この程スペイン国鉄≪RENFE≫は、≪AVE=スペイン版新幹線≫に携帯禁止専用車両を設けると発表した。
携帯禁止に加え、照明もやや暗めに設定され、利用者の休息サービス向上と共に、車内で仕事に集中できる環境作りにのりだすようだ。
ただ私の読んだ限りのニュースには、「携帯の会話禁止」とあり、日本の様なマナーモードの義務付けのニュアンスが含まれているかは分からない。
それにしても、この発表は大変な進化だ!
なんといってもスペイン人の性格上、≪公共の場で迷惑にならない行動をとる≫という感覚が、私たち日本人とまるで違うのだから……。
例えば先日乗った市バスでも、携帯はここでも鳴り、あっちでも鳴り、プライバシーも何も関係なく、知りたくもないのに大声で話すものだから、個人的情報まで耳に入ってくる。
帰ってから話せよ!という話題が多い!
着信メロディーも、普通のものからラテン系音楽まで、それもかばんの一番底に他の物に塗れながらでも聞き取れるぐらいの音量。
そうかと思えば、隣に座った若者は携帯から音楽を聴いている。バスに乗るとそれなりの騒音があるのだが、それでも音楽をその人が聞いているのが分かる。音量設定がまるで尋常でない!
まるで緊急時のコールセンター状態となってしまった市バス。
そういう状況に慣れてしまっているスペイン人。
だからこそ、この度のRENFEの提案は革命に近いものがあると私は思う。
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