最近国外でも取り沙汰されている、スペインの現政権ポプラル党の汚職スキャンダル。
党の会計をしていたルイス・バルセナスが、党員に特別ボーナスと称する物をブラックマネーで渡していたとするもの。その詳細と見られる「メモ」がスペイン有力新聞に記載された。
毎月5,000~15,000ユ-ロ程の入った封筒がポプラル党の幹事や公職者に渡されていた。そのブラックマネーの多くは、建築業者からの賄賂金から出ているとされている。
スペイン有力新聞に記載されたバルセナス手書きのメモには、現首相マリアノ・ラホイの名前も見られる。それによると、彼は3か月或いは6か月に一度の割合で、年間25,200ユ-ロ程を11年間受け取っていたとされている。ポプラル党現事務総長のマリア・ドローレス・デ・コスぺダルも2008年に15,000ユ-ロを受け取っている。
当然のことながら首相はじめポプラル党は全面的に否定している。
野党からは首相辞任を求める声が上がっている。ポプラル党の事務所前などでも国民がやはり同じことを訴えている。
極めて優遇された地位にいる人間が手段を問わず私腹を肥やすと言うことは、今やスペインに於いては驚きの声さえ聞こえてこない。それほど近年になって汚職が蔓延してしまっていると言うことだ。
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