2014-04-28

Es un Crack!

昨日のビジャレアルVSバルサ戦で、彼はそのオリジナリティー溢れるパフォーマンスを、僅か数秒の中に披露してくれた。
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彼とは、バルサのダニー・アルべス。

試合は、ビジャレアルが2点先制。後半2度のビジャレアルのオウンゴールでバルサは同点に、そして終了間地にメッシがダメ押しの1点を決め、バルサが勝利を収めた。

何ともバルサにとっては≪運の良い≫試合だった。

さて、注目のアルべスのパフォーマンスは2つ目のオウンゴール前に起こった。

コーナーキックの為、アルべスはコーナーへと向かう。キック前に誰かが彼に≪バナナ≫をグラウンドに放り投げたのだ。

彼は、コーナー付近に落ちていたその≪バナナ≫を、何とも自然に取り上げて食べた!

そして、何も無かった様にキック。


超自然に振る舞うアルべストとは対照的に、傍にいた副審の表情が何とも微妙だ。

もう11年もスペインで活躍しているダニー・アルべスは、様々な罵声を浴びて来た。特に≪サル≫や≪ゴリラ≫系の物が多い。一時期は彼自身「これは差別だ」と訴える時期もあったが、今ではもうすっかり罵声や何かを気にしない≪大人≫になったようだ。

このハイレベルのリアクションがそのいい証拠である。



2014-04-27

¡ Amunt Valencia !

先週、バレンシアに隣接する、ピネド、エル・サレールのビーチが閉鎖された。

バレンシア港に向かう貨物船の故障で、タールが流れだしビーチにまでたどり着いてしまったのだ。

バレンシアは最近、スペイン国王杯決勝戦開催地となり、相次いでイースターのバカンスで多くの観光客を招いている。

バレンシアの魅力の一つは、なんといってもその気候とビーチ。

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ピネドやエル・サレールは、何年か前にすっかり姿を変え、特にピネドはリゾートホテルこそ立ち並んでないものの、そのビーチは、そう遠くない昔を知る人の想像を超えるほどきれいに整備されている。

しかしながら、バレンシア港出入り口に当たるこの町は、実は数年前になるかと思うが、貨物船がビーチにまで乗り上がるという事故にも見舞われている。



エル・サレールは、昔からバレンシアの人たちに愛されているビーチの一つだ。リゾートアパートメントも立ち並び、パラドールや海に隣接するゴルフ場、海に沿う国道の反対側にはアルブフェラ湖を中心とした自然公園が広がる。
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幸いにもこの事故は、大した被害を招かなかったようだ。

しかしながら災難は引き続きバレンシアを襲う!

昨日、バレンシアから車で30ほどの町、遠浅のきれいな海が魅力のリゾート地、クジェラで山火事が起こったのだ。

その原因というのが、市がお祭りの為に打ち上げた花火が強い風の影響を受けて、山のほうに引火してしまったのだ。



サッカーに於いては、先週のUEFAヨーロッパリーグ準決勝戦、対セビージャ戦で2点をとられ決勝戦出場には大逆転を強いられたバレンシアF.C.

何とも悲しい春の始まりを迎えてしまったバレンシア。がんばれ!バレンシア。

¡ Amunt Valencia !





2014-04-18

スペイン人限定にしてほしい仕事 その2

前回と同じようなスペイン人以外の人が電話に出て、解決が難航したエピソ-ドをもう一つご紹介。

数年前、ある航空会社の航空券をネットで買った。

その日の中に、購入したチケットのスケジュール変更をメ-ルで連絡して来た。

スケジュールが変更されたのでは、購入する意味が無かったので、電話でキャンセルをした。

聞き辛い南米系スペイン語でのその時の返事は、「数日のうちに返金します。」とのことだったので数日間待ったが、返金はされなかった。

もう一度電話で事情を話すと、「もう返金済み」になっていると言う。

えっ!まだ返金されてませんけど!と電話の向こうにいる南米系女子に食い下がった。

すると、彼女は「銀行側のミスではありませんか?」、「時間がかかることがあるので1週間程待って下さい」と言ってきた。如何にもやる気のないふてぶてしい口調で。(そう聞こえたのは私の個人的感情からかどうかは分からないが…)

銀行に問い合わせたが、こちらもそんな返金は受けていないと言う。

イライラしながら1週間待った。

しかしながら、私の銀行口座には何の変化もない。

もう一度電話。

いつもながら南米系女子が受話器に出た。

爆発寸前状態で事態を説明する。

同じ答えが返って来る。「返金済み」と。

この時点で爆発!向こうも向こうで怒った口調で「返金済みになってるので、私にはどうしようもない」の一点張り。解決法を考えさえしない。

そしてまたやられた。勝手に電話を切りやがったのだ!

その航空会社は公にしている電話番号が1つしかない。また電話をかけても南米系が出れば爆発するので、どうにか他の部署の番号をやっとのことで入手した。

そこで対応してくれたのはスペイン女子。事情を説明する。

彼女は丁寧に、「申し訳ございませんがこちらは部署が違いますので、○○○○○に電話をお願いします」と当然の事を言われた。そして彼女は付け加えた「最近お客様の様なチケット購入部署の対応へのご不満の電話を沢山頂いています。」と。

この一件は、これまた、たまたまラッキーにも受話器をとってくれたスペイン人女子のお蔭で返金されたのだった。

なんと、今まで南米系の女子が一度として説明すらしなかった方法で解決したのだった。

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これはもう差別でも、何でもない!コールセンターで働く私に対応してきた数々の南米系の人の共通点は≪聞き辛い、聞き辛過ぎる≫、≪説明が不十分≫、≪解決を探さない≫。

そして一番腹が立つのは、≪私と同じくすぐキレる!≫










2014-04-16

スペイン人限定にしてほしい仕事

最近、≪スペイン人であることの特典≫というタイトルのブログを2つ程書いた。

前回のブログが、スペイン人という条件が必須の仕事のオファーの話だった。

それを書いていた時は、ハッキリ言って、「ちょっとやり過ぎでは…」と思っていたが、どうもある仕事については個人的にどうしてもスペイン人にしてほしいのがある。

かねがね思ってはいたが、今日ハッキリそう思った!

実は昨日電話会社から、3月の電話料金が払われていないとの連絡があった。南米系の男子から。

話をよく聞いていると、電話会社は何をどう間違えたのか、いつもの銀行にではなく、口座すら持っていない銀行に請求していたことが分かった。

この時点で、謝ることもなく、口座の変更手続きに入る。

会社側のミスがはっきりしているのに、何とも淡々と事を進めた挙句、「電話でVISAカードをお持ちであれば番号を仰って下されば滞納分が払えます。」と言って来た。

≪滞納分≫!?何で!ミスったのは会社の方なのに、その言い方、何?

腑に落ちない上に、聞きつ゛らい南米系スペイン語を聞いて、こちらもちょっとイライラしてたのもあって、「勝手に口座も持ってない銀行に請求するようでは信用できませんから、その方法では払いません」と言ってやった。

「それでは、電話会社のHPのお客様エリアから行えますので、そちらからお願いします」と言われた。

早速HPに入って、払おうと思ったら、今度はHP側のエラーが出てアクセスさえ出来ない。

もうイライラを超え、電話をかけた。この電話会社のお客様サービス用電話は無料ではないのだ。しかしながら、怒っている時はそんなことあんまり考えない私なので、電話した。

受話器の向こうには、またもや南米系女子!

あ~、聞きつ゛らい!

状況を説明したら、「こちらからサポートしますので、最初からユーザーネーム、パスワの入力をお願いします」と言われ、2、3回したが同じ、エラーの表示。

も~、何やねんこれ!

「そちらのミスで違う銀行に請求したらしく、先ほど新たにいつもの口座を伝えたので、そちらにもう一度請求してくれませんか?」と聞いてみた。

すると、「では、そちらの部署に電話をつなげますから、しばらくお待ちください」と、この20分程の会話でも一度も謝罪の言葉が無い。その上、そんな簡単な解決法があったのなら、何故最初から言わない!

つながった部署の女子も南米系。

そいつにはもう事情を説明しなかったが、「2、3日で銀行の方に請求がいくと思いますから、電話代が払える残高があるようにしといて下さい」と、あたかも私のミスであったかのような口調。

あ~、腹立つ!!!

なぜ、電話に出る南米系のスペイン語にいつもイラつかされるのか。

そしてまた今日、今度は手紙が届いた。手紙には○月○日までに支払わなければ、電話を切るとまで書いてある。

もう爆発!すぐに電話をした。有料の。

電話に出たのは、またもや南米系男子。

爆発しまくって事情を説明。その中には、前日会話をした3人の誰一人として謝罪の言葉が無かったことまで付け加えてやった。そりゃー、会社のミスで、電話に出る社員には責任が無いかもしれないが、そんなミスをする会社に雇われてるのなら、それなりの覚悟で勤めろ!と言ってやりたくもなった。

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「この電話の会話はセキュリティーの為に録音しているらしいが、これを聞いてサービスの悪さに気が付きてほしいものだ」とまで言ってやった。

そしたらそいつ、「請求がいまどうなっているのか他の部署につなぎますので、電話を切らないでそのままお待ちください」と言い、待つこと5分程。そいつ電話を切りやがった!

なんやねん、この最低サ―ビス。

すぐさま、こちらも苦情電話の応酬。

次に電話に出たのは、スペイン人女子。あ~、これを待っててん。分かりやすいスペイン語。うれし~。

彼女に事情を説明すると、彼女の第一声は、「申し訳ございませんでした」だった。

なぜ、もっとスペイン人をコールセンターで雇わないの!

たったの10分程度で、この非常に不愉快な出来事は解決した。彼らの言う≪滞納分≫は、彼女のお蔭でその時払えた。

これまで南米系4人が、あれやこれや言ったのは一体何だったのか。こんなに簡単に解決するやん!

思わず、「これまであなたの同僚の4人の人と話をしたけど、ホントにあなたの様な人ばっかりやと良いのにね~」と心からの叫びが声になって出た。

と言うわけで、この種の仕事オファーの条件がスペイン人であるのなら、私納得します。

お願いします。電話の応対にはなるべくスペイン人を雇って下さい。

ちなみに、私にはペルー人、エクアドール人、コロンビア人、アルゼンチン人、ウルグアイ人の友達がいます。彼らとは一度も話していてイラついたことがありません。

誤解のない様に。

次回もこの手のお話をもう一つご紹介します。

2014-04-13

スペイン人であることの特典 その2

つい先日のブログで、あるNGOが慈善事業としての食料配給に制度を設け、配給を受けるにはスペイン人であるという証明書の提示が必要とされた。

そしてまた、トレドにあるユンコス(Yuncos)市でも、こういった≪スペイン人優遇≫制度、それも市役所が行ったのだ。

その内容とは……

ユンコス市役所ではこの程、合計100名の短期労働者を募集した。

応募条件には、資格も、経験も、何も要求されていない。ただスペイン人であることが唯一の条件なのだ。

人口の約20%が移民者であるこの市でも、市民の意見は賛否両論の様だ。

貴方はどう思いますか?


2014-04-11

ゴールキーパーの選択

チャンピオンリーグ、ヨーロッパリーグと、それぞれ準決勝へと望むチームが出揃った。

昨日のスペインチームとして準々決勝まで残っていた、バレンシア、セビージャの両チームは見事な逆転劇で勝ち抜いた。

今日は、両リーグとも準決勝対戦相手の組み合わせ抽選会が只今スイス、ニヨンで行われている最中だ。

両リーグともそれぞれスペインチームが2チーム残っている。

チャンピオンでは、レアル・マドリッド、アトレティコ・デマドリッド。ヨーロッパリーグではバレンシアとセビージャだ。

組み合わせの行方はどうなるか!実況ビデオを見ながらこのブログを書いているので、ホットなニュースがお伝えできると思う。

っと、ヨーロッパリーグは只今、セビージャVSバレンシア、ベンフィカVSユベントスと決定!

実は今日は、先日のドルトムント対レアルの試合について、特にゴールキーパー、イーケル・カシージャスについて、そしてワールドカップに於けるゴールキーパーについてブログを書こうと思っている。

まず、イーケル・カシージャス。彼はリーガ・エスパニョーラでは、既にディエゴ・ロペスにポジションを奪われてしまった。

彼はチャンピオン・リーグやスペイン国王杯のような、リーガ・エスパニョーラ以外の試合に起用されるのが常となってしまった今シ―ズンだ。

彼は来シーズンで起用されない様ならば、他チームへの移籍を考えている。

≪只今、チャンピオンリーグの組み合わせが決まった。レアル・マドリッドVSバイエルン、アトレティコVSチェルシー。こうなると決勝戦がスペインチーム同士の対戦となる可能性も出て来た

話しは戻って、そんなカシージャスではあるが、彼が久しぶりに試合に出ると、メディアは彼の活躍を大きく取り上げる。

先日の試合がその通りだった。先週行われたドルトムントとの試合で0対3と勝利を収め、準決勝進出確実と見られていたレアル・マドリッドではあったが、火曜日の試合では危うく延長戦になり兼ねない試合となった。

結果的には2点をとられたものの、準決勝進出を保持した。

その次の日のあるスポーツニュース番組が凄かった。

久しぶりのイーケル・カシージャスの登場をクローズアップしまくったのだ。

彼がゴールを守ったシーンが出ると、彼の手、動き等に、黄色ではあったが殆どゴールド的な色のマル印が付けられ、まるで神業でもしたかのような騒ぎ。

如何に彼がスペインを代表するゴールキーパーとして、未だにその存在感を大きく残していることが良く分かる。

話しは変わるが、この夏のワールドカップにはやはりゴールキーパーとして起用されるのだろうか?

デル・ボスケ監督ならやりかねないだろう。

しかしながら、イーケル・カシージャスが世界のカシージャスだった、彼の全盛期はもう既に過ぎてしまった。

近年スペインナショナルチ―ムに招集されるのは、彼の他に、バルサのバルデス、そして現在はイタリアのSSCナポリで活躍するレイナ選手。

バルサのバルデスは故障中で、ワールドカップには出られない。

ハッキリ言ってレイナ選手は、彼のその性格上招集されている可能性が高いと私は見ている。

チームのムードメーカ役、そして勝利すればすれで、勝利パレード等での彼の話術は、少しぐらい売れているお笑い芸人より数十倍も面白い。

ただ、彼のキーパーとしてのレベルに匹敵する、或いはそれ以上のスペイン人キーパーは数多くいる。

例えば、マンUで活躍する、デ・ヘア選手はどうだろうか?彼はまだ若く、これまでにもU-17やU-21では既に活躍している。

ちなみに、以前サッカーおたくだった息子のお勧め選手は、現在RCDエスパニョールのキーパー、キコ・カシージャ選手。如何にもサッカーおたくらしい。

今回のワールドカップは、世代交代や選手の故障、サッカー界のトップとしてのプレッシャーなど、様々な意味で以前よりグッと勝利へのハードルが高くなったように思える。


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2014-04-04

スペインのデパート事情

日本で育った私はスペインのデパート事情に、今も尚抵抗感がある。

スペインのデパートと言えば、≪El Corte Ingles≫。

至る所にある。これしかない!と言わんばかりの存在感。

唯一対抗できるのは、お店が沢山入ったショッピングセンター。

と言うわけで、≪ここしかない≫的なのをいいことに、店員の態度が悪い!全員が悪いのではないが、日本では信じられない態度の奴が多い。

接客態度の常識が違う!としか考えられない。

接客中、他の店員とのおしゃべりは当たり前。レジで人が支払いを待っているのに、他の客とペチャクチャ、それも購入する商品とは全く関係ない話で盛り上がっている。

それにあのお客様カウンター。彼らの言葉使いは、日本のそれとは雲泥の差。別に汚い言葉を使っている訳でもないのだが、はっきり言って心がまるでこもってない。笑顔が無い。苦情を聞くこともあるので、怒っているのか何なのか知らないが、苦情を言ってない人にも同じ態度。日本の丁寧なサービスを受けて来た日本人には物足りない。

最近はちょっとましになった様な気がするが……。

しかしながら、それはそれで逆によい効果を奏していると言う事に気が付いた。

と言うのも、接客態度が普通な店員に出会うと、すごく有り難く感じる。すごいサービスを受けたような気になってしまう。それでも、日本のサービスと比べると大したことではないのだが。

とスペインデパート界独占気味の≪El Corte Ingles≫に、対抗相手が現れた。あの≪Marks and Spencer≫が戻って来るのだ!何と13年ぶりに。

2001年にスペイン市場から手を引いた≪Marks and Spencer≫は、マドリッド、バルセロナにオープン予定だ。

業界の競争がサービス向上に繋がるだろうか?特に店員の質の向上に繋がるだろうか?

と期待する私はやっぱり日本人。

繋がるわけがない、スペイン人が雇われるのだから……。