2017-12-17

ダイエット中のクリスマス

若い頃は少し食事を控えれば2~3㎏はすぐに落とせた体重も、加齢とともにそういう無茶がきかなくなったことを実感するここ数年。

昔からぽっちゃりタイプの私は、何度も中途半端なダイエットに挑戦してきた。

が…

50歳を超え、今本気でダイエットに取り組んでいる。人生最後のダイエットになると期待しつつ…。

私がはじめたのは、日本でも人気の"糖質制限ダイエット"。カロリー計算が苦手な私でも、糖質量を確認することは比較的簡単だ。

野菜やフルーツの糖質を調べ、少なめのものをメインに食べる。お肉やお魚の量も大幅に増やした。大~好きだったご飯・パスタ・砂糖・小麦粉はご法度。

とは言え、ちまたで話題になっているような"3カ月で10㎏"などとは程遠い。なにせ我流なので、超マイペースで体重は落ちている。

はじめて2カ月たったころ、3週間も体重が停滞した時期があった。いろいろネットで調べたが、挫折の乗り切り方よりも目にとまったのが、2カ月で普通はどれだけ痩せられるかということだ。

みなさん私よりはるかに減量に成功しているよう。

それでもそんなことにはめげず、ウっと我慢してようやく第一次停滞期を脱出。

おかげさまで現在3カ月半目の結果は、はじめてから5~6kg減というところ。服のサイズもワンサイズ下でも余裕になった。

しかし時期も時期、1週間後はクリスマスが待っている。そしてそのまた1週間後は大晦日。

どちらもスペインではとくに盛大な食卓が約束された日だ。

これをどう乗り切るか…、

これは停滞期よりもかなりきついかもしれない!

2017-10-23

こんな子ども大好き


この方の7歳のむすこさん、算数のテストでとんでもない感性を発揮!

テストの問題はこう書かれている。

2. 次の数を数字で書きなさい。


九十八
八十一
六十六
三十

お子さんはそれぞれ、書かれている数の次の数を数字で回答している。
十なら11と。

正解でしょ!?

これを×にしないといけない先生、かわいそうな仕事だとつくづく感じた。


2017-10-10

独立宣言に揺れるリーガエスパニョーラ

あと数時間後に予定されているカタルーニャ州知事の声明。カタルーニャは果たして一方的に独立を宣言するのだろうか?

政治的不安により大手銀行をはじめ、カタルーニャの大企業の多くがマドリッドなどに本社移動を決定している。あるいは移動を検討中だ。これらの大企業はカタルーニャGDPの凡そ50%を占めていただけに、経済的な痛手は免れないだろう。

またカタルーニャはスペインTOPクラスの観光都市。しかしながら、こちらもホテルなどのキャンセルが相次ぎ、バルセロナに寄港していたクルーズ船の多くもほかの港へコース変更している。

こうした中、リーガエスパニョーラも今後の対応に迫られていのだ。もし今日独立宣言が出されたならば、バルサやエスパニョールなどカタルーニャのサッカーチームはリーガでの活動はできなくなってしまう。

リーガに残るとしても心配の種はそれだけではない。土曜日14日のアトレティコ・デ・マドリッドVSバルサ戦。アトレティコ・デ・マドリッドの一部のファンは「スペイン国旗で相手(バルサ)を迎え入れよう」と呼び掛けている。サッカーの試合ではウルトラの姿も目立つため、市民間での衝突が懸念される。

2017-10-03

スペインフォビア!子どもたちへの差別化も

カタルーニャの独立をめぐるレファレンダムはカタルーニャやスペイン人の間に溝を作っただけでなく、さらなる極端化を招いているようだ。

前ブログでもお伝えしたように市民と警察の衝突に加え、テレビでは連日のようにジャーナリストや政治家たちの激しい口論が流れてくる。

このような対立が教育の場でも、しかも子どもたちを巻き込んで差別化が行われているという、驚きの訴えがカタルーニャ治安警察組合から報告された。


ある学校では、10月1日のレファレンダムで警察がとった行動に賛成か反対か、2つのグループに子どもたちを分けたというのだ。
そして教師たちは賛成派に教室に残るように指示する一方で、反対派は校庭で遊ぶことが許された。

選択の自由を訴えることは彼らの権利であり、幸いにも現在のスペインではそうしたことが主張できる。
しかしながら、他人の自由を尊重できない自由なんて、ただの押し付け・わがままに過ぎない。
確かにあの日の警察の行動は行き過ぎではあっただろうが、それに対する意見は各自の自由。
カタルーニャの人間がみんな同じ思いでいることは極めて不自然であり、それを強いるのは全くもって彼らが掲げる民主主義とはかけ離れている。

怒れるカタルーニャ市民 VS 結束を増す警察

予想通りの衝突が展開された先日のレファレンダム。
"残念"
という言葉がよく似合う一日だった。

カタルーニャ州政府の発表によると、2,200,000人が投票に参加。
その90%が独立に賛成だったそうだ。
この結果をもって、早速カタルーニャ州政府は独立に向けての調整に動きはじめた。

ただ投票率は42%にとどまっただけでなく、実際のところ、同じ人物が2回以上投票することも可能だったようだ。
何ともお粗末な投票状況・結果としか言いようがない。


今日はあの≪サグラダファミリア≫までもが扉を閉めるというゼネストがカタルーニャ各地で行われている。
ゼネストと言うものの、投票日に繰り広げられた警察の過激な投票妨害・阻止に抗議するものだ。

そもそも、あの日のために何千人もの警察がカタルーニャに増員されたのだが、結局通常通り投票が行われた会場が多く、それなら何故あれほどの暴力をもって阻止する必要があったのかと疑問に思えてならない。
ある報道によると2000以上ある投票会場の内、わずか90会場ほどが閉鎖できたのだそうだ。
これに対しスペイン検察側は、カタルーニャ州警察の柔軟すぎた態度に責任があると主張する。
投票当日も、スペイン警察とカタルーニャ州警察の間で衝突が起きている。



一方、独立を主張する市民の間で警察に対する怒りがあちこちで爆発しているのも事実だ。
例えばカタルーニャに増員された国家警察や治安警察が、滞在中のホテルから立ち退きを強いられているケースもある。
ある町では、市長が滞在先のホテルに対し「直ちに彼らを立ち退かせるよう」との指示と一緒に、「そうでなければ今後5年間は営業停止処分にする」との脅迫めいた通達も出している。

こちらのビデオは彼らを取り囲むホテル周辺の様子



このような圧倒的な抗議に対し、警察側の結束も増すばかりだ。



溝は深まるばかり!
市民と警察、賛成派と反対派の衝突ばかりが報道されるが、そもそもの問題を解決すべき2つの政府はマフィアのボスの如く、手を汚すことなく相手を封じ込めようと必死になっている。

2017-09-29

カタルーニャ・レファレンダムをめぐる衝突

学生・教育組合・教会関係・弁護士団・消防署・芸術家など、各界でレファレンダム支持が表明されている中、本日カタルーニャ州政府からレファレンダムに使用される投票箱が紹介された。


アリババで購入されたと思われるプラスチック製の投票箱。
 日曜日に投票を控えているものの、未だにどこに保管されているのか、どのように設置されるかも分からない。

また投票が行われると予想される学校では独立賛成派の保護者が中心となり、日曜日の投票日までさまざまな泊まり込みのイベントが予定されている。
投票会場の閉鎖を防ごうという考えだ。

一見すると団結しているように見えるが、実際には「イベントに参加しないと周りから白い目で見られる」、「子どもが仲間外れにされる」といった切実な声もあるようだ。
友人同士・家族同士であっても意見が食い違うこともあり、なるべく10月1日の話は控えようとする人たちもいる。

この時期に偶然にも旅行を予定していた観光客は、ガイドブックには載っていないバルセロナを体験していることだろう。

そんなカタルーニャ愛国心が高まる町では、スペイン政府の手先のように思われがちな警察への嫌がらせも多発している。
中でも国家の治安警察≪Guardia civil≫は、先日ラジカル派によって車が壊されるなどの被害を受けた。


まったく顔を見せない政府の代わりに、任務を遂行する彼らの中には、スペイン政府に文句を言う人間も出てきている。
例えば、レファレンダムのために増員された警察がそうだ。
彼らのために用意された宿泊先は、なんと人気キャラ≪トゥイティー≫が大きく描かれている客船!



ビデオで紹介されているような簡易ベッドが4つあるキャビンに大人が4人、おまけに窓もない状況では文句の一つも言いたくなるだろう。

しかし警察の負担はこれだけではない。
カタルーニャ自治警察もまた、スペイン政府・カタルーニャ政府、それぞれ全く正反対の指示に板挟みされている状態だ。


ところでここ数日、スペインの国旗がベランダなどに飾られているのが目に付くようになった。
これは多くのカタルーニャ州以外の都市で起こっている現象なのだそうだ。

カタルーニャ・レファレンダムをめぐり、政治的に振り回されるカタルーニャ州民の間にできた深い溝。
そして以前から存在していたスペインとカタルーニャの溝も、政治的対立によってまた新たな深まりを見せはじめた。


2017-09-24

どうなるカタルーニャのレファレンダム?

カタルーニャ独立をめぐるレファレンダムを1週間後に控え、さらなるカタルーニャ政府とスペイン政府の対立が市民の緊張を高めている。

政府はレファレンダムを阻止すべく、警察1万人をカタルーニャに増員すると発表。
また、カタルーニャ自治警察「Mossos d'esquadra」をスペイン政府のコントロール下に置こうとしているようだ。

投票日が近ずくにつれ、カタルーニャ各都市でデモや集会が開かれ、一部の公立学校では子どもたちがそのような場所に参加することを進めている。
スペイン政府が圧力をかければかけるほど、カタルーニャの人々は声をあげて訴える
「カタルーニャの将来は自分たちに決めさせてくれ!」と。


そもそもカタルーニャの問題は政治レベルで解決されるべきものだ。
しかし、カタルーニャ政府は少しばかり強硬でヴィクティム的感情を込めて、住民を駆り立てる。
一方のスペイン政府は臆病にしか見えないその場しのぎの圧力で、住民を挑発する。
双方の政府に踊らされ、はやし立てられるカタルーニャの人々。
もはや政治的レベルとは全くかけ離れた次元で、この問題は進行しているように見える。

ふと、こんなことが頭に浮かんだ。
実はそれぞれの政府はこの問題を大きく取り上げることで、ほかに抱えている重大な問題・事件を隠そうとしているのではないか…と。

いずれにせよ、今回のレファレンダムはあまりにもお粗末だ。
両政府の力比べにすぎない、市民を巻沿いにした幼稚すぎる対立。
テレビで連日報道されるが、他州のスペイン人にとっては他人事のようなとことがある。

カタルーニャの人々をここまで駆り立てた今となっては、もうレファレンダムが一番妥当で公平な解決策に思えてならない。
そうでなければ独立賛成派の声と同様に、反対派の声が活かされることがないからだ。
しかしそのためには、両政府がしっかり話し合い合法のもとに行われる必要がある。

2017-09-15

≪カタルーニャ独立レファレンダム≫結果が意味するものって何?

カタルーニャ独立に関するれふぁれんはもうすぐそこ、10月1日に迫っている。
もうここまでくれば止まれないとばかりに、少し支離滅裂的なところも感じさせるカタルーニャ州政府の暴走。
その一方で、なにがなんでも阻止しようとするスペイン政府の条件反射のような対応も滑稽だ。

一昔前ならばカタルーニャを代表する政党は、歴代スペイン政府と独立・分裂を武器にさまざまな駆け引きをしてきたものだ。
しかし現在は、政治的な武器は効力を失い、カタルーニャ州民の手前、だたただ現実として生き延びることしか許されなかったような気がする。

個人的には、私は独立に関するレファレンダムはアリだと思う。

彼らの歴史・文化の尊重はもちろんのこと、スペインの一部であることは経済的に優等生であるカタルーニャにはデメリットが多いと言われる。

でも今は違うでしょ!というのが正直なところだ。

世論調査では独立賛成・反対は五分五分と予想される。
あくまでも予想にすぎない!

反対派は投票に挑まず、警察へも投票を阻止するよう指示が出された。
投票用紙も公式サイトからのダウンロード、反対派が市長のところは投票会場も危うい。
つまり今のままでは正式な結果が得られないということだ。

そんな条件で得られた結果に何の意味があるだろうか?
どっちつかずで、結局一番避けたいカタルーニャ内の亀裂を深めるだけではないだろうか。






2017-08-14

スペインのストライキはややこしい!

バルセロナ・エル・プラット空港で今月からはじまった部分的ストライキも、今日からは24時間体制のストライキに突入してしまった。

昨日カタルーニャ州政府からの経済的オファーに労働者側は同意できなかったようだ。

混乱が予想されていたが、政府が警察に応援を要請。
現在は普段の空港の様子を取り戻している。


警察の介入により最低限のサービスが保証されるという具合だ。

セキュリティーがスムーズに進行するよう、各列に警察官が数人つく。

しかし、この警察介入にも実は問題があるのだ。

今回動員された警察はグアルディア・シヴィルと呼ばれる警察で(スペインにはこのほか、国家警察とローカル警察があり、地方によっては各自治体の警察をもつところもある)、空港のセキュリテイーが民営化するまでは彼らが仕事を遂行していた。

民営化で仕事を失い、困ったときは頼まれる。
ましてや、ここ数年は予算削減で増員もない。

今はバカンスの真っ只中。
警官の数も通常に比べ少ない。

先日テレビ番組でグアルディア・シヴィルの1人が、こういう場合の手当てが少なすぎると嘆いていた。

またグアルディア・シヴィルは国に属す警察。
これに対し空港のあるカタルーニャ州には、モソス・デスクアドラと呼ばれる警察がいる。

空港のセキュリテイーの外の列はモソス・デスクアドラの管轄内。
内側はグアルディア・シヴィルが担当するべきだという声もある。

空港の管理担当局と労働者、スペイン政府とカタルーニャ州政府、グアルディア・シヴィルとモソス・デスクアドラ。
空港のセキュリティーをめぐるストライキは、実は結構ややこしい。








2017-08-04

バルセロナ・プラット空港 USJ並みの混雑

今日からはじまったバルセロナ・プラット空港のセキュリティー職員によるストライキ。

05:30を皮切りに、10:30、16:30、18:30から、それぞれ1時間のストライキに入る予定だ。

領事館からの連絡では8月4・6・7日の3日間とのことだったが、現地の新聞では8月の14,15日までの毎金曜、日曜、月曜は同じようなストライキが続行されるとのこと。

しかし問題はそれ以降だ。

もし早期解決に辿り着かなければ、セキュリティー会社「EULEN」は、8月14日以降は曜日に関係なく24時間のストライキを予定していると発表した。

夏休みでスペインにお出かけの方、バカンスで日本に帰省される方、くれぐれもご注意ください。

2017-07-09

『牛追い祭り』の裏の顔


牛追い祭り『サン・フェルミン』で賑わうパンプローナ。

スペイン各地、世界各国からの訪問者は、朝から晩までお祭り一色の町に

酔いしれる

実はこの言葉こそが、このお祭りの裏の顔だと私は思う。

エンシエロにはじまり、連日の闘牛、パレードやさまざまなイベントが人々を魅了してやまないお祭りではあるが、近年はアルコールやドラッグの力を借りなければ楽しめない人たちがお祭りのイメージを少し変えてしまったようだ。


特に、お祭り中の痴漢行為や性的暴力、強姦といった問題が多発している。

今年は防犯カメラの数も増え、パトロールや警官も増員された。

しかし、

スペインはアルコールはもちろん、多種のドラッグが比較的簡単に手に入る国だ。

ましてや、他の火祭りや春祭りなどのスペイン三大祭りと違い薄着の夏に行われる。



この動画はあるテレビ番組で町の様子をレポートしたもの。

男子も女子の、完全にある意味で酔いしれている。みっともないほどに…

これでは、間違いや問題が生じてもおかしくないだろう。もし何か起こったとしても男子・女子、一体誰に非かあるのかも疑わしい。

羽目を外す程度を知ってこそ、お祭りは楽しくなるのではないだろうか。

2017-06-10

無言の英雄!DEP

ある英雄がスペインに帰国した。空港には家族の他、ラホイ首相やスペイン国防相の顔もある。

1週間前のロンドン・テロ事件で犠牲となったイグナシオ・エチャヴェリア氏の遺体だ。

事件当日、彼は友人たちと自転車でテロ事件のあって地区を走っていた。遠くで女性が襲われている様子に、彼は現場から逃げ去る人々の波を逆行し、助けに走ったのだ。

手に持っていたスケートボード1つでテロリスタたちに反撃するも、命を奪われてしまう。

彼の人間離れした勇気に、人々は彼を『スケートボードの英雄』と称える。

2017-06-04

ツイートでは不十分すぎる件!

ドメスティックバイオレンスが社会的に認識されてからもう随分になる。

メディアを通じてDV被害者支援のメッセージが流れるが、いくら被害者やその家族・知人などに訴えかけても、事件性にまで発展するケースは減少するどころか、増加しているのが現状だ。

スペインでは今年に入ってから、既にDVによる犠牲者が30名近くに上っている。先週末は24時間内に3名の命が奪われた。

女性の犠牲者の他、幼い命まで奪われてしまう事件も発生しており(2017年は現在まで6名が犠牲になっている)、2013年から2017年までの間に160名以上の子どもが孤児となっている。


2011年にコルドバで起きた『Ruthちゃん・Joseくん事件』は、離婚に対する仕返しとして父親の手によって、当時6歳と2歳の尊い命が絶たれた。

この卑劣な事件はスペイン全土に衝撃を与えたことは言うまでもない。

ただこの事件を機に、何かが変わっただろうか?


先週末の事件後、マリアノ首相はこんなツイートをしている。
"社会は犠牲になった女性1人1人に対して当然の如く悲しんでいる。私は断固として批判します!このナンセンスな現象に対して団結しましょう。"

これに対しユーザーの1人がこんなコメントを残した。

"ツイート以上のもっと断固とした(エネルギッシュな)対策はないの?"



2017-05-31

苗字革命!スペインの場合

スペイン人の苗字は、通常その人の両親の苗字が付けられる。つまり2つ苗字がある。

息子が生まれた90年代までは、父親の苗字の後に母親の苗字が付けられていたが、2000年になってからお役所に申請すれば、母親の苗字を最初にもってくることができるようになった。

それでも伝統から、或いは面倒くさいという理由から、一般的には父親の苗字を最初にする人が殆どだ。

しかしこの7月から、わざわざ苗字の申請をしなくとも、出生届だけで苗字の順番が決められるようになるらしい。

気を付けなければならないのが、3日以内に届けを出さないと、お役所の方で勝手に苗字の順番がつけられてしまう。

アルファベット順、響きが良い、書いたときの見た目が良いなど、担当した人の気分次第で決まってしまうから堪らない。

ただ、これまでのようにお役所に行く手間は省かれ、出産先の病院で手続きができるようになるそうだ。


最初に言ったように、スペインでは子どもが生まれると、両親の苗字を受け継ぐ。そして孫が生まれると、1番目の苗字(父親の苗字)は受け継がれ、2番目の苗字は孫の母になる人の苗字が付けられる。これは孫が男の子の場合。

もし孫が女の子だったら、孫の父親の苗字が最初に、そしておじいちゃんの苗字が2番目につけられるという具合だ。

つまり(特別に申請をしなければ)、父親の苗字は男の子が生まれる限り永遠に受け継がれることになる。そして母親の苗字は2代でお終いという運命だった。

だが7月からは母親の苗字が代々受け継がれていくことも可能になるわけだ。

スペイン人とご結婚をお考えの日本人女性の方、近い将来あなたの苗字がスペイン人の苗字として親しまれる時代が来るかもしれませんよ!








2017-05-28

夜間の運転禁止?

この程、初心者運転手向けに新たな交通規制が提案された。

アルコール基準値0
アルコールに関してはドイツやイタリアでは、既に初心者はノンアルコールの運転が義務付けられているそうだ。ヨーロッパの中には、初心者に限らず全ての運転手にアルコールが禁止されている国もある。

私は個人的にほとんどお酒の飲めない人なので、これにはまったく賛成。若い頃は規制も今ほど厳しくなく、お酒を飲んだ友人の車に乗ったこともあるが、今、車を運転する立場になって考えると、無責任すぎる行動だったとゾッとするほど恐ろしく感じる。

お酒だけでなく簡単にドラッグも手に入るお国柄、この規制は初心者だけでなく、全運転手に実施してほしいものだ。


最高速度80キロ
現在のところスペインでは、初心者であろうがなかろうが交通標識に従った速度で走ればよい。私が免許を取ったころは、1974年から実施されてきた規則により、最初の1年は80キロが最高速度と教わった。初心者マークを付けた車が現在のように最高120キロまで出せるようになったのは2011年からのことだ。

スピードを出したところで、飛行機並みの時短になるわけでもなく、早いからと言ってドライブテクニックが上手と言うわけでもない。ただ、道路によっては80キロでは遅いかも…と思われることもなきにしもあらずっと言ったところか。


夜の運転禁止
3つ目の夜間の運転禁止は大いに物議を呼びそうだ。時間帯はまだはっきり発表されていない。しかし夏は10時ごろまで明るく、冬は5時ぐらいには暗くなる国。運転時間にもサマータイムが導入されるのだろうか?

これは初心者だからという問題ではないと思う。私自身、例えば20年前と今では夜の運転のしやすさが著しく異なるのを感じる。交通量のない道でさえ運転しにくい。街灯や車のライトが眩しく感じることも少なくない。郊外にでも出ようものなら、通い慣れた道なら兎も角、見知らぬ土地の夜のドライブは危険だ!


もっともこれらは提案にすぎない。そしてこうした提案や規制が今後は必要なくなる可能性も考えられる。

今月バルセロナで『International Motor Show』が行われたが、展示された車を見ると、運転技能の必要性が激減し、その代りに"お任せモード"的なものが増えている。ここ4~5年で劇的な運転システムの変化が来るだろうと、車オタクの友人が胸を張って言っていた。

最後に交通局のオカルト映画並みの動画をどうぞ。









eye on the ball



ADORAaaaaaaBLE

全く子どもって予期せぬことをしますよね。可愛すぎるます😍

2017-05-27

SOTPって何?


字や絵を大きく書くことは、意外に難しい。

しかしこれは、何!道路に現れた『SOTP』の表示。

Oの半分あたりで気が付くやろ!普通なら…

そう言えば、以前ブログで紹介した朝市の近くにある駐車場。

エレベーターに貼ってあった『PARKIN』は、本日確認したところ、『PARKING』と書かれた市販のシールに変わっていた。



2017-05-20

観光バスの運転手まで○○運転

『グラナダ-バレンシア-バルセロナ』、スペインのツアー旅行でよく見かけるルートだ。

先日このグラナダ-バレンシア間で40名の中国人観光客を乗せたバスの運転手が捕まった。

原因は飲酒運転。基準値を6倍も上回っていたらしい。



最近スペインでは、国道を走っているサイクリンググループに車が突撃するという事故が相次いでいる。

今月8日にバレンシア県Olivaで起こった事故は、最終的に3名の犠牲者を出している。その数日後にはタラゴナ県Riudomsやナバラ州Lisoaínでも、死者こそ出なかったが自転車が巻き込まれる事故が起こった。

いずれも運転手の飲酒・ドラッグが原因だ

こうした事態を受け、交通局はこれまでの交通法を改善すると発表した。

2年以内に2回以上飲酒やドラッグによる違反行為を犯した運転手は、その程度に関わらず免許が取り消される他、アルコールやドラッグ依存症の有無を把握するため医療機関にも報告されることになるようだ。

2017-05-17

フランス新政府の顔ぶれ

フランス最年少の大統領となったエマニュエル・マクロン氏。さまざまな政治要素を取り入れたオープンな政府を目指しているようだ。

以前から囁かれたいたように、政府のメンバーは4政党から選ばれ、年齢も33~69歳までとバリエーションが広い。

しかし気になるのは、22名からなる政府メンバーの半数に女性が起用されていることだ。

これって、本当に各自の能力から起用されているの?

実はこの人数配分、スペインでは既にサパテロ政権で実施さている。雇用差別が問題視されていた時代背景があってのことだ。(未だに改善されていないが…)

しかしこのように特別な配慮をすればするほど、雇用における男女の差が際立つような気がする。(もっとも職種にもよるだろうが…)

もっと言うなら、そうすることによって逆に差別していることにはならないだろうか?

基本的に雇用は能力に基づいて行われるものであり、政府のメンバーを男女の数で数えることがそもそもおかしい。それがニュースとして取り上げること自体が変だと思う。

例えば大臣がみんな男性でも全く問題ない。逆に全て女性でも全く問題がない

しっかり仕事をしてくれさえすれば、性別は何の意味も持たないのだ。

隣国フランスのことはよく知らないので、マルコン大統領がどんな意図で大臣を選んだのかは定かではない。只々スペインのようなナンセンスな選択ではなかったことを願うばかりだ。












2017-05-14

産毛も立つ『Amar Pelos Dois』

毎年この時期に行われる『ユーロビジョン』。ヨーロッパの国対抗歌コンテストというところか。

そもそも参加国が多すぎるのか何なのか知らないが、優勝曲の選択基準が私にはまったく分からない。つまり個人的に納得のいかない曲が優勝することが多いのだ。

そんなことからここんとこず~っと、『ユーロビジョン』はニュースで結果だけを見るものと決めていた。

しか~し、

今年はポルトガルが優勝したとのこと。スペインと共に芳しくない成績を残す国の1つだ。

早速You Tubeで検索すると、これが!


ポルトガル語がここまで心地良いものだったとは!下敷きで腕を擦ったら産毛が立つような、何とも言えない感覚😱

素晴らしい!素晴らしすぎる!

それにしても、これまでの基準はどこに行ってしまったのか?

このようなソロの場合、ありきたりな女子の甲高いすぎる声が好まれる。一般的には英語の方が好まれる。また音楽自体もテンポの良いものが好まれる。

スローな曲の場合、今回のような個性が強いものはポイント獲得が難しいのが通常だ。


私の場合、ポルトガルはファドの国というイメージが強く、他の曲は受け付けなかったところがある。

でもこの曲はそんな私の身勝手なイメージを一掃。またポルトガルが大好きになりそうな予感が。😍


2017-05-12

故障続きのマシン!アロンソはパドルで一息

今シーズンのF1も全く期待の持てないアロンソ。😱

スペインGPを今週末に控えフリー走行に挑んだアロンソだが、第一周2カーブ目でマシンがストップしてしまった。

新しいエンジンに替えられたばかりのアクシデント。

やってられません!と言うわけで、アロンソはこちらでトレーニングを続行。


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2017-05-11

本田選手を待つ小さなスタジオ

6月30日にACミランとの契約が終わる本田圭祐選手。今後どこのチームで活躍するのか、注目が集まっている。

既にいくつかのチームが本田選手獲得を検討中だが、その中、スペインの『LEVANTE UD(レバンテ・ユニオン・デポルティーバ)』も獲得に動き出したようだ。

『LEVANTE UD』はスペイン・バレンシアに本拠地を置くチーム。バレンシアと言えば、『VALENCIA CF』が有名だが、歴史は『VALENCIA CF』よりも古く、地元では根強い人気を持っている。

例えばマドリッドやセビージャなどのように、同じ都市に2つ以上のチームが存在する場合、町が真っ二つに分かれてしまうことも多い中、バレンシアでは『LEVANTE UD』と『VALENCIA CF』に2股かけるファンも少なくない。

結成当時は≪セグンダ・ディヴィシオン≫と≪テルセラ・ディヴィシオン≫で活躍することが多かったが、2004年からは≪プリメーラ・ディヴィシオン≫での参戦が増える。連続6シーズン≪プリメーラ・ディヴィシオン≫で活躍した後、今シーズンは≪セグンダ・ディヴィシオン≫に落ちていた。

しかし今年は断トツでトップを走り、≪プリメーラ・ディヴィシオン≫への返り咲きを果たしたのだ。

レアル・マドリッドの前監督シュスター氏や熱血監督で有名なカパロス氏も在籍していたレバンテ。また現在のレアルのGK=ケイロル・ナバス選手に至っては、同チームでの活躍により"リーグ最優秀GK"に選ばれ、レバンテUDからレアルに移籍している。


レバンテのスタジオはバレンシアの町外れに位置し、収容人数25500人余り。『VALENCIA CF』のスタジオ【メスタージャ】と比べると半分ほどの規模だ。本田選手のようなビッグスターが来るには、小さすぎるかも知れない。

しかしそのアットホームな雰囲気は、他の大きなチームでは決して味わうことできないだろう。そして大スターを獲得したいという野望に、ファンたちはまた魅了されてしまうのだ。









2017-04-11

ボルシア・ドルトムントのバスで爆発


ボルシア・ドルトムントの移動バスで爆発が‼
スペイン人、マルク・バルトラ選手がけがをしたもよう。

本日予定されていた対ASモナコ戦は、明日12日行われる予定。

2017-04-08

ドライブのすすめ【私だけの絶景を求めて】

青空の広がる好天気が続くスペイン。北部では気温が30℃近くまで上昇するなど、初夏を感じさせるような聖週間のはじまりだ。ドライブ好きの私も、この晴天に誘われお出かけに拍車がかかる。




そもそもスペインはドライブ好きを満足させてくれる国だと思う。景色もさることながら、インフラ整備もかなり整っている。有料の高速『Autopista』を使わなくとも、無料の『Autovia』は有料顔負けに整備され、平日などは有料の高速は車の数も少なく人気がない。安く移動できるということだ。

旅行に少し余裕がある人にはぜひおすすめしたい。


ハンドルを握り、どこに行こうか迷うこともない。東西南北どこに向かっても楽しい。遠くに見える中世のモニュメントは石畳の道がよく似合う。歴史の面影と一緒に弾けんばかりの感動で胸が一杯になる。突き抜ける青空と眩しい太陽。開放的な地中海は果てしなく大きく、坂道から見下ろす波打つ北の海は絶景そのものだ。一粒で二度おいしいキャラメルのように、緑豊かな山々と乾いた裸の大地が楽しめる国


晴れた日が多いスペインだが、雨の日や霧の濃い日といった悪条件下のドライブもそれはそれで楽しい。また今でこそカーナビを使えば行きたいところに辿り着くが、カーナビに頼らないドライブは、冒険があってこれもまた楽しすぎる。

そんなドライブの最中、私の脳裏にふと日本で見たあの景色、この景色がオーバーラップすることがある。

小さい頃、父の仕事について行ったとき通った道路、母が連れて行ってくれた港近くの道、家族で何度も通った高速道路、……。こんなちょっとセンチメンタルな私の場合、感動なくしてドライブができようか!それはガイドブックには載っていない私だけの絶景なのだ。






2017-04-04

久しぶりの診療所で

私は大の医者嫌い。と言うより、診療所嫌い。

幸いにも大した用件で行くことが殆どないため、簡単な問診(診察は殆ど受けたことがありません)と処方箋だけで終わってしまう。とは言え、予約を入れても大抵1時間以上は待たされる。全く割が合わない。

待ち時間からするともっと凄い病気でもいいのでは?反対に私のような用件なら待ち時間5分がいいとこでしょう?

そして今日も処方箋1つのために覚悟を決めて診療所へ。

診療所はいつものようにスペインらしく賑わっている。

病人らしい人が症状を隣りに座った他人に訴えている。元気そうに見える老人は医療機関の悪口を。妊婦さんは隣の主婦に、育児についてのアドバイスを聞かされている。診察室のドアの横では、待ち時間の長さにウンザリしている他人同士が、プライベートな話で盛り上がっている。

そして話をしていない人は携帯をいじっていることが多いのだが、その携帯のボリュームが尋常でない!

そもそもスペイン人は携帯のボリュームに関してのモラルが日本人とは全く違う。

やたらと音がでかい!

そんなことではもう驚かなくなってしまった私なのだが、それでもビックリされる出来事が起こったのだ。

泣いている赤ちゃんにしたママの行動

私が座っていた横にはベビーカーに赤ちゃんを乗せたママが携帯でお話し中。

しかし赤ちゃんは退屈のあまり泣き出してしまった。ママは直ぐに携帯を切ったのだが…

そのママ、携帯で子どもに動画を見せはじめた。それも普通の、家庭で見るテレビと同じような音量で。殆ど待合室の私物化。

それだけでもビックリだが、それに対して不快な感じを受けている人、注意する人がいないことも驚きだった。

みんな全く気になる様子もなく、同じように話し込んでいる。

私:さすが!スペイン人。何という集中力!

不思議すぎるお婆ちゃん

そんなこんなでようやくママと赤ちゃんは診察室へと入って行った。

次に私の横に座ったのは白髪の、ジャージにスニーカー姿のお婆ちゃん。

彼女は携帯を手にするやいなや、手を軽く上げたり、頭を斜めに動かしたり。

私:『えっ!こんなところで自撮り!?』『わっ!ヤバ。変な人。話しかけられたらちょっとややこしいかも』

横目で警戒しながら携帯画面をチラッと見ると、人が写っている。誰かとビデオ通話をしているようだ。それにしてもジェスチャーが凄すぎる!

私:『もしかしてこのお婆ちゃん、或いは相手がろうあ者なのでは?』と考えてもみた。

でも、手話なら両手が必要。お婆ちゃんは片手と頭の動きだけで何かを伝えているようだ。そして携帯からは相手の声が普通に聞こえてくる。

一通り会話(?)が済むと、お婆ちゃんは私の隣りから日の当たる席に移った。

すると隣にいた人に「今日はいつもの先生がいるのか?」、「私は○○時から待っている」など普通に話している。

じゃあ、あの大げさなジェスチャーは何!必要あった?お婆ちゃん流携帯モラル?

まったくもって、診療所は今日もスペインらしかった。










2017-04-03

恐怖!ドアの開いたメトロ


ドアの開閉が故障したマドリッドの地下鉄。

電車は修理のため車庫に向かうことになり、乗客全員に『降りてください』というアナウンスを流した。

しかし7~8人の乗客が、このドアが故障している電車に乗り続けていたという。

(キャ━─━─━ヽ(○≧ω≦)ノ━─━─━!!!!!)

乗客の1人によると、電車に乗り込んだ人は車庫に行くことを知らず、アナウンスも聞こえなければ、そのような表示もなかったと語っている。

でも今のご時勢、しっかりビデオは撮られるんですよね☆



2017-03-09

100ユーロを配る少年

カタルーニャのある小学校で100ユーロが生徒たちに配られた。小学生の手によって…

少年は家で10,000ユーロを発見。親切な彼は学校の友達に配ることにしたのだ。

1人100ユーロ。

実はこのお金、彼のお婆ちゃんが医療器具を買うために貯めていたもの。

給食の時間に自慢気に100ユーロを披露していた子どもたちを見て、先生方が両親に連絡。

お金をもらった子どもたちやその家族の協力のもと、返金が進んでいるようだが、全額はまだ戻っていないそうだ。

2017-03-02

窓の外に少女が!

5歳の女の子が6階の窓の外に! 


夜起きると家に誰もいない。一人ぼっちの彼女は外に出ようとしたがドアからは出れず、台に乗って窓を開け、窓の外に…。

彼女が立っているところは、幅が僅か10cm。

母親がパートナーを迎えに行った留守中の出来事だった。5分足らずのことなので、寝ている娘を起こすのがかわいそうと思ったらしい。



この建物はアリカンテの中心部に位置することもあり、消防局も迅速な対応ができたようだ。

通報を受けたから1分半で現場に到着。5分後には無事少女を救出している。

2017-02-09

レタス不足はスーパーの陰謀?

『氷山の一角 イギリスの消費者が野菜の配給制に直面しているにも関わらず、スペインのスーパーでは大量の野菜がため込まれている』

これは先日イギリスのタブロイド紙【The Sun】に載せられた記事のタイトルだ。

レタスの産地ムルシアで相次ぎ起こった寒波と雨。その打撃を受けたのが野菜、特にレタスやトマトだ。スペイン国内でも40%減、当然輸出にもその影響が出たと思われる。因みにこの土地で収穫されるレタスの60%がイギリスに輸出されている。

しかしイギリス側(The Sun紙)は、ただただスペインのスーパーの責任、延いては陰謀説まで疑っているようだ。

そして両国のスーパーの様子を写真で載せているのだが…。


例えば上記のツイートの画像。スペインではレタスが山のように積まれているのに対し、イギリスのレタスコーナーは空だ。

しかしこのレタスはスペインでは「Lechaga iceberg」と呼ばれる種類で、あまり人気がない。「Lechuga romana(ロメインレタス)」と呼ばれるレタスがスペインでは主流だ。つまりこのタイプのレタスが山積みされていても何一つ不思議ではない。

レタスが豊富にあるのは、スーパーがため込んでいるわけでも陰謀でもなく、売れていないだけのこと。






2017-02-07

夜型人間の優しすぎる目覚まし

家の息子は超夜型人間。大学のある日もない日もお構いなく、毎晩(毎朝?)遅くまで起きている。もう何年も親の私の方が先に寝る生活スタイルが我が家では定着している。

これはスペインでの生活だけでなく日本に行っても同じ。時差など全く関係なく夜型に即変身できる奴なのだ。

そんな彼の目覚まし(携帯の)が優しすぎるので、毎朝プッと笑ってしまう。

それも何度となく消されはつきの繰り返し。

もっと強力な音にしろ!と言いたくなるが、何ともそれが息子らしくて言いだせない。


2017-02-05

トランプ大統領の恩恵を受ける企業は?


メキシコとの壁で不法移民の問題が解決するわけではない。そんなこと歴史やスペインのフェンスを見ればすぐ分かる。

ビジネスなのか何なのか…。

「America first」のトランプ大統領のこと、自国の企業が建設を請け負うことになるだろうが、彼は他にも大規模なインフラ事業計画を10年内に予定している。

その規模は到底自国企業だけでは負担しきれないほどだ。世界中の企業がその恩恵を受けなければ到底実現できない。

その中にはスペイン企業3社も有力候補に挙がっている。



2017-01-24

菓子パンがおいしすぎる件

以前私は、スペインの菓子パンが不味すぎるので、日本の菓子パン企業のスペイン進出を懇願していた。

しかしこの料理が苦手と言うか、作るのが嫌いな私にも、作れました「菓子パン」が。

そもそもパンを自宅で作る勇気もなければ技もない私。幸いにもあんこやカスタードクリーム、チョコレートクリームなんかは作れるので、問題は菓子パン的なパンを探すだけだった。

しかしこれがなかなか難しい。

こちらのパンはやたらと味が濃い。或いは柔らかくてもキメが粗すぎる。

さんざん食べつくした結果、運命の出会いがありました‼



これは近くのスーパーに売っていた「medias noches」というパン。よく卵サンドに使っていたのに、あんこやクリームを挟むことは考えたことがなかった。

このパンが最も日本の菓子パンに近い! と思う。

あんパンにするなら、あんを挟んでレンジの解凍レベルのワット数で5~10秒加熱すると、パンがもっちりして、パン屋さんの焼きたての感じ。


クリームパンもチョコクリームパンも最高の出来でした。レンジで加熱しなければコンビニの菓子パン風で大満足です。

今度は、いちごクリームやメロンクリームなんかの研究をする予定。





2017-01-23

壁とフェンスの違いは何?

スペインでも連日のようにトランプ大統領の話がニュースに流れる。トランプ氏の発言はヤバ過ぎるのでメディア的には話題になる。今日のニュースでは、カサ・ブランカの公式サイトでスペイン語バージョンが削除されたとの報道があった。州によっては英語を公用語として定めていないところもあるというのに…。

彼の言動・行動を批難することは容易だが、なぜそこが支持されたのかを深く考える必要がある。「アメリカンドリーム」や「平等(表向きではあるが)」がもたらしたつけは、一部のアメリカ人には耐え難く、またドラッグなどによる社会問題をアメリカ人以外に見出す人達もいる。

ヨーロッパでも彼のような思想に賛同する声も少なくない。フランスやドイツなどの極右政党が勢いづいているのも、根本には自国を守りたい、自国を取り戻したいという気持ちが国民に根付き始めているからだろう。




トランプ大統領と言えば、メキシコ国境の壁の設置計画が有名だが、同じようなものがスペインにも既に存在する。地中海とモロッコに囲まれたメリージャには不法移民防止のフェンスがあるのだ。

フェンスはメリージャの町を囲むように設置されている。2重のフェンスは長さ12㎞、高さ6m。そのうち1/3はナイフのようなものがついており、手足に深く切り込んでくる。ナイフの部分は人道主義に反すると1度は取り外されたものの、2013年より再び取り付けられているのが現状だ。

それでも集団でのフェンス越えが後を絶たない。

アメリカでは批難ゴウゴウになる国境の壁。しかしスペイン、ヨーロッパに於いてはある意味で当然のことのようになっている。

2017-01-12

マエちゃん♡もののけ姫

先日、息子に幼稚園時代の友人から電話があった、彼のおばさんの名前を日本語で教えてほしいという依頼だ。

もう20歳にもなるのに、いまだに日本語の読み書きがおぼつかない息子は、当然ながら私に聞いてきた。
(私の教育がなっていませんでした‼ <(_ _)> )

話をよく聞くと、おばさんの名前をタトゥーしたいのだとか。

「えっ、なんで‼おばさんの名前」と、ビックリさせられた。

興味津々、とりあえずタトゥーしたら写真を送ってと息子に頼んでもらった。


さて、息子の友人にも既に腕にタトゥーを入れている子がいる。マエちゃん。

そのタトゥーがこれ。

ちょっと大人っぽくなった【もののけ姫】だ。

因みに私はこのタトゥーを見るまで【もののけ姫】のことなど知らなかった。

マエちゃんは大のアニメ好き。マエちゃんの他にも息子の友人には日本のアニメファンが多い。そして彼らに影響を受けた息子も、ここ数年アニメにはまっている。

できればタトゥーもいつかしてみたいそうだ。(アトピーやのにどうすんねん‼)






2017-01-03

Yahooスペインで紹介された『探偵ナイトスクープ』のエピソード

あけましておめでとうございます。

本年も宜しくお願い致します。




さて、今年初めのニュースは『探偵ナイトスクープ』のお話。

スペインのYahooニュースに、今から4年前、2013年4月に放送された『探偵ナイトスクープ』のエピソードが紹介された。

カンニング竹山探偵が担当したこのエピソードは18歳の青年からの依頼。その青年の父は10年以上も奥さん()に口をきいたことがなく、母は喋るが父は返事をせずの状態が続いているのだそうだ。依頼者のお姉さんたちも会話をしたところを見たことがなく、結果20年以上夫婦の間で会話がなかったことが判明。依頼はその理由を聞き出し、夫婦仲良く会話する姿を見たいと言うものだった。



人気番組なのでご覧になった方も多いだろう。因みに私は以前<You tube>で見たことがある。バラエティーのおもしろさの中に感動のあるナイトスクープらしい仕上がりたった。

しかしニュースでは『探偵ナイトスクープ』の性質が全く伝わっておらず、ただただ感動のところだけが紹介されている。



引用された動画は英語訳付きのラストシーンだけのもの。20年ぶりの夫婦の会話を「ハリウッド映画にも出てきそうな素敵な会話」と例えている。

この記事のコメントはと言うと、番組の面白さが伝わっていないこともあり、夫婦を批判する声が載せられていた。

残念‼ 

国も変わればお笑いも変わる。この手の笑いはスペイン人には理解しにくいだろう。