2024-07-07

バカンスシーズンを告げる『サン・フェルミン祭』

ゴロンゴロンとカウベルが鳴り、群衆の走り出す音がする。それは次第に地響きとなり、叫び声、悲鳴、歓声が、音楽のない祭りのメインサウンドとなって、あるときは整然と、また多くの場合はカオス的な光景を繰り広げ、眠らない、眠れない1日の幕開けとなる。



今年も牛追い祭りとして有名な『サン・フェルミン祭』が始まった。『あ~、今年もバカンスシーズンがやって来た』と感じるお祭りだ。



世界的にも有名なこのお祭り。スペイン国内はもちろん海外からの参加者、観光客でパンプローナは人人人でごった返す。通常のパンプローナの人口が約20万人弱に対し、お祭りの期間は100万人以上にまで膨れ上がる。

今年は、一時期減った日本や韓国をはじめとしたアジアからの観光客が再び回復する見込みで、ホテル予約はほぼ100%、うち10%がアジア勢なのだそう。


サン・フェルミン祭のほか、7月は『天然シードル祭』『使途サンティアゴ祭』『Moros y Cristianos』などなど、バカンス気分を盛り上げてくれるお祭りがいっぱいです。

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