2019-06-03

プラスチックのボイコット in Spain

ブログ更新をすっかり怠っていたここ数カ月。その間にスペインでは総選挙や地方選挙が行われ、サッカーではバルサがリーグ優勝、バレンシアがスペイン国王杯を勝ち取った。

5月下旬からは各地で真夏日が続き、アンダルシア地方は40℃近くに、また北部でも35℃を超えるなど、最高気温の新記録が早くも出そうな勢いだ。

日本でも例年にないほどの記録的な暑さだと聞いている。

こうした地球温暖化をはじめ、さまざまな環境破壊が深刻化する中、「レジ袋の無償配布を禁止する法令制定」というタイトルのニュースが目に入った。

もちろん日本のことだ。

スペインではすでに、法令によるレジ袋の有料化が定められており、最近は通常のレジ袋に加え紙袋を用意しているスーパーもある。

しかし、レジ袋の有料化で消費が減っても、またエコバッグを持って買い物に行っても、スーパーにはありとあらゆるものが有害なプラスチックと関係しているのが現状だ。

そこでスペインは今日から1週間、「Boicot al plástico」というキャンペーンが実施されている。



この1週間は、「プラスチックの容器や袋に入った食品は買わないようにしましょう」というものだ。

プラスチックの梱包が常識化してしまっている現在、なかなか難しいことではあるが、もちろんこちらも、一刻も早く法令で規制されることが望ましい。

ヨーロッパでは2021年から、BBQやパーティーでよく見かけるプラスチックのお皿やフォーク、ストローなどの使い捨てのプラスチック製品が禁止される。


「便利なグッズに囲まれた生活は確かに快適だ。しかし一度慣れてしまえば、手放すことは難しい。

便利な生活は、実はそこまで快適ではないことに気が付き始めた」