前回バレンシアで行われたあるNGOの食料配給に関してのブログを書いた。
そこには、国内経済悪化を踏まえた一国家が国民に与える不安を反映する様に、移民者への風当たりが強まるという、極めてナショナリズム的な思考傾向の表れが見られる。
その一方でまた、海外に住むスペイン人への風当たりも強くなってきているのだ。
今しがた読んだある記事には、ベルギーでは昨年約5000人ほどのヨーロッパ人が強制送還されている。その中291名がスペイン人だった。
そしてドイツも来週、貧困者の移民廃止を発表予定だ。
ヨーロッパ各国が自国を守るために、移民への規制を厳しくする。そしてそれはヨーロッパ人に対しても同じだ。
自国にも、ヨーロッパの他の国にも住めないヨーロッパ人は一体何処へ行けばいいのだろうか?
さまよえるヨーロッパ人。
そしてそのヨーロッパ人の故郷でも、ヨーロッパ人以外の移民者に対して同じ様なことが繰り返されるのだった。
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