彼女は数年前から殆ど軟禁状態にあったようだ。一人での外出は禁止されていたようで、買い物、医者は必ず夫が付き添い。インターネットや携帯電話も利用できない状態だったらしい。心理的な追い込みに加え、身体的な暴力もあったようだ。
そんな彼女はある日こんな行動をとった。
8歳の子どもの宿題にSOSのメッセージを忍ばせたのだ。
「宿題を先生に渡してね。先生が隅から隅までしっかり見るように。これはとっても重要なことなのよ」と付け加えた。彼女にとって唯一残された外界との接点だったのだ。
このメッセージに気付いた担任の女性教師は学校や警察などに協力を求め、この夫婦を学校に呼び出した。そして被害者は無事に保護されたのだ。
毎年DV撲滅キャンペーンなどが繰り広げられるのだが、残念なニュースが後を絶たない。昨年2015年アンダルシアでは2100名のDV被害者が保護され、更には3300名の心理的サポートも行われた。
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