2016-11-16

おすそ分けの季節

朝夕がかなり寒くなってきた今日後の頃。クリスマス向けのCMがやたらと増え、12月の連休・忘年会(ささやかながら友人と)・クリスマス・大晦日と、気の早い私は今からワクワクしている。

そしてこの季節はお隣さんからおすそ分けが多くなる頃だ。

特にオレンジやみかん、例年通りなら来月あたりからりんごも加わる。


私が住んでいるピソの同じ階にはお隣さんが2軒。その両方からいただくから、冬は果物を買うことが劇的に少なくなる。

しかしその量は到底私たち家族では食べきることができない。ご覧の画像のみかんは一部に過ぎない。

その上、1つのお隣さんは自分の田舎で獲れるものに加え、その人の親戚からもらったみかんまでおすそ分けしてくれるのだ。

その親戚がこれまた同じピソに住んでいるから、この建物全員がみかんのおすそ分け攻撃にあっているようなもの。

いただいたものは友人におすそ分けしたいが、大きな袋に入れて持って出ると、もし玄関や道で隣人に出会ったらバレバレでやばい。

だから少量づつしか持ち出せない。友人には毎日会う訳にもいかないので、「もう夕食はみかんだけにしよう、ダイエットにもなるから」と言い聞かせてみるが…、

飽きる!

今週末はまた1袋きそうな予感。

最終的にはもったいないけど、贅沢みかん・オレンジジュースを作ることになる。

材料と作り方:

大量のみかん&オレンジ

1.いただいた果物は水でよく洗う。
2.キチンペーパーで水を拭きとる。
3.半分に切ってトレーに並べる。(我が家の食事はトレーにのせた状態でテーブル(ソファーのことも)に出すのでやたらとトレーが多く、こんなときはすごく助かっている)
4.半分になったみかんを大き目のボールの上でギュッと一握り。一握りだけがポイント!手の平に残ったみかんはそのままゴミ箱へ。
5.という具合に、全てを絞り終わるとなかなかの握力運動になる。

このようにして作られた贅沢極まりないみかん・オレンジジュースは、果物であったときとは比較にならないぐらいの速さで、消費されるのだ。



2016-11-01

サマータイム・連休・政治空白の終わり

土曜日から続いていた連休も今日が最終日。日曜日はサマータイムも終わり、一気に秋・冬らしくなったようだ。


300日以上の政治空白もようやく終わり、明日からまた同じような顔ぶれ、政策、言い訳がはじまることになる。野党も野党で、党内の亀裂が先行きを暗くしている。

それにしてもスペインの国会を見ていると、つくづく私は国会議員にはなれないと思ってしまうのだ。もし先日のような政権樹立へ向けての国会にいたのなら、殴ってしまった奴がどれほどいたことか…。

党など関係なく残念な議員たちが多すぎる。それでも手を出すようなブチ切れはなかったので、私よりは少し大人。



さて、今日11月1日は「諸聖人の日」。多くの人がご先祖様のお墓参りをする日でもある。従って、最初に書いたようにスペインでは土曜日から連休をとった家族も多いようだ。

北部のカンタブリア県では、子どもたちはまだあと5日のお休みがある。今年度からはじまったミニバカンス制度のおかげだ。

2カ月に1度、1週間のミニバカンスがある。子どもたちは嬉しいだろうが、共働き家庭や、子どもを見てもらう家族が近くにいない場合は大変極まりない。その代り夏のバカンスが短くなるのだが、それでも2カ月以上。

フランスやドイツ、北欧の国々では既に導入されているらしく、子どもたちの学力向上にもつながっているそうだ。

共働きが多いスペインで、果たして他県に於いても受け入れられるだろうか?