2013-07-10

BARCENAS

≪Barcenas≫は新しいブランドの名前でもなければ、話題のリゾート地の名前でもない。スペイン現政権ポプラル党の前会計≪Luis Barcenas ルイス・バルセナス≫のことだ。

彼が党員に特別ボーナスと称してブラックマネーを渡していたとされるスキャンダルで、党内の不正会計が浮上してから半年以上たった。

このスキャダルのきっかけは、今年1月中旬、あるスペイン有力新聞がその様な行為がポプラル党で行われたと発表。引き続き他の新聞でこの特別ボーナスの≪手書き詳細メモ≫のコピーが記載されたことにある。その詳細の中には現首相をはじめ現公職者、またアスナル政権時代の公職者の名前が記載されている。

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ルイス・バルセナスは2009年に他の賄賂事件でも起訴されている。また、個人財産に関しても不法が見られ、先月末から≪証拠隠滅防止、及び逃亡の恐れ≫から刑務所に入っている。裁判官は、彼の国内外の銀行口座凍結に加え、保釈金43200000ユ-ロの処置をとった。

刑務所では結構人気がある様で、ある受刑者は≪バルセナスはヒーローだ≫と評価している。

しかし、今彼のこれまでの反応に変化が現れそうだ。

まず、先日前述スペイン有力紙が1ヶ月程前に行ったバルセナスとのインタビューを載せた。その中には、党内の不正会計が20年程前から続いていたことや、主に賄賂金からなるその特別ボーナスは選挙キャンぺーンの追加資金として使用されていたことを認めている。

また、このインタビュ-の記載を受けてか、彼の弁護士が辞退を申し出た。

そして同紙は昨日オリジナルの≪手書き詳細メモ≫を裁判所に提出した。

一貫してこのスキャンダルを否定してきた彼だが、今となっては≪自分ひとりが責任を取る≫のがバカらしくなったのか、彼のこれからの自衛戦略に変化があるだろうをする見方が多い様だ。また、ポプラル党には爆弾に成りかねない様な≪彼の党内不正会計に関する発言≫がまだまだ出るとの見方も強まっている。

裁判所は明日木曜日は、オリジナル≪手書き詳細メモ≫を提出した新聞紙取締役を証人として、来週月曜日、ルイス・バルセナスの出廷を命じた。


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