学校は夏休み、バイトもお休み。コロナ禍のなか、友人たちと出かけることも少なくなった息子は、今日から週末、週末の1食分だけ料理してくれると言い出した。
料理にまったく興味がない息子のこと、さぞかし暇なのだろうとちょっと心配になったが、キッチンから聞こえてくる音・声にそんな考えなど吹っ飛んでしまった。
今日のメニューはパエージャ。友人3名が作り方をリモートで指示してくれるそうで、さっそくキッチンは彼らによって占領された。
キッチンに入れない私は、まったく気にしてないふりをして聞き耳を立てる。
料理好きの友人Aは、『Es importante ~(~することが大事)』というフレーズをよく使い、目分量で適当に料理を作ってきた私なぞよりはるかに丁寧で正確な作り方を伝授してくれている。
そして、友人B、Cが『家ではこうする』とか『こうした方が簡単』など、ときどき作り方に口をはさむ。
しばらくすると、キッチンから銃声が聞こえてきた。
実は、友人B、Cは自宅でゲームをしながら教えてくれていたようなのだ。
ちょっと自慢気に説明する友人A。その説明についていけず、何度も屁のような質問をする息子。ゲーム中の2人は時どき罵声を上げながら、器用に料理にも首を突っ込んでくる。
今、キッチンは息子がひとりいるとは思えないよど賑やかで騒々しい。
できあがったパエージャの味は…
初めてにしては上出来👏!おいしかった。
また食べたいと思うほどではなかったが、少なくとも私が初めて作ったものより、いや正直10年ほど前まで作っていたものよりもおいしかった…、ような気がする。
先日のDIYのように、また彼に敗北を感じる日もそう遠くなさそうだ。
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