フェリッペ6世国王とレティシア王妃。40代のこの若い国王夫妻は、これまでの王室の伝統を変えようとしている。もっと国民に近い存在でありたいと考えている様だ。
ご存知の方も多いと思うが、レティシア王妃は王室には珍しく離婚歴のある女性だ。結婚前はジャーナリスト、ニュースの女子アナとして活躍していた女性である。
フェリッペ王子(当時)との婚約後は王室の人間として相応しい様に教育されたのだろうが、それでも彼女のこれまの王室になかった雰囲気は新鮮でステキだ。
その彼女が、最近こんな提案を王室に仕える人々に出した。
スペイン語には相手を呼ぶ、英語に当たる≪YOU≫には二通りの言い方がある。≪TU≫と≪USTED≫だ。
≪TU≫は親しい間柄で使われ、≪USTED≫は初対面の場合(大人に対して)や、目上の人、それほど親しくない人などに使われる。
勿論、王室で働く人々は王や王妃に≪USTED≫を使うのだが、彼女はこれを止めて≪TU≫で呼んでほしいと提案したのだ。
これはもっと身近に、親しみを込めて付き合いたいという彼女の新しい王室モデルへの第一歩なのだ。
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前王室家族が引き起こしたイメージダウンを、新しい王室モデルでもって巻き返すことができるだろうか。
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