2020-05-02

自粛緩和に思うこと

外出禁止などの厳しい対策により、スペインでは感染状況が減少傾向に向かっている。

爆発的な感染者を出したマドリッドでも、臨時に作られた仮設病院が閉鎖されるほど状況は良くなっているのだ。

それに伴い、50日近くも続いた自宅待機と外出禁止にも、ようやく自粛緩和がはじまった。

約8週間をかけて、4段階に分けた緩和大作戦が繰り広げられる予定だ。

とは言え、前例のない状況は油断がならず、もしこの8週間で通常の生活が戻るにしても、衛生やソーシャルディスタンスを強化した生活が強いられることになるだろう。このスペインでも‼

声が大きく、唾が飛ぶのもお構いなしの『熱弁家スペイン人』、ジェスチャーやボディタッチなしでは話せない『話の内容より大袈裟なスペイン人』、ことあるごろに家族で群れる『家族大~好きスペイン人』

果たして、この国の人が衛生やソーシャル云々といった新しい習慣を受け入れられるのだろうか…



ちなみに、すでに先週からはじまった子どもたちの散歩に加え、本日から大人も散歩やスポーツが可能になる。もちろん条件付きで。

大人・子ども・高齢者の3グループに分かれ、それぞれが散歩できる時間帯や移動範囲(自宅から1KM以内・スポーツは市町村内)などが決められており、原則1日1回となる。

心配性の私はこの週末の散歩はスルーして、様子を見ることにした。子どもたちの散歩がはじまった当初、地域によってはごった返し、嬉しさの余りか違反行為が目立ったからだ。

自粛が緩和されるが、それはパンデミックが終息したことを意味しない。このような錯覚が錯覚でなくなり、早く安全な生活が戻ることを願っている。




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