2012-11-15

ゼネストとデモ

昨日14日行われたゼネスト。ポルトガル、ギリシャ、イタリアと共にスペインでも大規模なゼネストが実施された。

またゼネストと同時に、これもまたそれ以上に大規模なデモが繰り広げられた。

ゼネストは失敗に終わったとする見方もあるが、デモが成功だったと見る人はかなり多い。



今のところ政府は今までの政策を変える兆しは一つもない様だが、かと言って野党の支持率も芳しくないのが現実だ。国民の不満は一体どのような形で癒されるのだろうか。

友人の何人かは公務員。数年毎から給料は上がるどころか、数パーセントではあるが減給されている。ましてやボーナスも期待できない有様。
4年前から失業中の友人。50半ばになって2度目の失業に追い込まれた友人。体育の先生だった友人も、就職のため海外へ履歴書を送っている。去年生まれたばかりの赤ちゃんがいる友人も今月いっぱいで仕事がなくなる。

書き出すとブログがいっぱいになるほどだ…。

立ち退き問題に関しては、今日政府が臨時政策を出した。とは言え月曜日から始まった野党との会議では同意が得られなかった。

ある都市では、薬局が4日に1日しか開店しないという処置をとっている。これは自治体からの国民保険で援助される金額の支払い滞納に対する抗議である。

この先どうなることか。経済援助を要請するのか、しないのか。何時になるのか、ならないのか。

スペインが選んだEUと言う長いトンネルのむこうがまだ見えないなか、昨日スペインサッカーチームがパナマナショナルチームに勝ったことは、トンネルの中のライトが一つついた様なものなのか。





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