新しい中絶法によると、強姦の場合と、母親の生命に危険が生じる、或いは母親の身体的、精神的健康に重大な危険を伴うと診断されたケースだけが人口中絶が許される。
前政権により3年前に改善された中絶法は、14週目までの人工中絶や22週目までの「母子の健康及び命に重大な危険が及ぶ場合」の人工中絶は許されていた。また、22週目からの中絶に関しても、「生命にかかわる胎児異常」の場合と「胎児が重大な病気又は不治の病と診断された」場合により合法的に可能だった。
この程の政府の方針は、国内での反響は勿論のこと、海外からも批判の声が上がっている。
国連も、≪妊産婦死亡をより誘発するだろう≫と警告している。
また注目したいのは、この新しい中絶法では生命にかかわる胎児異常や胎児の不治の病に於いての中絶は合法的に適用されない点だ。
以前このブログでも触れたように、この新しい中絶法はこういった障害児やその家族へのサポートがまるで無視されている。
医療予算の削減でこれらの障害児、障害者を受け入れる施設は減少している。つまり予算不足で閉鎖されるケースが多々出てきているのが現状だ。また、難病の研究予算も大幅に削減されてしまっている。
スペインでは≪中絶≫はもはや女性の権利ではなく、犯罪のカテゴリーに入ってしまった。
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人口中絶ではなくて、人工中絶...。
返信削除ありがとうございます。訂正しました。
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