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息子と買い物に行くのは、大概彼の服や靴などを買いに行く時だけだ。
そして私達の間で頑なに守られるタイムリミットがある。2時間。
移動と買い物含めて約2時間が、私達が楽しく買い物出来る時間なのだ。それを過ぎると険悪な雰囲気になる。
日本でいう高校3年になる彼は、丁度その日友達から一緒に服を買いに行くお誘いがあったのだが、私は彼のファッション感覚に合ったものを探してくれるという、全くもって無責任な理由から、それを振り切り私とショッピングをすることにしたらしい。
それに彼は私とショッピングに行くのが楽しいというのだ。2時間ほどなら……
その年齢の子供が着る服のメーカーは大概決まっている。そして誰ともダブらない様にしたいという彼の希望は悉く難しい。なるほど、友達と行かなかった訳がそこにあったのか……
この店も、あの店も、どれもこれもクラスメ-トが着ている、或は似たのを着ているとのことで、なかなか買ってくれない。
それでも2時間なら、おしゃべりしたり、服や店の、或いは店員の悪口を言っては笑いと、なかなか楽しいのだ。
しかし、何一つ買わないまま限界の時間が迫ってくる。
彼は段々もう疲れたと言わんばかりの態度になる。私はもういい加減に決めて!と言わんばかりの態度をとる。
結局最後の最後になって、靴とトレーナーを買った。
何とか2時間で終わりました。
が……
靴は大変気に入っている。その靴は制限時間ギリギリで私がセール商品の中から見つけ出した、まあ言えば私のお手柄商品だった。息子一人では絶対に見つけ出せなかっただろうと確信している。
問題はトレーナー。
お店で既に試着していたので、帰宅して値札をとった後のことだ。
「えっ、こんなところにこんなロゴ入ってたん?」と息子は片方の袖一面に書かれてあるロゴについて、目が点になる様なコメントをした。
肩から袖まで大きくロゴが付いている。見てなかったん!自分試着したやろ?!
息子:「返品できるかな?」
私:「でけへん!」
そんなこんなで、私一人次の日に買い物に行った。彼はもう≪全てお任せモード≫に設定済み。
セーターとトレーナーを買ってきた。サイズもピッタリ。好みもピッタリ。早速彼は次の日にそのトレーナーを学校に着て行った。
もうこれから一人で行こ!
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