昨日のカタルーニャ州議会選挙は、カタルーニャ独立を支持する政党連合がほぼ過半数に近い議席を確保した。
政党連合は、同じく独立路線の極左CUP党の議席を味方に付けることが出来れば、過半数を獲得し、現在のカタルーニャ州政府首相マス氏の続投と、独立への本格的な政策に乗り出すことを視野に入れている。
しかしながら、この独立賛成派で反資本主義、反緊縮財政、反ヨーロッパなどの姿勢を示すCUP党は、今回の選挙で、「汚職の疑惑のあるマス氏を首相として支持しない」と明言している。
今後、Junts per sí 政党連合とCUP党の間でどのような駆け引きが行われるのか、目が離せない状況だ。
ちなみにこのCUP党、10議席と数こそ少ないが、今回の選挙では議席を前回の3倍にも伸ばした注目の党なのだ。
2015-09-28
2015-09-26
カタルーニャを独立へと向かわせたある要因
いよいよ明日に迫った《カタルーニャ州会議選挙》。
カタルーニャ独立が問われることになるこの重要な選挙は、これまでに例を見ないほどの投票率が予想されている。
明日は朝からテレビ各局も特別番組を組み、カタルーニャの行方を放送する予定だ。
カタルーニャの独立志向は、今に始まったものではないが、この4年、ポプラル党がスペインの政権を握ってからというもの、その傾向は急激に強くなっていった様だ。
中央政府、ポプラル党の打ち出す政策は、出す度にある意味でカタルーニャの人々の気持ちを逆撫でするものではなかったのか。
政府に対する不満は、カタルーニャの場合、多くは独立を支持することで表現されたのかもしれない。つまり、現在、独立に賛成するカタルーニャ人の中には、そういった背景に後押しされたケースも少なくはないだろう。
例えば、先日バルセロナの守護聖人の祭り=《メルセ祭り》で披露された、大変大人気ない一幕がそれを語っている様だ。
カタルーニャ独立が問われることになるこの重要な選挙は、これまでに例を見ないほどの投票率が予想されている。
明日は朝からテレビ各局も特別番組を組み、カタルーニャの行方を放送する予定だ。
カタルーニャの独立志向は、今に始まったものではないが、この4年、ポプラル党がスペインの政権を握ってからというもの、その傾向は急激に強くなっていった様だ。
中央政府、ポプラル党の打ち出す政策は、出す度にある意味でカタルーニャの人々の気持ちを逆撫でするものではなかったのか。
政府に対する不満は、カタルーニャの場合、多くは独立を支持することで表現されたのかもしれない。つまり、現在、独立に賛成するカタルーニャ人の中には、そういった背景に後押しされたケースも少なくはないだろう。
例えば、先日バルセロナの守護聖人の祭り=《メルセ祭り》で披露された、大変大人気ない一幕がそれを語っている様だ。
2015-09-20
テレビに釘付け!! ユーロバスケット決勝戦
ちょうど12年前、今日戦う両チームは同じく決勝戦で顔を合わせている。残念ながら2003年度の勝者はリトアニア。
今回、その屈辱を晴らすことが出来るだろうか?
何かとナショナルチームの活躍には大いに参加するタイプのスペイン人達。今日の放送は記録的な視聴率になると予想されている。
2015-09-18
カタルーニャ州議会選挙を前に
カタルーニャ州の独立を左右する、カタルーニャ州議会選挙が来週の日曜日に迫った。
独立に関しては、政治家だけでなく各界の有名人も独自の意見を繰り広げている。
例えば、元バルサ監督のペップ・グラディオラやバルサのピケ選手などは独立賛成の姿勢を以前から公にしていることで有名だ。
また、昨日バスケットで活躍したカタルーニャ出身のパウ・ガソル選手は結束したスペインの一員であることに誇りを感じている。
独立は、スペインとカタルーニャを分離することだけでなく、カタルーニャに於いても大きな亀裂をもたらすかもしれない。
独立賛成派が過半数に迫る勢いを見せる昨今、独立にブレーキをかける動きがあちこちから起こっている。
例えば昨日欧州委員会からは、《カタルーニャが議会選挙の結果もし独立の道を選ぶのであれば、EUの一員とは見なされない》との発表があった。
それを受けてか、今日はスペインの主要銀行らが、《独立すれば、私達の支店はカタルーニャから立ち去ることを考えている》と表明。
銀行の中には、カタルーニャに本拠を置く銀行も含まれている。
独立がもたらすであろうプラス、マイナスの経済効果は、果たしてカタルーニャ人の心を動かすだろうか?
独立に関しては、政治家だけでなく各界の有名人も独自の意見を繰り広げている。
例えば、元バルサ監督のペップ・グラディオラやバルサのピケ選手などは独立賛成の姿勢を以前から公にしていることで有名だ。
また、昨日バスケットで活躍したカタルーニャ出身のパウ・ガソル選手は結束したスペインの一員であることに誇りを感じている。
独立は、スペインとカタルーニャを分離することだけでなく、カタルーニャに於いても大きな亀裂をもたらすかもしれない。
独立賛成派が過半数に迫る勢いを見せる昨今、独立にブレーキをかける動きがあちこちから起こっている。
例えば昨日欧州委員会からは、《カタルーニャが議会選挙の結果もし独立の道を選ぶのであれば、EUの一員とは見なされない》との発表があった。
それを受けてか、今日はスペインの主要銀行らが、《独立すれば、私達の支店はカタルーニャから立ち去ることを考えている》と表明。
銀行の中には、カタルーニャに本拠を置く銀行も含まれている。
独立がもたらすであろうプラス、マイナスの経済効果は、果たしてカタルーニャ人の心を動かすだろうか?
優勝に王手 スペインバスケット
昨夜はまるで決勝戦でも見ている様な白熱した試合展開となった《ユーロバスケット》準決勝戦。延長戦となったこの試合は、ピーク時には7百万人のスペイン人がテレビなどで観戦していたと推測される。
前大会優勝チーム・フランスと、2009年、2011年連続で金メダルを獲得したスペインとの対戦だった。
開催地の一つであるフランス、リールで行われたこの試合、27000人収容できるこのスタジアムは僅かな黄色と赤のコンビネーションに対し、ブルー、白、赤のコンビネーションが圧倒していた。
故障で出場できない選手が多数出た今回のスペインチームに対し、フランスチームはフランス・バスケット史上最強とも言われる程の今大会の本命チーム。
接戦ではありながらもリードを失わない強さを発揮するフランス。一時は10点差以上も離される事になる。
第4クォーター、終了間際にスペインは逆転するも、残り15秒でフランスが同点シュートが決まり、延長戦へ持ち込まれた。
延長戦では粘りのスペインに転じた。
シュートが決まる度に手が拳になり《よっしゃー!!》と条件反射の様に反応してしまう私。普段は全くそうでないのだが、試合の間はフランスがどれほど嫌いにだったことか。
ともあれ、驚異的な精神力とチームワークで、スペインはこの大会に王手をかけた。
昨日の試合で見せた様に、本来のスペインらしいさが出せるのならば、今日行われるセルビア対リトアニアのどちらが対戦相手になっても大丈夫だと確信している。
前大会優勝チーム・フランスと、2009年、2011年連続で金メダルを獲得したスペインとの対戦だった。
開催地の一つであるフランス、リールで行われたこの試合、27000人収容できるこのスタジアムは僅かな黄色と赤のコンビネーションに対し、ブルー、白、赤のコンビネーションが圧倒していた。
故障で出場できない選手が多数出た今回のスペインチームに対し、フランスチームはフランス・バスケット史上最強とも言われる程の今大会の本命チーム。
接戦ではありながらもリードを失わない強さを発揮するフランス。一時は10点差以上も離される事になる。
第4クォーター、終了間際にスペインは逆転するも、残り15秒でフランスが同点シュートが決まり、延長戦へ持ち込まれた。
延長戦では粘りのスペインに転じた。
シュートが決まる度に手が拳になり《よっしゃー!!》と条件反射の様に反応してしまう私。普段は全くそうでないのだが、試合の間はフランスがどれほど嫌いにだったことか。
ともあれ、驚異的な精神力とチームワークで、スペインはこの大会に王手をかけた。
昨日の試合で見せた様に、本来のスペインらしいさが出せるのならば、今日行われるセルビア対リトアニアのどちらが対戦相手になっても大丈夫だと確信している。
2015-09-17
ハンガリーからスペインへ あるシリア難民の場合
今週15日に、ハンガリーがクロアチアとの国境を閉鎖したこともあって、シリア、イラクなどからの難民問題は一刻も早い解決を待っている。
ヨーロッパでは各国の難民受け入れ姿勢がそれぞれ違う為、なかなか思うようにいかないのが実態だ。
どの国も、市や自治体単位ではもう既に受け入れ態勢が整い始めているにも拘らず、国単位でのEUに於ける解決策に合意が見られないので、足踏み状態なのだ。
そんな中、実は今日、あるシリア難民がマドリッドはヘタフェ市にやって来た。
それはこのビデオに映っている、ハンガリー難民キャンプで子供を抱いたまま足を引っ掛けられたオサマ氏だ。
このファミリーを救おうと動いたのが、ヘタフェにある《サッカー、フットサルコーチ養成公立学校》だ。実はこのオサマ氏はシリアでサッカーチームのコーチをしていたことがある。
彼とその2人の子供はこれからヘタフェで新たな生活を送ることになるのだ。
一人でも多くの難民が、多くの家族が救われる様に、多くのスペイン人が手を広げて待っている。例えば、私の友人もその一人だ。彼女はもう既にその手のミーテンィングに2度も参加している。何はともあれ、一日も早くというのが彼女の考え方だ。
ヨーロッパ以外の国々から難民受け入れの声が上がっている中、ヨーロッパは一致団結せずには解決に向けて進めない困難な立場を維持している。
ヨーロッパでは各国の難民受け入れ姿勢がそれぞれ違う為、なかなか思うようにいかないのが実態だ。
どの国も、市や自治体単位ではもう既に受け入れ態勢が整い始めているにも拘らず、国単位でのEUに於ける解決策に合意が見られないので、足踏み状態なのだ。
そんな中、実は今日、あるシリア難民がマドリッドはヘタフェ市にやって来た。
それはこのビデオに映っている、ハンガリー難民キャンプで子供を抱いたまま足を引っ掛けられたオサマ氏だ。
このファミリーを救おうと動いたのが、ヘタフェにある《サッカー、フットサルコーチ養成公立学校》だ。実はこのオサマ氏はシリアでサッカーチームのコーチをしていたことがある。
彼とその2人の子供はこれからヘタフェで新たな生活を送ることになるのだ。
一人でも多くの難民が、多くの家族が救われる様に、多くのスペイン人が手を広げて待っている。例えば、私の友人もその一人だ。彼女はもう既にその手のミーテンィングに2度も参加している。何はともあれ、一日も早くというのが彼女の考え方だ。
ヨーロッパ以外の国々から難民受け入れの声が上がっている中、ヨーロッパは一致団結せずには解決に向けて進めない困難な立場を維持している。
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