5月の末に地方選挙を控えたスペイン。地方選に向け各党が今候補者選択に力を注いでいる。
テレビでは各党が、他党の悪口や現実味のない政策を披露し、有権者に訴えかけるのだが、誰も彼もが同じように見えるのは私がスペインに於いて有権者でないからだろうか。
これまで何度かブログで紹介した、新鮮さが売り物だった立党1年の《ポデモス党》も、先月ポデモス党ナンバー3の税金問題がスクープされた。しかし、このスクープで支持率が減ったというわけでもない。現在のところポプラル党に次ぐ第2政党としての位置をキープしている。
先日、スペイン2大政党《ポプラル党》と《スペイン社会労働党=PSOE党》、それに加え、今では《ポプラル党》を脅かし《PSOE党》を抜く政党となった急成長の《ポデモス党》が、各党の政策を披露する番組が放送されていた。
番組は途中から見たので、一体誰が?代表として抜擢された各党の人間を選んだのかは知らないが、《ポプラル党》以外の代表者らはテレビに不慣れなのか何なのか(一人はよくテレビに出ているくせに)、緊張しまくってぎこちなく、チャンスを逃してしまったように見えた。
《ポプラル党》はと言うと、納得いくいかないは別問題として、大変上手に党の政策を披露したのであった。他者2人があまりにも素人のようにあがってしまっていたので、まるでうまく言い込める《詐欺師》のようにも映った。
多くのスペイン人と同じように税金を納め、多くのスペイン人と同じように法律に従う私は、教育、医療システム、労働条件、年金等々の実生活に対して何一つ発言力がない。私は将来を政党にではなく、スペイン国民に託さなくてはならないのだ。
頼むよ~、スペイン人!
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