2016-09-27

コロンブスが危ない!

現在のカタルーニャ州議会の中で、過激なスタイルでカタルーニャ独立運動を支持する“極左党CUP”。

この程彼らからこんな提案が出された。「バルセロナのコロンブスの塔の除去」

展望台からはモンジュイックの丘から港まで、パノラマに広がる素晴らしいバルセロナの町が目に入る。塔の下には新大陸の発見に関わったさまざまな像も飾られ、バルセロナ市の観光バスのルートにも入る観光名所だ。

しかしながら、アメリカ大陸の征服を称えるようなシンボルは除去するべきだと彼らは考える。

またコロンブスの新大陸発見を記念する【イスパニアの日】10月12日は、スペインでは祝日だが、こちらも平日にすべきと主張。

とにかく可能性としては全くもって低すぎるが、バルセロナのガイドブックから観光名所が1つなくなり、祝日が1日減る日がくるかも知れない。コロンブスの卵にならなければよいのだか……




2016-09-20

出会いが少ない値下がりした食品

2週間前に買ったキャベツがまだ冷蔵庫に残っている。これ以上保存するのは危険だろうか?

とりあえず今日は餃子にしてみた。

エンパナディージャの生地を使うと、皮がちょっとパンぽくていける!


近年スペインでは家庭から出る残飯や期限切れの食料の問題が注目されている。まさに、捨てられる食品の50%が家庭から出ているのだそうだ。

フランスではスーパーから出る賞味期間が切れた食品の廃棄を禁止した法律ができたようだが、スペインのスーパーから処分される食品のパーセンテージは全体の僅か1%にも満たないのだとか。

こんな状況を背景に近年になってようやくスペインでも賞味期限が近くなってきた食品を通常より安く販売するようになった。

スペインは見栄っ張りなのか何なのか。日本のスーパーで値下がりシールが貼られた食品を見て育った私からは、正直「いまごろ」という感じ。

それでもそんなシールに出会う機会はまだまだ少ないのが現状だ。















2016-09-03

政治空白を続行する議員たち

政治空白が続くスペイン。昨日行われた2回目の首相指名投票でも過半数が得られなかったため、現在の臨時政府であるマリアノ・ラホイ首相率いるポプラル党政権は樹立しなかった。

全く進展がない。同じことを繰り返すのが好きな国だ。スペインの政界は残念過ぎる。

どこの党とは言わないが……、

どこにそんな根拠があるのか疑いたくなるぐらい、いつも上から目線の議員たち。

同じ党からは恥ずかしいぐらいの数の汚職議員が出ているにも拘わらず、マフィアのように仲間を擁護する議員たち。

公約など全く無視なのに、何故か国民からは支持される不思議な議員たち。(ここまで来ると議員の悪さより、彼らを支持する国民の酷さに呆れてしまうが……)

党内での意見が割れる中、全くまとめができないリーダーに率いられ、幼稚園児でも答えられそうな質問にもはっきり返答することさえできず、的外れの回答が目立つ議員たち。

他党からはことごとく嫌われ、政界に登場してからのアーギュメントの内容が殆ど同じで、刺激も魅力も完全に失ってしまった議員たち。

演説では怒りや不満、文句しか伝わってこない議員たち。

政治家より営業マンとしての方がよっぽど成功しているだろうと思われる、野心が見え見えの議員たち。

スペインの政治を担おうとしている議員たちの殆どが、私にはこう見える。