多くの場合、経済的な理由からこの援助を受けることになるのだが、実はバレンシア市では市内にある3つの公立学校に対し、この援助を受け取る為に新たな条件を加わえた。
それは、市に対して借金が無い事。つまり、罰金や固定資産税などがきちんと支払われていることが条件の一つに加わった。
現在のところ52名の子供達が、この条件が満たされず《給食援助》を受けられない。
まず、罰金や税金を払っていないのは、払えないからと言う理由を考えると、そこまで経済的に追い込まれている家族がどのようにして給食費を払うことが出来るというのだろうか。そして、この52名の子供達の中には一日の食事が給食だけという子供もいるという。
まったく、援助とはバレンシア市にとって何なのだろうか!
その一方で、バレンシア市長リタ・バルベラ氏は、先日彼女の大変贅沢な、このクライシス時に不釣合いな程の公費の無駄使いを暴露されたばかりだ。公費は彼女の使用する高級ホテルや贅沢な食事に変身。完全に私費と公費の区別もつかない、《ボケたおばさん》としか言いようがない。
話は変わって、バレンシア市長と同じくポプラル党のアラゴン政府では、来年度の《給食援助》及び《教材援助》に800万ユーロを費やすことを発表。世帯収入順で、収入のない家族が最優先される。
この違いは一体何なのか!
バレンシアの52名の児童が来年度給食を食べれるか否かは、その家族が市に対しての借金を払えるか否か、そして期間は今日から一週間と迫られている。
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