2018-03-26

今なら領土の取り放題?

前カタルーニャ州首相・プッチダモン氏逮捕のニュースを受け、バルセロナでは独立賛成派市民と警察の衝突が繰り広げられ、各地で集会や抗議運動が再発している。

実はこのようなスペインからの分離を目指す組織がスペインには数々ある。例えばバスク地方は昔から分離・独立運動が盛んなことで有名だ。ほかにもナバラ地方・ガリシア地方・カナリア諸島も比較的賛成派の多い土地といえるだろう。

そんな中、アンダルシアでも「Asamblea nacional Andaluza(アンダルシア国民議会)」が2019年の選挙に向け、カタルーニャ独立派と対談を進めているようだ。

メンバー数こそ少ないが、リーダーが構想するアンダルシア国家のスケールがもの凄い!

西はアリカンテ県から、東は南ポルトガルまで。さらに南下すると北部モロッコもアンダルシア国家に入れられている。

もう~、何コレ!

早いもの勝ちかい!

2018-03-25

プッチダモン拘束でどうかわる?カタルーニャ

夕暮れも随分遅くなり、「本格的な春、否初夏ももうすぐだ」っとまだ冷え込む日もあるのに気分はすっかりハイになっている私!

しばらくブログを休んでいたが、サマータイム突入とともに、そろそろブログ冬眠から目覚めるときがやってきた。

日本では卒業式や入学式、お花見の季節。スペインでは先日春を告げるバレンシアの火祭りが終わり、今年のセマナサンタもはじまった。

ここ数ヶ月スペインでは相変わらず、カタルーニャ問題と汚職のニュースが巷を騒がせている。

そんな中、本日ベルギーに逃亡中だった前カタルーニャ州首相・カルレス・プッチダモン氏がドイツで身柄を拘束された。
彼と一緒に逃亡中の4名、新たに先日スイスに逃亡した1名、計5名にも国際逮捕状が出されている。

先週金曜日には、カタルーニャ独立レファレンダムに関与した5名の政治家が身柄を拘束されており、今日のこのニュースをもって、カタルーニャでは再び独立賛成派の市民によるデモや集会の勃発が懸念されるところだ。

意固地になった政治的に幼稚で実りのない戦い。独立賛成派も反対派も、どちらも持論を掲げるだけで、相手の話を聞かない、魅了しようと努力しない。

平行線のまま、いつまでこのような状態が続くのだろうか?