一度マドリッドに出て、夜の便でドバイ、そして日本へと向かう。トランジットの時間が長いためドバイ・コネクトと言うエミレーツのサービスを使ってドバイ観光もできるので、時間は掛かるがこれに決めた。
出発の朝、お昼に空港へ向かう前にちょっとした用事を済ませ家に帰ってくると、郵便受けに何やら郵便局からの通知が入っている。昨日の不在票の様だ。郵便配達人の手によって書かれた差出人は、乱筆過ぎて読めない。
何か緊急の手紙かもしれないと、まだ少し時間もあるので郵便局に行った。そして郵便局では、長蛇の列が私を待っていた。
時計を気にしながら、やっとの思いでもらった手紙は、なんと!カタルーニャから来た罰金。先月カタルーニャのある道でスピード違反をしてしまった様だ。もう銀行に行ってる暇もない。悔しいことに、今なら100ユーロの罰金が半額になる。悲しいかな、今からちょうど帰国予定日までに支払えば50ユーロになるのだ。
そんなこんなで、時間も無く、泣く泣く空港へ。
空港へ着くと、イベリアのカウンターで「オーバーブッキングがあったので他の便に代わってくれ」と言われる。それも1時間半ほど早く出る、出発時刻まであと40分という便に。
2、3カウンターを、これも2、3回振り回されて、やっとの思いで搭乗券を手に入れると、時間はもう出発時間まで僅か10分。
焦りまくる私の横で息子は妙に落ち着いている。彼は、「自分達が乗るまでは飛行機は飛ばない。そうなる前に自分たちを呼び出すアナウンスがあるはずだ。」と超スペイン人らしい時間に動揺されない性格を発揮した。
そして10分遅れて搭乗口に着いた私たちの前には、まだ搭乗すら始まっていないゲートの前に、文句も言わず会話に夢中になって列を作って待つ乗客たちがいた。如何にもスペイン!
20分ほど待たされた挙句、冷房の効いていない機内でまた20分。マドリッド着陸後もタラップが来ず、また待たされることに。
photo credit: <a href="http://www.flickr.com/photos/mgalar/4370685981/ ">M. Galar</a> via <a href="http://photopin.com">photopin</a> <a href= "http://creativecommons.org/licenses/by-nc-sa/2.0/">cc</a> |
カウンターでは、「まだこちらに着いていない」と言う。ベルトコンベアーの前でスーツケースを待つ乗客、私たちを含め6人程だった。一体、どのようにすればそんな少ないカバンを見失うのか??? それにこの手際の悪さは一体何なのか?
結局、スーツケースは発見され次第目的地まで送ると言うことで、私たちは機内持ち込み荷物だけで帰国することになった。
しかし、ハプニングはまだ私を待っているのだった。
続きは次のブログで……
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