これは大半の予測に反することのない結果となった。
《スィリザ》は選挙勝利後、欧州からの圧力《トロイカ》に一刻も早く独自の返事を出すべく、今夜にも政権を握る各大臣が決定する。
その数10名。今までの18名から一挙に大臣の数が減ることになる。
また、この政権の興味深い点は、左派《スィリザ》が過半数を獲得する為に、右派《ギリシャ独立党》と手を組んだことだ。
両者とも、《トロイカ》政策に反対という姿勢で一致している。
莫大な借金と、それに上回る金利返済で、いくら返せども返せない、殆ど《ローン地獄》のギリシャ。それはギリシャに限らず、スペインも同じことだ。
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緊縮財政策が失敗だったことをギリシャ国民は今《スィリザ》と通して欧州に訴えた。
今後のギリシャの対策がどれほどヨーロッパ諸国に影響を与えるか、世界中が注目している。
ユーロ圏から離脱する手もある。選挙前にドイツが提案した一時離脱もある。また、離脱せず返済に関する条件を緩和する手もある。何はともあれ、国内がどの様になったとしても、彼らはある意味で自国の運営権を取り戻したのだ。
そしてそれが成功しようものなら、ギリシャに次ぐ国が続出のは目に見えている。
ギリシャの影響は、2015年に地方選挙、年末には総選挙を控えたスペインにとって人事ではない現実になったと言えるだろう。
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