カタルーニャ州の一方的な独立宣言から早1年。来年初頭にも当時の指導者や責任者たちの公判が始まる予定だ。彼らは反乱・横領・不服従などの罪に問われている。
独立派賛成派で占められる現在のカタルーニャ州政府内では亀裂が生じ、至る所で足並みがそろい切らない。いささか秩序に欠け、強引な態度だった1年前の決断・団結とは程遠いものだ。
そうした中での公判。有罪の判決が下された場合、州政府がどのような反応を示すのかが注目される。
ところで、現在ベルギーに亡命中の前カタルーニャ州首相カルレス・プッチダモン氏は、カタルーニャ独立に向けた「カタルーニャ中央銀行」の設立のための資金融資を、中国政府に求めていたようだ。
融資に対し中国政府は、「その資金は一方的な独立宣言に使われるものなのか」に対する回答と、「カタルーニャ中央銀行設立のプロセスについての情報」を求めたという。
ギリシャや東欧・南欧を中心に広がる魅力的な中国マネー。EUで中国投資への懸念が高まるものの、こちらでもEU諸国の足並みがそろわず、中国投資への規制が難しいのが現状だ。
独立賛成のカタルーニャ市民にとって、中国マネーがどのように映るのかは知らないが…
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