビデオでは国歌が聞こえているが、これは放送局が国営の為、国歌が聞こえるように操作されたのが見え見え。実際には、国歌など聞こえなかったそうだ。

5月30日。いまだ決勝スタジアムが決まってない《スペイン国王杯》。果たして試合を見ることができるだろうか!

2015-03-05

ボイコット説

F1のマクラーレン・ホンダに所属するフェルナンド・アロンソは、先日のモンメロで起きたクラッシュ事故により今シーズンの開幕戦、オーストラリア・グランプリの欠場を発表したばかりだ。

この事故の原因は未だに明らかにされていない。憶測が飛び交っている状態だ。

そんな不透明な事態を受け、幾つかのチームはこの開幕戦のボイコットを検討中と噂が流れ出した。パイロットの安全を考慮したうえでのボイコットだ。

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McLaren-Honda(マクラーレン・ホンダ) F1  MP4-30 展示車</a> via
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一体何がアロンソに起こったのか? 

ちなみに、彼が病院で最初に発した言葉はイタリア語だったらしい。

一日も早い彼の回復を祈るばかりだ。



またあの2チーム

昨日、サッカー《スペイン国王杯》の決勝進出チームが決定した。

《スペイン国王杯》ではお馴染みのあの2チーム。バルサとアスレティック・ビルバオ。




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ATHLETIC CLUB BILBAO</a> via <a href="http://photopin.com">photopin</a> <a href="https://creativecommons.org/licenses/by/2.0/">(license)</a>


なんとこの2チームが決勝戦で顔を合わせるのは、(私の見方が間違っていなければ)実に今回で9回目のことになる。

そしてこの2チームは《スペイン国王杯》優勝に於いて、バルサが1位、ビルバオが2位という成績を残している。その数は、バルサの26優勝、ビルバオの23優勝と、3位のレアル・マドリッドの19優勝をはるかに上回っている。

バルサはリーグ戦でもトップになることの多いチームだが、一方のアスレティック・ビルバオはリーグ戦で芳しくない成績でも《スペイン国王杯》では決勝まで残ることがよくある。例えば今シーズンがそうだ。

現在のところ、プリメラ・ディヴィシオン20チーム中、第10位。これではUEFAヨーロッパリーグに参加出来る6位に上昇するのも時期的にもう無理のようだ。

さて、このお馴染みの2チームには共通点がある。

バルサは、スペインからの独立を希望する傾向にあるカタルーニャに属し、ビルバオも同じく独立を支持する傾向にあるバスクに属する。

そして、この両チームが《スペイン国王杯》で顔を合わせると、必ず、国王登場時と国歌演奏時にブーイングが沸き起こるのだ。6年前と3年前に行われた決勝戦では物凄いブーイングだったのを覚えている。そんなに嫌なら、《スペイン国王杯》の応援に来なければいいのにと思ってします。

それでもまた、今年もブーイングと一緒に決勝戦は始まることだろう。








2015-03-02

新しいコントロール

3月に入り、気温の上昇が著しいアンダルシア、地中海沿岸では、今日も30度前後まで気温が上がり、春、否初夏を思わす天候が続いている。海岸では海水浴の風景まで見られるほどだ。

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さて話は変わって、今日からスペインの空港での手荷物検査が厳しくなった。

手荷物として機内に持ち込める液体は、以前と同じように透明のビニールに入れ、1つにつき100ml。そしてその合計が1リットルとなった。

また、パソコンと同じように、モバイル、カメラ、ドライヤー、といった全ての電気·電子機器もバッグから出して手荷物検査スキャナーに通さなければならなくなった。そしは電池の入ったおもちゃも同じだ。

今日はその初日ともあって、また多くの利用者が知らされていなかったということから、新しいコントロールにかなり時間がかかったようだ。