2024-11-28

満員電車の悲劇

 久しぶりに地下鉄に乗った。

ぎっちり詰まった車内では、背の小さい人間は地獄を見ることがある。


先日も車内で立っていたら、ある駅で大量の人が乗車してきて、顔も回せないほどの混みようとなった。

私の周りは女子ばっかりだったが、全員2人ほどのスペースが要るような人ばっかり。

圧!暑!


そして、私の真ん前にフード付きのジャケットを着た女子が背を向けて立った。

地獄はこのフードにある。


何が地獄って、そのフードには怪しげなファーが付いていたからだ。

何日も洗ってない犬ちゃんの毛のようで、毛質的にも色的にもどうしても受け付けられない。

しかも、ちょうど私の頬辺りに触れそうな距離。

顔を避けたいけれど、顔を動かそうものならどうしても触ってしまう。


なので……

顎を引き、首をできるだけ後ろにやって我慢していた。


しかし、悲劇は次の駅でやって来た。

前のファー女子が後ろに(私の方に)よろけのだ!


『さようなら、私の首努力』『こんにちは、怪しげなファー』


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