2014-05-23

リスボンを目指して!

今年のUEFAチャンピオンズリーグは、大会史上初めてのマドリッドに拠点を置く2チームのダービーマッチ。

その上、開催地がお隣のポルトガル・リスボンなので、列車、飛行機はリスボン行の便を増やし、車での移動を考える人も多い。ただ、その人たちが全て試合のチケットを持っているわけではない。

アトレティコ・デ・マドリッドはまさに40年ぶりの決勝進出。リーグ戦優勝の勢いで!っと期待はきい。

レアル・マドリッドは、スペイン国王杯を手にしたものの、今年のリーグ戦は終わってみれば第3位と芳しい成績とは言えなかった。監督のアンチェロッティもこの試合に負ければ、他チームに行ってしまうとの噂も出ている。12年ぶりの優勝なるか!従って、こちらも期待はだ。

そんな両チームを少しでも近くで応援しようと、多くのファンがリスボンを目指すのである。

連日の様にその模様はスペインの一大イベントの様にメディアで取り扱われ、その翌日に控える欧州議会の選挙はいまいち盛り上がりに欠けているのが現状だ。

さて、この試合を放送する予定のTVE(スペイン国営放送局)は、このイベントのために150人もの人間をリスボンに派遣している。その中には、20名ほどの記者でも、カメラマンでもない、重役が含まれている。なんとその週末の滞在費込みで。

ちなみにこの放送局、昨年度の赤字額、なんと1130000ユーロ。

何はともあれ、この国のサッカーに対する盛り上がり様は、この国の文化であり、マドリッド以外の都市でも明日、その時間は、町行く人は少なく、ゴールがある度に歓声や車のクラクションの音があちこちから聞こえてくるのだ。

私の中庭の様に…








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