2020-06-26

古いマリオカートも乙なもの…だろう

今日、ヤフーニュースを見ていたら、日本では『Nintendo Switch』の生産が夏ごろ正常化するとのこと。

自宅待機で需要が増えたのは日本もスペインも同じ。警戒事態宣言が発令されるや否や、どこを探しても『SOLD OUT』になっていたことを思い出す。(我が家でも購入を一時検討しました)


Nintendoといえば、私の中では『マリオカート』。子どもが小さい頃、よく相手をしたものだ。とは言え、毎回ボロボロボロボロ負け😰。容赦してあげるなんてまだ知らない奴は、ドラマチックでしかも屈辱的な結末を用意してくれたものだ。

しかし、私にとってもうこれは人生ゲームや神経衰弱などで子どもにおまけしてあげる的な余裕などまったくなく、運転免許すら持っていない子どもを相手に『勝ちたい』気持ち全開の真剣勝負だった。



そんな思い出深い『マリオカート』を久しぶりに見る機会があった。それは、今週月曜日に放送された『テレビ千鳥』。

千鳥のお二人がSwitchで『マリオカート』を遊ぶというものだ。

たまらなく面白く、そして懐かしい。

なにやら、Switchのマリオカートには『ハンドルアシスト』というコースアウト防止機能が付いているようだ。

“当時もこんなものが付いていればなぁ…”、なんて思いながら、私の中で眠っていたテレビゲーム愛が再熱した。

とは言え、Switchを購入するお金があれば、あれも買えるこれも買えると考えてしまう貧乏性な私。悲しいかな、子どもも大人だし、Switchを購入しても私などとは遊んでくれないだろう。

しかも、そのような新しいものが家にやってきたら、リビングにいまだに飾られているWiiに申し訳ないという気持ちもある。実は、そのWii、息子のせいで現在使用不可という状態に…

(理由:Wiiのリモコンが息子の友人宅に置き忘れられたままになっている。持ち主(息子)にさえ気づかれず今日に至る(10年以上?)。よって、我が家には虚しさを隠せきれないヌンチャクがあるだけ)

そんな折、シンクロニシティ的なタイミングでこんなものが子ども部屋から発見された!



『Nintendo Game Cube』!!! こんな年代物、知らない人の方が多いかもしれない。

『マリオカート』はもちろん、『マリオ・スーパースター・ベースボール』や息子がはまりまくったサッカーゲーム『スーパーマリオ・ストライカーズ』など、ゲームもたくさん残っている。


今日は警戒事態宣言が解除されから初めての週末ということもあって、各地で何キロにも及ぶ交通渋滞が報告されている。

そんな人を横目に、私は久しぶりに会うこのゲームたちと充実した週末を過ごすだろう。



2020-06-25

キャッシュレス時代にソレ?

3カ月余り続いた警戒事態宣言も解除され、今週から『新しい日常』へと移行したスペイン。

だが、解除から数日も経たないうちに、規模は小さいものの各地でコロナ感染の再拡大が確認され、地域によってはフェーズ2に後戻りしたところもある。




こまめな手洗いをはじめ、マスク着用やソーシャルディスタンスの確保など、新型コロナによって取り入れられた新たな習慣。

それに加え、テレワークやリモート授業など、人との接触にも変化が生じ、『現金に触れたくない』を理由としたキャッシュレス派も増えたようだ。

このようにスペインでも、『With コロナ』という新しい環境を新常識と工夫で乗り越えている。

さて、今日の話は『物乞い』について。

スペインにはいろいろな種類の物乞いがいるが、よく駅やバスターミナルで『〇〇まで帰らなくてはならないが、お金がなく、少しでもいいので援助してもらえませんか?』と声をかけてくる物乞いがいる。

個人的に、このタイプの物乞いはもうすでに消滅したかと思っていたが…

健在でした。



大型スーパーを出たところで、手を振りながら車に近づいてきたひとりのおばさん。

道でも聞かれるのかなっと思い窓を開けると、「変なものではありません。怖がらないで」と話しはじめた。

私:“うそっ!このパターン!”

話は回りくどく、いつになっても結論にたどり着かないもようだったので、「結局、何が必要ですか?」と聞くと、

おばさん:「今、父が入院していて〇〇まで帰らなければなりません。10ユーロあれば切符が買えるのですが、少しでも手伝ってもらえない?」

“あ~、まだいたの。この手の物乞い!”

私は、「申し訳ありませんが、現金を持ち合わせていないので」と言って、立ち去った。

事実、その時の所持金は1ユーロと50セント。



もし、この話をキャッシュ全盛期を生きてきた母が聞いたら、『みっともない!』と一言ありそうだ。

しかし、以前からキャッシュレス傾向にあった私は、コロナの影響で一層キャッシュレス派になってしまい、今では長財布の出番さえない。(手荷物も軽くて少なく、快適そのもの←これって、女子力が0に近づいてるってこと?😱)

持ち歩くのは小銭だけで、スーパーのカートに必要な分のみ。ちなみに、もしも使えない場合を想定して、数枚持って行くことが多い。

キャッシュレス化が進むこのご時世、物乞いも新たなアイデアが必要になりそうだ。



2020-06-15

母の敗北

我が家の修理&DIYはすべて私が担当。

家具の組み立て・取り付けから、配管やコンセントの修理まで、コツコツとひとりでする。専門ではないのでときには半日、いやそれ以上時間がかかることもあるが、それでも家族の協力なしの基本ひとり作業。

アイデアを駆使したお粗末な修理に終わることもあれば、ありがたいYoutube のチュートリアル動画で『もう、プロいらんやん!』レベルの仕上がりになることもある。



そんな我が家には、もう数カ月前から放ったらかしになっている子ども部屋の照明器具があって、病気の回復も順調なので取り付けることにした。

今回は念のために家族に『これから照明取り付けま~す』と宣言したら、わりと暇そうにしてた息子が『手伝う』と即答してくれた。

私が作業、彼は『あれ取って!それ取って!』の手伝いと見守り?役。

それでは、はしごに上ってまずは今ある照明の取り外しから。

ところが、何としたことか!ねじが外せない。今、目の前にある照明器具を取り付けたのも私。それならば、なぜ外せない?

ドライバーが回せないというか、持っていられないほど右手が弱っているのか?

はしごの最上段で(背が低いので、最上段でもちょっと背伸び気味)奮闘していると、見るに見かねた息子が『交代しよっ』と言ってくれた。(私的には交代したくなかったけど…)

しかし、問題はココから!

彼は私に似ず、頭に『ど』が5個ぐらいつくほどの不器用さん。小さい頃は真逆だったが、それがいつ頃からか…。まあ、昔の器用さはほかの分野に反映されていると思うので、それほど残念なことでもないが…。

話はそれたが、まず、彼が最初に放った質問は、驚くなかれ、『ドライバーどっちに回したらいいの?』だった。



ねじを取ってもらった後は、私が電線、本体を外した。

さて、次は電気ドリルを使って天井に穴をあける工程だ。

“ドライバーさえ十分に扱えない今の母には、電気ドリルは危険すぎる…”

と思ったのかどうかは知らないが、『次はコレやな!』とやる気満々気味の息子が電気ドリルを見ながら言った。

私は母として子どものやる気を尊重すべきで、『えっ、怖っ!』なんて間違っても言えず、使い方を説明することに。

最初はドリルの音にビビっていた様子だったが、さすがに力があるというか、背が高いメリットがあるというか、あっという間に3つ穴を開けてくれた。

もうここまでくれば、私が下から指示した方が早いだろうということで、照明器具に電線を通し、幸いにも電線は切ったりしなくてもそのまま使える状態だったので所定の場所につなげてもらった。

息子は、『あー、手が疲れすぎ~』『もう、絶対やれへんから!』
私は、『それとちゃう!あー、何で分かれへんの!』『もう、私がするわ!』

なんて仲良く?話しながら、最終的にカバーを付けてでき上り。やれやれ😅


今回は片付けまで手伝ってくれた息子。ちらっと見せた彼のドヤ顔に、母は敗北を感じたのでした。



2020-06-14

世間から置いてけぼりを食らう私はフェーズ0

新型コロナによる規制緩和もずいぶんと進み、フェーズ0からはじまった緩和対策は今ではフェーズ3に入った地域がほとんどだ。ガリシア地方は明日から警戒事態宣言が解除されるほど。

EU諸国との国境の正常化についても、スペインは当初ポルトガル同様7月1日としていたが、EC(欧州委員会)からの強い要望もあり、21日に訂正された。いよいよ、経済復興のための往来が加速する。

それに先立ち、明日15日、バレアレス諸島では1万人程度のドイツ人観光客を試験的な試みとして受け入れるそうだ。

このような一連の緩和対策に、スペインの外出を誘うようなすばらしい天候、また規制生活でたまったストレスの反動も相まって、羽目を外しまくりルールを無視する人もしばしば見かけられる中、人々は大いに外出を楽しみ、新しい日常への移行を切望しているようだ。

しかし、世間が活気をとり戻りしつつあるかたわら、もともとインドア派の私は相変わらずフェーズ0を楽しんでいる。

つまり、移動範囲や距離は増えたものの、ウォーキングと大型スーパーでの買い物以外はほぼ外出しない、今のところしたくない。

友人と会いたいならビデオ通話、大型スーパーでも買えないものはネットショッピング。

バルやカフェなど感染対策をとっているとはいえ、まだ分からぬリスクがあるのなら、私の中では渇望するに値するものでもない。

ドライブ好きの私が唯一楽しみにしていたのが、県や州を超えて移動が可能になる日。

とは言え、今はバルなども利用したくないぐらい神経質になっているのなら、『じゃあ、ドライブ中のトイレはどうすんねん!』ということで、我慢できる範囲にするか、自分的に納得のいく万全の準備を整えるか…。

それならいっそ、行かない選択も全然あり!ということで、私はやっぱりフェーズ0状態にどっぷりつかっている。




病気後まだ休職中でもあり、たぶん今年の夏は旅行にも行かない・行けないだろう。

でも今は、太陽の差し込むテラスでまったくのんびり、毎日がバカンス状態に等しい生活を送くっている。