昨日カタルーニャ州政府からの経済的オファーに労働者側は同意できなかったようだ。
混乱が予想されていたが、政府が警察に応援を要請。
現在は普段の空港の様子を取り戻している。
La Guardia Civil normaliza el aeropuerto de El Prat en un plis plas. https://t.co/BoaFPiKNeA https://t.co/1Yrx05V5Pu— Somatemps (@hisomatemps) 14 de agosto de 2017
警察の介入により最低限のサービスが保証されるという具合だ。
セキュリティーがスムーズに進行するよう、各列に警察官が数人つく。
しかし、この警察介入にも実は問題があるのだ。
今回動員された警察はグアルディア・シヴィルと呼ばれる警察で(スペインにはこのほか、国家警察とローカル警察があり、地方によっては各自治体の警察をもつところもある)、空港のセキュリテイーが民営化するまでは彼らが仕事を遂行していた。
民営化で仕事を失い、困ったときは頼まれる。
ましてや、ここ数年は予算削減で増員もない。
今はバカンスの真っ只中。
警官の数も通常に比べ少ない。
先日テレビ番組でグアルディア・シヴィルの1人が、こういう場合の手当てが少なすぎると嘆いていた。
またグアルディア・シヴィルは国に属す警察。
これに対し空港のあるカタルーニャ州には、モソス・デスクアドラと呼ばれる警察がいる。
空港のセキュリテイーの外の列はモソス・デスクアドラの管轄内。
内側はグアルディア・シヴィルが担当するべきだという声もある。
空港の管理担当局と労働者、スペイン政府とカタルーニャ州政府、グアルディア・シヴィルとモソス・デスクアドラ。
空港のセキュリティーをめぐるストライキは、実は結構ややこしい。