粘りと、その何処から湧き出るのかわからない超人的体力によって、土曜日のチャンピオンズリーグは見事レアル・マドリッドが大会10度目の優勝を飾った。
殆ど勝負が確定してた最終間際に決めたラモス選手の同点ゴールは、それまでのレアルの選手に活を入れた様だった。
土曜日は朝から晩まで、夜中までその話題で持ち切りだった。
そして翌朝、欧州議会選挙が物静かに始まったのだ。
それでも、ニュースのトップはさすがサッカーの国、チャンピオンズリーグがメイン。
その上、モナコでのF1も重なって、欧州議会選挙は影薄きニュ―スの様にさえ見えた。
スペインでは、これまで続いてきた二大政党制を、つまりポプラル党とスペイン社会労働党の2党が順番で政治支配をしてきたことに反発する国民の声がこの選挙でどの様に反映されるかが見どころの一つだった。
結果はポプラル党が勝利したものの、前回の2009年度よりはるかに少ない議席を獲得。スペイン社会労働党も同じく、第二の勢力となったが議席数は激減。
それとは反対にミニ政党が議席数を上げた。
例えば、大学で政治学を教えるパブロ・イグレシアス教授率いる、政党として立ち上がってから僅か4ヶ月の≪PODEMOS≫党が、第3勢力≪イスキエルダ・ウニーダ≫に次いで、議席5を獲得した。
更に付け加えるなら、このポプラル党、スペイン社会労働党のスペイン二大政党は、スペイン欧州議席の49%にとどまり、前回の80%からはかけ離れた支持率となった。
しかしながら、これはスペインのこと。
他のヨーロッパ諸国がどの様な結果を出したのか?
お隣のフランスでは超保守派が大勝利を収めたらしい。
今回の欧州議会選挙は、如何に各国の焦点の置き方が違うかが浮き彫りになったかようだ。
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