毎日の様に汚職事件が発覚するスペイン。もう日常茶飯事なだけあって、スペイン社会が如何に汚職によって成り立ってきたのか、長年にわたって政治家、銀行や企業の間に培われて来た汚職システムが浮き彫りになってきている。
昨日は、主にマドリッドをはじめ、ムルシア、レオン、バレンシアなどの市や県が、公共工事やサービスの入札時にリべートを受けていたという容疑で、計51人が逮捕された。
リべートの額は凡そ2億5千万ユーロと伝えられている。
次から次へと発覚するが、どうにかこうにか抜け道を探し出す容疑者たち。
それは有力な人物ほど保護されるといった、ここにも何がしか腑に落ちないシステムが根付いている様な気がしてならない。
例えば、昨年話題の人物となった現スペイン国王の親族、イニャキ・ウルダンガリンはいつになれば裁かれるのだろうか?
話は変わって、こちらも家族ぐるみで汚職スキャンダルに関わっている、カタルーニャ州政府首相を23年間務めたジョルディ・プジョル一家。
最近では、この一家の末息子も脱税やマネーロンダリングで警察の手が入った。
実はこの末息子オレゲールは、パソコンの証拠隠滅を携帯から行ったのだ。もうこれはスパイ映画でも見ている様だ。
0 件のコメント:
コメントを投稿