2016-04-30

スペイン的な距離感

早いもので、明日はもう5月。“Abril, Aguas Mil”というスペイン語の諺があるように雨が多かった4月も、今週末から随分天気が良くなった。私にとってはこれから夏が終わるまでは、“毎日がバカンス”気分になれるほど気分の良い季節がやって来る。

今年の冬は大好きなドライブも億劫になって、近くの村で開かれる土曜の朝市にも足を運ばなくなってしまっていたが、今日からまた復活となった。

久しぶりに行ってみると、途中、道には似合わないほどの大きなロータリーが出来ていた。どう考えても意味がない。人通りも少なく、車の交通量も比較的少ない。以前はロータリーなどない一本道だったのに…。更には、ロータリーと次のロータリーの距離が無さすぎる。数字の8とまではいかないが、殆ど丸メガネ状態。

スペインには時として信じられない距離感が存在する。例えばバス停間の距離。びっくりするぐらい近すぎることがある。自宅付近で言えば、徒歩5分もかからない距離にバス停が例えば4つ存在する。バスの回数が少ない時間帯などは、バスを待つ意味はただ疲れたくないだけで、時間的な意味合いが殆どない。

いやはやサービスが良すぎるのか何なのか。既に人生の半分以上をこちらで過ごしたが、それでも理解に苦しむことがまだまだスペインにはたくさんあるのだ。