2015-06-15

新しいスペインのトレンドになるか?

先月24日に行われた地方選の結果、先日各都市で市長が選ばれた。

4年前のポプラル党圧勝時に比べると、ポプラル党は投票獲得率が一番多いものの過半数には至らず、結果他党の連立によって市長の座を失った都市が目立った。

特に、マドリッドやバレンシアでは長年続いた右派のポプラル党時代から、左派の新しい時代がやって来た。

バルセロナに於いても、今年2月に政党として出発した新党《バルセロナ・アン・コムン》の代表・活動家アダ・コラウ氏が市長に就いた。

と言うわけで、先週末はそこら中で市長が誕生したのだった。

その中、今ツイッターで話題になっている人がいる。

カディス県のヘレス・デ・ラ・フロンテーラの市長、マメン・サンチェスさん。この写真の足に注目!!


そう、サンダルから小指が!!

ちょっとキモい。映画《ザ・ロード・オブ・ザ・リングス》のホビットの親戚のように見えるのは私だけだろうか?

ツイッターでは、私のようにキモいと考える人もいれば、私もそうですと同じ様なサンダルの履き方をしている写真をアップする人も現れるほど。

さて、この《窮屈》を自分流スタイルで堂々と披露するスペイン人。もしかして次に来るトレンドかも…

2015-06-07

初めてのお受験

とうとう大学の受験が明後日に迫った。息子は人生初めてのお受験に挑む。

スペインでは、大学受験までお受験がない。高校までは落第はあるが、志望校に入れるか否かは、ポイント制で決まる。

両親の収入が低いほどポイントは多く、住居や仕事先が学校区域に近ければ近いほどポイントが多く、子供の数が3人以上でもポイントが加算され、卒業生や在学生が家族の場合もポイントが入る。また、両親が教員の場合もポイントアップだったような気がする。

と言うわけで落第さえしなければ、高校まで何の苦労も無く進学してきた子供達が、人生初の受験を迎えるのだ。

私は日本の受験を経験し、甥や姪の受験を見たり聞いたりしているので、全く暢気に、殆どが休憩の、しかもつい1週間ほど前から始まった受験生活をしている息子を見ると全く持って体に良くなく、「大学進学だけが人生ではない!!」と自分に言い聞かせることにしている。

彼はこれを《余裕》と勘違いしている様だ。

彼は恥ずかしながら、一夜漬けが得意というか、もっと正確に言うなら、僅か1時間ほどのテスト前の休み時間に詰め込んでテストに挑むタイプである。

学校のテストならそれでも良いものの、受験でもそれをしますか?っと自分の息子でありながら疑ってしまいたくなる。

親バカの私から見れば、机の上がいつも散らかっていて、ノートは彼にしか分からない程整理が出来ていない、天才派と言いたいところだが…、他の言葉で言うのも残念なので個性派とでも言っておこうか。

何はともあれ、焦りもせず緊張感も全くないのはかえって良い事なのだと、ここ数日は考えることに努めてみる。