2018-04-02

罪悪感が和らぐスペイン流粗大ゴミ放置


現在の家に住んで約20年ほどになるが、当時からまったく不便極まりないものひとつある。

それはキッチンの吊り戸棚。

こちらに引っ越した際、引っ越し屋さんのひとりが設置してくれたのだが、彼の身長はなんと2メーターほど。

「高すぎるかな~?」と私の身長を見てちょっと鼻で笑いながら(←こんなことはしっかり覚えてます!)「ここでいいですか?」と聞かれた。
高い!と思ったが、引っ越しの忙しさから「ハイ、それでいいですよ。お願いします」と即答してしまった私。

それから不便なまま20年近く過ぎるとは、誰が思っただろうか。

踏み台を使わずに利用できるスペースは下段の最上列だけ。それならなぜそんなに長く放っておいたのかということになるが…

時間があれば少し下に付け替えようと思っていたので、とりあえずその戸棚には使わないキッチン用品をことごとく収納してしまったことが放置した最大の理由だといえるだろう。

しかし20年も経つと食器も増え、戸棚にしまっておいた数々のキッチン用品も不用品と化してくる。

そこでついに昨日設置し直しました。それも新しい戸棚に。


新しい戸棚は真っ白のタイプで、キッチンが明るく見える。2個並べて設置したが、ずれもなくバッチリだ!

もともと私はイケアなどの家具の組み立てが大~好き。一人で黙々と組み立て、完成したときの達成感と"私凄い!"感を味わい大満足するタイプの人間だ。

組み立てはいたって簡単だった。しかし電気ドリルの登場となる設置には神経を使った。

もう何度も穴を開けてきたが、今でも電気ドリルを使うのは怖い。実際に穴をあけ終わりドリルを片付けるときでさえ手が微妙に震えている。

設置後、古い吊り戸棚をどう処分するか考えた。

通常粗大ゴミは、市役所に電話をして取りに来てもらうことになる。

しかし昨日は日曜。

ということで、ここはスペイン流に路上にあるゴミコンテナの横に置かせてもらうことに決定。もちろん拾ってもらえることを願って。

まず私が戸棚の板とガラスをコンテナ横に置きに行った。
続いて家族の力を借りて戸棚を捨てに…。

ここで大発見!なんと、先ほど捨てた板とガラスがもうすでにない!誰かに引き取られたのだ。

我が家からコンテナまで100メートルほどの距離だろうか。私が最初のゴミを置いて家に帰る→2つ目のゴミを運ぶ、このわずか2~3分足らずの間の出来事。

これなら戸棚もすぐに新しい持ち主が見つかることだろう。

少々罪悪感のある粗大ゴミ放置ではあったが、これで少し心が安らいだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿