2016-05-29

カレー味のすき焼き‼

昨晩はPK戦で終了するという、体に悪すぎるチャンピオンズリーグ決勝戦だった。

どちらのファンでもないが、どちらかと言うと若干“弱い者の味方”的な感じでアトレティコを応援していたから、尚更体に悪い。PKに持ち込まれたときは、もうテレビの画面など見れないほどだった。

兎も角試合は終わり、晴天の今日を迎えた。

今日は朝から、大学の最終テスト真っ只中の息子を図書館まで送って行き、お昼は彼の好きなカレーでも作ろうと、先日You tubeで見た≪探偵ナイトスクープ≫のカレーの隠し味やらを入れことに決めた。

隠し味とは砂糖のこと。何やらすごく美味しくなるらしい。ナイトスクープの探偵さんも動画では「あっ、うまい‼」、「うまいは、これ‼」の連発だったような気がする。

早速、砂糖を入れて作ってみたところ……

結果はこのブログのタイトルになりました。

カレー味のすき焼き

お豆腐やしらたきなども欲しくなるほど。

運よく息子は外で食べると電話をしてきたので、残ったカレーは冷凍にして少しずつ食べることに……


2016-05-28

本日のUEFAチャンピオンズリーグ戦と気の利きすぎたTシャツの話

数日前からスペインは、今日ミラノで行われるUEFAチャンピオンズリーグの話題で持ちきりだ。

レアル・マドリッド対アトレティコ・デ・マドリッドの決勝戦。スペインからファンが続々とミラノに駆けつけている。

リーグ優勝や先週行われたスペイン国王杯とは異なる盛り上がりようだ。

最多優勝のレアルが11回目のカップを勝ち取るのか、それともアトレティコのチャンピオンズリーグ初優勝となるのか。

2年前にリスボンでも同じ光景があった。延長戦であの時はレアルが優勝している。

あと数時間後。さてどうなることでしょうか?アトレティコのチャンピオンズリーグプロモーションビデオをお楽しみください。




話は変わるが、アトレティコ・デ・マドリッドと聞けば思い出すことがある。2012年のUEFAヨーロッパリーグだ。

2012年≪UEFAヨーロッパリーグ≫ではアトレティコ・デ・マドリッドとアスレティック・クルブ・ビルバオが決勝戦で戦った。結果は3対0でアトレティコが勝ったのだが……話はアトレティコについてではなく、この大会に於いて起こった気の利き過ぎて、ちょっと困った話。

実は家の息子は当時アスレティック・クルブ・ビルバオのファンだった。

この大会でアスレティック・クルブ・ビルバオはあのマンチェスター・ユナイテッドFCと戦っている。それも準々決勝前のラウンド16で。

これはアスレティック・クルブ・ビルバオファンの息子にとっては重大ニュース。勝つ勝たないは兎も角、ユナイテッドFCと対戦すること事態が重大、そして記念すべきことだったのだ。

そしてそれはアスレティック・クルブ・ビルバオにとっても同じようだったようだ。

なんとユナイテッドFC戦のためのTシャツが公式ページで販売された。

息子も当然のことながら購入を希望。

しかし販売されていることに気が付いたのは試合が既に終わっていた時点。

でもサイトではまだ販売されていたので購入。

数日後家に着いたのは、≪UEFAヨーロッパリーグ≫のTシャツだった。


ご丁寧に、“きっともう終わってしまったTシャツなどいらないだろう”との計らいをされ、値段の高いこちらのTシャツをわざわざ追加料金もなく送ってくださったのだろうが、息子の欲しかったのはこれではなく、アスレティックとユナイテッドFCのネーム入り。

いまでもあのTシャツは希少価値は凄くあると思っている。









2016-05-15

強そう?それともキモい?何このユニフォーム‼

スペインの第4リーグ“ラ・テルセーラ・ディヴィシオン”で活躍中の≪CULB DEPORTIVO PALENCIA≫が、先日来シーズンのユニフォームを紹介した。今、スペインはもとより世界中で話題を呼んでいる。




スペインサッカー界の変なユニフォームはこれだけではなかった‼ 
“ラ・セグンダ・ディヴィシオンB”に属するサラマンカの≪CD GUIJUELO≫が現在このようなユニフォームで試合に挑んでいる。


ユニフォーム全体にプリントされているのは、霜降り具合の丁度良い生ハム。


そしてこちらも現在“ラ・セグンダ・ディヴィシオンB”の≪RECREATIVO DE HUELVA≫。
シーズン 2012-2013のユニフォームはこのようなお茶目なものだった。



それ以前にもユニフォームのお尻の部分に大きくイチゴがプリントされたのを着用していたのも同チームだったような気がする。

またあの≪ATHLETIC DE BILBAO≫も長い歴史の中でこのようなユニフォームが存在した。
 

2004年度のシーズンに使用されていたものだ。さすがに巷では“ケチャップ”と呼ばれていたらしい。

最後に、2014年≪CULTURAL LEONESA≫がシーズン前の試合で数回使用したユニフォーム。

反響が大きすぎて公式ページの容量を拡大しなくてはならなかったそうだ。



2016-05-10

あるスペインボランティアの願い

シリアやアフガニスタンなどからの深刻な難民問題に於いて、根本的な解決の糸口も見つからない、或いは見つけようとしないまま、ヨーロッパはどうにかギリシャやトルコで難民を食い止めるための臨時的な対応に苦戦しているようだ。





そんな中、今日はこんなニュースが飛び込んできた。

オスマン君は、マケドニア国境近くにあるギリシャ・インドメニ村難民キャンプにいる7歳の少年。彼はアフガニスタンから家族と一緒にやって来た。脳性麻痺を患っている。

先月上記の動画がニュースで放送された。難民キャンプでは彼が必要とする医療手当などあるはずがない。状態は悪化するのみ。12キロあった体重も7キロになってしまった。

実はギリシャのインドメニやレスボス島にはスペインから多くの消防ボランティア団体が応援に参加している。オスマン君の姿を見たボランティア団体は是が非でもスペインで適切な治療が受けられるようにと行動に出たのだ。

またこのニュースが放送された翌日(ニュースは4月の下旬に放送された)、アリカンテ県にあるエルチェ市長から少年を受け入れる準備があるという申し出もあったようだ。

最終的に、今夜彼を乗せた飛行機がアテネからマドリッドにやって来る。その後救急車でバレンシアの病院で治療を受けることになるそうだ。

しかしながら消防ボランティア団体の一人はこう言う。

「オスマン君の家族も私たちボランティアもとても緊張しています。そして希望と期待で一杯です。彼がマドリッドに着けば私たちの任務は完了したことになります。しかし私たちにはインドメニ村に多くのオスマン君が今もたくさんいます。私たちの仕事はこれで終わったのではありません。」

 




2016-05-04

宿題に託されたSOS

先日アンダルシアのある村でDV被害者が保護された。

彼女は数年前から殆ど軟禁状態にあったようだ。一人での外出は禁止されていたようで、買い物、医者は必ず夫が付き添い。インターネットや携帯電話も利用できない状態だったらしい。心理的な追い込みに加え、身体的な暴力もあったようだ。

そんな彼女はある日こんな行動をとった。

8歳の子どもの宿題にSOSのメッセージを忍ばせたのだ。

「宿題を先生に渡してね。先生が隅から隅までしっかり見るように。これはとっても重要なことなのよ」と付け加えた。彼女にとって唯一残された外界との接点だったのだ。

このメッセージに気付いた担任の女性教師は学校や警察などに協力を求め、この夫婦を学校に呼び出した。そして被害者は無事に保護されたのだ。

毎年DV撲滅キャンペーンなどが繰り広げられるのだが、残念なニュースが後を絶たない。昨年2015年アンダルシアでは2100名のDV被害者が保護され、更には3300名の心理的サポートも行われた。