2012-11-09

STOP 立ち退き 

先日バスク地方である女性が、立ち退きが原因で自殺した。その前の日はとある銀行が、裁判所からの家の取り押さえ通知を貰った男性によって放火された。同じ原因での自殺者はもう何人になるだろうか。

今スペインでは、なんと一日500以上の立ち退き処置が実行されている。

言うまでもなく、不動産バブルの崩壊、バブルに便乗した銀行の杜撰なローンの付け、深刻過ぎるほどの失業問題などで、バブル全盛期に銀行で杜撰なローンを組み〔組まされたと言ったほうが良い場合もある!〕、その上この大不景気で仕事を失ってしまった人達がローンが払えつ゛、どんどんマイホームからの立ち退きを余儀なくされている。

政府はそんな立ち退き処置に対し重い腰をようやく上げた。ある弁護士団体からはこのような立ち退き処置は不法だとする声も上がっている。

国民の基本的な権利や消費者としての権利を守るためにも、新たな法的対策が一日も早く必要だ。

当然ながらこういった立ち退きドラマの影に、幼い子供たちもがたくさんいることも忘れてはならない。彼らの心理的ダメージが将来どの様に影響するか、児童心理学の専門家達は注意を呼びかけている。

次のビデオは、ある立ち退き現場の模様。道には立ち退きを迫られている家族を支援する
゛STOP DESAHUCIO 〔STOP 立ち退き〕゛と称するグループやカメラマンなどが警察に野次を飛ばしている。





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