先日、スペイン内務大臣によって提案された≪市民の安全を守る≫法案が閣僚理事会で承認された。
法案は、無許可のデモ、スペインやそのシンボルとなる物に対しての侮辱行動、また立ち退き反対を支援する活動等に対して罰金が課せられると言うものだ。
ただその金額が半端でない!
例えば、無許可のデモ行進は、30.001~600.000ユ-ロの罰金。日本円にすると約、4.000.000~83.000.000円にもなる。
こんな払えそうもない巨額な罰金に批判の声が上がらない訳がなかった。また国民の権利が奪われたと批判する声も多く上がった。
そんな批判の声を受け、昨日政府は罰金の最高額を30.000ユ-ロにまで引き下げたのだった。
無許可のデモ行進は大変重大な違反と見なされる様だ。他にも6つこのカテゴリ―に属するものがあり、それぞれ最大30.000ユ-ロの罰金となっている。
その次に、例えばデモなどでマスクや何かで顔を隠すような行為は、重大な違反と見なされる。このカテゴリ-に属するものが31もある。これらも場合によっては、最高額30.000ユ-ロとなっている。
軽い違反にも20の項目がある。罰金は100~1.000ユ-ロ。その一つに、≪5年以内に3回以上身分証明を無くした場合≫と言うのもある。
≪市民の安全を守る≫法案は、いつの間にか≪市民を脅す≫法案に見えて来た。
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