明けましておめでとうございます。
今年もスペインのニュースを沢山お伝えできればと思っています。本年もよろしくお願いします。
さて、明日は≪東洋の三賢人≫のお祭りの日。クリスマス同様、スペインでは5日夕方近く、各都市や村で≪東洋の三賢人≫のパレードが行われる。
この三賢人、メルキオール、バルタザール、カスパールの中、バルタザールは黒人の賢人だ。そして子供たちに一番人気があるのもこのバルタザール賢人なのだ。
昨年末から、パンプローナ、マドリッドで、パレードに出るバルタザール賢人を本当の黒人の人にして欲しいと言う署名活動が行われていた。
そう言われてみれば、毎年バルタザールは黒人なのに黒人より黒く、唇は真っ赤で、普通ではない。喋れば喋れで、大変上手にスペイン語を話す。
この署名活動のきっかけとなったのは、子供の何気ない「お母さん、どうしてこの人顔を黒く塗ってるの?」だった。
残念ながら、今年はこうした署名活動にも拘わらず、マドリッドでは例年の様に顔を黒く塗ったバルタザールが登場する様だ。
昨日アナ・ボテージャ・マドリッド市長はパレード前の会見で、「もし黒人の議員がいれば、何も問題はなかっただろう」と語っている。
予算の方はと言うと…… マドリッドのパレードの場合、今年の市の予算は7%減。しかしながら企業からの投資は増えた。
三賢人はリサイクルされた昨年のフロートに乗ってやって来る。
数日前にマドリッド市プレスルームで、「今年は予算削減で、三賢人達も、例えばただのメルキオールではなく、"メルキオール・ヴォダフォン"と言った様に、広告ロゴ入りの衣装で登場するのでは!」と言う冗談まで飛び交った。
それでは明日のパレードをお楽しみに。そして三賢人が持ってきてくれるプレゼントも!
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