2020-03-02

スペインの救急病院事情と新型コロナウイルス

通販でマスクを注文してから1週間以上。

そろそろクレームの電話でもと思っていた矢先、セーラーからのキャンセルがあったとメールが届いた。

えっ!今ごろ!

もう今なんか、ほかのどんなところ探しても売ってないやん!

まっ、そこまでしても感染するときは感染するものだし、街中でマスク姿の人を見ることもまだまだ少ない。

ましてや、マスク姿の、しかも東洋人が歩いていれば、どう思われることやら。

先日、息子が新型コロナウイルス感染に関しての持論を語ってくれた。

彼曰く、

「感染するなら早ければ早い方がいい。なぜなら、感染者がまだ少ないうちは、病院も手厚く扱ってくれるから」

なるほど…

日本政府の新型コロナウイルス基本対策でも、

軽症であれば原則として自宅で療養してもらい、重症化の恐れがある人の治療に注力するため医療機関の態勢を整備する

とある。



しかも、スペインの多くの病院では、医師・看護師の不足、医療器具の不足、ベッド不足などといった問題をかかえている。

インフルエンザなどにより救急患者が増える時期は、待合室はもちろん、病室、廊下にいたるまで患者でごった返す。

病室は200%以上の定員オーバー、廊下ではあるもののベッドに横になれる人はまだラッキーな方で、十分な処置がほどこされないこともよくあるようだ。

いまだに明確な薬が処方されているわけでもなく、たとえ隔離されたとしても、ひとり部屋を占領でき、医師団があれやこれやと治療に全力を注いでくれるのなら、普通のインフルエンザより新型コロナウイルスの方か待遇が良いということか。

(ちなみに、スペインのすべての病院が上記のような問題をかかえているわけではありません)








0 件のコメント:

コメントを投稿