2015-12-31

2015年と2016年のスペイン

ヨーロッパは各首都市でテロリスト対策により、この大晦日も厳重な警戒態勢がとられているようだ。

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日本の大晦日とは少々違って、ヨーロッパの大晦日はお祭り騒ぎとなるところが多い。スペインもそうだ。しかし今年は、特にパリでのテロ事件を受けて、大晦日を祝う広場やイベント会場では警察が増員される予定だ。

スペインの首都マドリッドでは、毎年大晦日は“Puerta del Sol”広場に大勢の人が集まる。広場にある時計は1月1日0時に12の鐘を鳴らし、それと同時に詰め掛けた人々が12個のブドウとワインやシャンパンで祝うのだ。

今年はその広場に入るのに2つのコントロールを通らなければならない。定員25000人。25000人になった時点で、広場へのアクセスは閉鎖される。国家警察、市警察、合計500名が警備に当たる。

こんな大晦日は初めてだ。それでもこのようなコントロールが今まで無かったことを考えると、如何に平和であったかがよく分かる。

さて、今月の20日にスペインでは選挙が実施された。結果はどの党も過半数が得られず、連立政権に向けて話し合いが進められている。これまで政権を交代という形で握ってきた2政党から、主力の党が4党へと変った。これまで30年以上2大政党が政権を握ってきただけに、今回のような結果は、スペイン人の政治自体への変化を希望する声が反映されているかのようだ。

しかしながら話し合いは難航を見せている。そしてもう既に再選挙を念頭に入れている党もある。

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同じように9月下旬に行われたバルセロナ州議会選挙に於いても、独立派が過半数を超えたものの、3ヶ月経った今もまだカタルーニャ州政府の首相は決まっていない。そしてこちらもまた再選挙の可能性が出てきている。

そういう訳で、とにかく不安定な状態で今年を終わり、来年を迎えることになったスペイン。

来年はもっと明るいニュースをスペインから伝えられればと思ってます。

皆様、良いお年をお迎え下さい。


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2015-12-08

一足早く《Merry Christmas!!》

昨日は夜遅くまで、20日に控えた総選挙の討論ショーがテレビ放送されていた。今までの2大政党制が崩れようとしているスペインで、番組には歴代の2党と新党2党、計4党での討論となった。3党は各党のリーダーが駆け付け、現政権のポプラル党だけは首相は出席せず、代理にバイスプレジデントが代弁した。

様々な課題を抱えたスペインの行方は、どの政党の手に委ねられるのだろうか?選挙権のない私も、正直気がかりだ。

それにしても、只今各地でミーティングや何やら、選挙活動に拍車がかかり、20日には選挙、また12月は忘年会も盛んな上、クリスマスシーズンの買い物、22日はスペイン人の待ちに待った年末宝くじ当選発表、25日はクリスマスと、12月はただでさえ忙しく感じる月なのに、今年はそれに輪をかけた慌しさを感じる。

個人的にも今月は仕事が溜まっている上、色々な行事もあるので、年賀状をいつ書くかも定かではない状態だ。

延いては、年末までにまたブログが更新できるかどうかも危ういので、今日見つけたクリスマスビデオをアップして《Merry Christmas!!》にしたいと思います。




2015-10-16

逃げ腰のスペイン

一刻も早い解決が必要な、ヨーロッパに於けるシリア人難民問題。先月、どうにかEUで難民受け入れに向けて一歩前進したようだったが、今回の欧州委員会会議でスペインが、難民受け入れを拒否する東欧4カ国と同じような姿勢に出たのだ。

先月の会議では、各国がそれぞれ割り与えられた人数の難民を受け入れることに同意したのだったが、今回の欧州委員会会議では、同意だけではなく調印の義務付けにまで話が加速したため、この場に及んで逃げ腰になったのだ。

ヨーロッパの中で経済が今著しい成長を見せていると話題のスペインではあるが、何年もどん底にいたのだから、ちょっとやそっとのことではまだまだ私たちの生活レベルには大きな変化が見れない。まだクライシスが金魚の糞のように尾を引いている。

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2015-10-15

決断のメッシ

今シーズン怪我の続くメッシは、来月22日に控えたレアル・マドリッド戦に向けて調整中だ。

彼は今のところ、この試合に焦点を定めているようだが、バルサだけが彼を待っているわけではない。

彼の不在が深刻な事態を招いているアルゼンチンナショナルチームは、バルサ以上にリオネル・メッシの復活が必要だ!

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Coppa America, Messi è migliore in campo ma rifiuta il premio: Argentina multata</a> via
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南米では、2018年にロシアで開催される《FIFAワールドカップ》の予選が今月より始まった。

現在、アルゼンチンは、一敗、引き分け。1ポイントしか獲得していない。

今年に行われる予選は残すところ後2戦。強豪ブラジルとコロンビアが待っている。

そしてそれぞれの試合が事もあろうに、来月の13日、17日。ちょうどレアルとの対戦を控えた大事な時だ。

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怪我を無理してアルゼンチン・ナショナルチームに参加するのか、出来るのか。決断に迫られる。

最近全くいい事のないメッシ。脱税問題では、父親は刑務所行きがほぼ確定の様子だし、メッシ自身も父親と揃って刑務所へ足を運ぶことにもなり兼ねない。

ナショナルチームかバルサか、或いは裁判所か税務署か。彼は一体どこに焦点を合わせるつもりなのだろうか?

もし脱税したのなら
税金ちゃんと払って!!



2015-10-06

スペイン 尊厳死をめぐって

Yahoo Japan では、今日この様なニュースが報じられていた。

「死ぬ権利」認める州法、米カリフォルニア州で成立


実は数日前からスペインでも、これによく似た報道が話題になっている。


ガリシア地方サンティアゴ・デ・コンポステーラの病院で、12歳のアンドレアちゃんの両親が、彼女の尊厳死を求めて裁判に持ち込んだニュースだ。

アンドレアちゃんは不治の病を患っており、今年の6月消化管出血により症状が悪化。以後、人工栄養の投与を行っていたが、ご両親は過剰な苦しみから解放させてあげたいとの願いのもと、病院側に人工栄養の中断を申し出ていた。

病院側の投与続行に対し、ご両親は最終的に裁判に持ち込んだのだった。

しかしながら病院は裁判沙汰になる間際、人口栄養の中断と、彼女の命の尽きる時期を自然に任せることに決定した。

スペインでは現在、積極的安楽死と自殺幇助は法律で全面的に禁じられているが、今回の様な尊厳死については州によって扱われ方が違うのだ。17州の中、アストゥリアス、カンタブリア、カスティージャ・イ・レオン、カスティージャ・ラ・マンチャ、エストレマドゥーラ州は、今のところ具体的な対策には乗り出していない。



2015-09-28

カタルーニャの明日を握る、極左党CUP

昨日のカタルーニャ州議会選挙は、カタルーニャ独立を支持する政党連合がほぼ過半数に近い議席を確保した。

政党連合は、同じく独立路線の極左CUP党の議席を味方に付けることが出来れば、過半数を獲得し、現在のカタルーニャ州政府首相マス氏の続投と、独立への本格的な政策に乗り出すことを視野に入れている。

しかしながら、この独立賛成派で反資本主義、反緊縮財政、反ヨーロッパなどの姿勢を示すCUP党は、今回の選挙で、「汚職の疑惑のあるマス氏を首相として支持しない」と明言している。

今後、Junts per sí 政党連合とCUP党の間でどのような駆け引きが行われるのか、目が離せない状況だ。

ちなみにこのCUP党、10議席と数こそ少ないが、今回の選挙では議席を前回の3倍にも伸ばした注目の党なのだ。


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2015-09-26

カタルーニャを独立へと向かわせたある要因

いよいよ明日に迫った《カタルーニャ州会議選挙》。

カタルーニャ独立が問われることになるこの重要な選挙は、これまでに例を見ないほどの投票率が予想されている。

明日は朝からテレビ各局も特別番組を組み、カタルーニャの行方を放送する予定だ。

カタルーニャの独立志向は、今に始まったものではないが、この4年、ポプラル党がスペインの政権を握ってからというもの、その傾向は急激に強くなっていった様だ。

中央政府、ポプラル党の打ち出す政策は、出す度にある意味でカタルーニャの人々の気持ちを逆撫でするものではなかったのか。

政府に対する不満は、カタルーニャの場合、多くは独立を支持することで表現されたのかもしれない。つまり、現在、独立に賛成するカタルーニャ人の中には、そういった背景に後押しされたケースも少なくはないだろう。

例えば、先日バルセロナの守護聖人の祭り=《メルセ祭り》で披露された、大変大人気ない一幕がそれを語っている様だ。







2015-09-20

テレビに釘付け!! ユーロバスケット決勝戦

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今夜7時から始まる《ユーロバスケット2015》スペイン対リトアニア決勝戦。

ちょうど12年前、今日戦う両チームは同じく決勝戦で顔を合わせている。残念ながら2003年度の勝者はリトアニア。

今回、その屈辱を晴らすことが出来るだろうか?

何かとナショナルチームの活躍には大いに参加するタイプのスペイン人達。今日の放送は記録的な視聴率になると予想されている。




2015-09-18

カタルーニャ州議会選挙を前に

カタルーニャ州の独立を左右する、カタルーニャ州議会選挙が来週の日曜日に迫った。

独立に関しては、政治家だけでなく各界の有名人も独自の意見を繰り広げている。

例えば、元バルサ監督のペップ・グラディオラやバルサのピケ選手などは独立賛成の姿勢を以前から公にしていることで有名だ。

また、昨日バスケットで活躍したカタルーニャ出身のパウ・ガソル選手は結束したスペインの一員であることに誇りを感じている。

独立は、スペインとカタルーニャを分離することだけでなく、カタルーニャに於いても大きな亀裂をもたらすかもしれない。

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独立賛成派が過半数に迫る勢いを見せる昨今、独立にブレーキをかける動きがあちこちから起こっている。

例えば昨日欧州委員会からは、《カタルーニャが議会選挙の結果もし独立の道を選ぶのであれば、EUの一員とは見なされない》との発表があった。

それを受けてか、今日はスペインの主要銀行らが、《独立すれば、私達の支店はカタルーニャから立ち去ることを考えている》と表明。

銀行の中には、カタルーニャに本拠を置く銀行も含まれている。

独立がもたらすであろうプラス、マイナスの経済効果は、果たしてカタルーニャ人の心を動かすだろうか?


優勝に王手 スペインバスケット

昨夜はまるで決勝戦でも見ている様な白熱した試合展開となった《ユーロバスケット》準決勝戦。延長戦となったこの試合は、ピーク時には7百万人のスペイン人がテレビなどで観戦していたと推測される。

前大会優勝チーム・フランスと、2009年、2011年連続で金メダルを獲得したスペインとの対戦だった。

開催地の一つであるフランス、リールで行われたこの試合、27000人収容できるこのスタジアムは僅かな黄色と赤のコンビネーションに対し、ブルー、白、赤のコンビネーションが圧倒していた。

故障で出場できない選手が多数出た今回のスペインチームに対し、フランスチームはフランス・バスケット史上最強とも言われる程の今大会の本命チーム。

接戦ではありながらもリードを失わない強さを発揮するフランス。一時は10点差以上も離される事になる。

第4クォーター、終了間際にスペインは逆転するも、残り15秒でフランスが同点シュートが決まり、延長戦へ持ち込まれた。

延長戦では粘りのスペインに転じた。

シュートが決まる度に手が拳になり《よっしゃー!!》と条件反射の様に反応してしまう私。普段は全くそうでないのだが、試合の間はフランスがどれほど嫌いにだったことか。

ともあれ、驚異的な精神力とチームワークで、スペインはこの大会に王手をかけた。

昨日の試合で見せた様に、本来のスペインらしいさが出せるのならば、今日行われるセルビア対リトアニアのどちらが対戦相手になっても大丈夫だと確信している。







2015-09-17

ハンガリーからスペインへ あるシリア難民の場合

今週15日に、ハンガリーがクロアチアとの国境を閉鎖したこともあって、シリア、イラクなどからの難民問題は一刻も早い解決を待っている。

ヨーロッパでは各国の難民受け入れ姿勢がそれぞれ違う為、なかなか思うようにいかないのが実態だ。

どの国も、市や自治体単位ではもう既に受け入れ態勢が整い始めているにも拘らず、国単位でのEUに於ける解決策に合意が見られないので、足踏み状態なのだ。

そんな中、実は今日、あるシリア難民がマドリッドはヘタフェ市にやって来た。

それはこのビデオに映っている、ハンガリー難民キャンプで子供を抱いたまま足を引っ掛けられたオサマ氏だ。





このファミリーを救おうと動いたのが、ヘタフェにある《サッカー、フットサルコーチ養成公立学校》だ。実はこのオサマ氏はシリアでサッカーチームのコーチをしていたことがある。

彼とその2人の子供はこれからヘタフェで新たな生活を送ることになるのだ。

一人でも多くの難民が、多くの家族が救われる様に、多くのスペイン人が手を広げて待っている。例えば、私の友人もその一人だ。彼女はもう既にその手のミーテンィングに2度も参加している。何はともあれ、一日も早くというのが彼女の考え方だ。

ヨーロッパ以外の国々から難民受け入れの声が上がっている中、ヨーロッパは一致団結せずには解決に向けて進めない困難な立場を維持している。






2015-08-16

ソフトタッチのトイレットペーパー

日本の《これでもか!!》的トイレ事情には、毎回日本を訪れるたびに驚かされる。

もう最近では、ばい菌にとって取り付く島もない《除菌100%》な優れものや、殆ど全自動な何もかもお任せトイレまで登場するなど、まだまだウォシュレットが普及していないスペインから見れば、日本はトイレパラダイスだ。

それに加えて驚きを隠せないのが、実はあの超ソフトタッチのトイレットペーパーだ。

超ソフトタッチと表現したが、スペインのゴワゴワタッチのペーパーに比べるとと言う意味である。

日本の物に比べるとゴワゴワ、ザラザラ、その上非常に分厚い。なので、破れる事もあまりない。

そんな感覚で日本のトイレットペーパーを使うととんでもないことになる。


特にあの点線の切り目。

スペインのトイレットペーパーと同じ感覚で使っていると、あの点線は何の意味もない。同じ力でちぎると殆どの場合、点線の前後で破れてしまう。または斜めに切れてしまう。

ふと気が付いたのだが、ソフトタッチなだけに紙も薄く出来ていて、その分ロールの大きさが日本の物の方が小さい。

っと、日本ではそんなことを考察しながらいつもトイレに入っている。




2015-08-12

マグロ解体ショー

日本に帰省してはや1週間。日本もスペインに負けず暑い!!

暑さに加え雷やゲリラ雨と、些かスペインを思わせる天気に、世界温暖化の影響を実感する。

さて今回の帰省にあたり、息子は日本の様子を動画に収めスペインの友人たちに発信中だ。

先日は大阪にある黒門市場を訪問。

息子は市場の様子をスペイン語で解説しながらビデオを回している。っと、ちょっと聞き捨てならない言葉が……

「ここは日本の市場。通称《回転寿司》」

え――――――!!

すぐさま息子もちょっとおかしいことに気が付いた様子で、「ここ、何やった? 回転寿司?」と日本語で聞いてきた。

商店街と言いたかった様だ。

それを聞いていたすれ違いのおじいさんが、「回転寿司!?」と笑って通り過ぎて行った。

市場内は大阪弁の活気のいい会話に紛れ、観光客の中国語や英語が飛び交っている。

フルーツ屋さんの店頭で売られていた昔懐かしいミックスジュースを片手に、ある魚屋の前で足を止めた。今から《マグロの解体ショー》が始まる様だ。

こちらがその様子。凄い!!





こちらで解体されたマグロは即売され、マグロの他、販売されている魚に300円プラスで《EAT IN》で白ご飯と一緒に食べられる。

お口の中で蕩ける魚を食べたのは生まれて初めてのことだ。一体これは魚なのかと疑うほどの絶品!!

ちなみにこちらのショーは、大阪日本橋《黒門市場》内、《深広》さんで金、土曜日行われている。(英語もOK)


2015-07-28

バルセロナ、ランブラス発砲事件

バルセロナ、ランブラス通りにある《ホテルSilken》で発砲事件発生。

正式な発表は未だないが、まずホテル付近の子供服店前で二人の不審者がナイフのような物で人を襲った様だ。その後、ホテルのレセプションに向かって発砲した模様。

犯人は二人と言うニュースもあれば、一人と言う情報もある。

いずれにせよ、逃走中だ。





切実な山火事問題

記録的な暑さが続くスペイン。連日のように40度を超えるアンダルシア、40度近くまで気温が上がる各地。

天気予報に見る気温図に40と言う数字が出ても、もう驚きを感じることもない7月となった。

毎年の様にこう暑いと山火事がよく発生する。昨日の時点で進行中の山火事13件。

原因は放火によるものが一番、それも比較にならないほどの割合で多いらしいが、気にも留めないちょっとした行為、行動、或いは乾燥した山での風や雷といった自然現象が引火を引き起こしてしまうこともある。

梅雨のないスペインは夏は乾燥しきっている土地が多く、その上、上記のような気温の高さや強風の影響も加わり、いったん火がつくと、何千ヘクタールと言われても全く想像出来ないほどの広さが、緑からオレンジ色、オレンジから黒色に簡単に変身してしまう。

またそんな中、“山火事補強消防団”による労働条件の改善を中心とする要求の無期限ストが現在進行中だ。

スペインの夏はバカンスに浮かれる反面、切実な山火事問題と向き合うことにもなるのだ。

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バカンスと言えども、海に行けばビーチはパラソルで埋め尽くされ、その上クラゲの大量発生に悩まされる始末。涼しさを求めて山に行ってもいつ何時火事になるやら分からない。それならバカンスで人の少なくなった都市へと出てみれば、海外からの観光客が暑さも忘れてごった返している。


あ~、夏休みどこへ行けばいいのだろうか… 





2015-07-07

死ぬかと思った体験

スペインでは先日から全国で大変な猛暑となっている。ヨーロッパ各地でも記録的な暑さで、ニュースの天気予報でも、ヨーロッパの地図が殆ど真っ赤になっている気温図が目に入ってくる。

これまで危険なほど暑い場合は赤だと思っていたのだが、それより暑いとピンク、紫と変化していくことを初めて知った。

今、日本から姪が遊びに来ている。現在、彼女はアンダルシア一人旅中。

その彼女から昨日LINEでメッセージが来た。

セビージャにいた彼女は、私が殆ど半世紀に近い間一度として経験したことのない気温を体験したのだ。

48℃

《死ぬかと思った》らしい。

それでもセビージャが大変気に入ったようだ。

ちなみに私のイギリス人の友人も、甥や姪を連れてセビージャに旅行中。なんと3度目。

猛暑などなんのその、大人気のセビージャでありました!!

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2015-06-15

新しいスペインのトレンドになるか?

先月24日に行われた地方選の結果、先日各都市で市長が選ばれた。

4年前のポプラル党圧勝時に比べると、ポプラル党は投票獲得率が一番多いものの過半数には至らず、結果他党の連立によって市長の座を失った都市が目立った。

特に、マドリッドやバレンシアでは長年続いた右派のポプラル党時代から、左派の新しい時代がやって来た。

バルセロナに於いても、今年2月に政党として出発した新党《バルセロナ・アン・コムン》の代表・活動家アダ・コラウ氏が市長に就いた。

と言うわけで、先週末はそこら中で市長が誕生したのだった。

その中、今ツイッターで話題になっている人がいる。

カディス県のヘレス・デ・ラ・フロンテーラの市長、マメン・サンチェスさん。この写真の足に注目!!


そう、サンダルから小指が!!

ちょっとキモい。映画《ザ・ロード・オブ・ザ・リングス》のホビットの親戚のように見えるのは私だけだろうか?

ツイッターでは、私のようにキモいと考える人もいれば、私もそうですと同じ様なサンダルの履き方をしている写真をアップする人も現れるほど。

さて、この《窮屈》を自分流スタイルで堂々と披露するスペイン人。もしかして次に来るトレンドかも…

2015-06-07

初めてのお受験

とうとう大学の受験が明後日に迫った。息子は人生初めてのお受験に挑む。

スペインでは、大学受験までお受験がない。高校までは落第はあるが、志望校に入れるか否かは、ポイント制で決まる。

両親の収入が低いほどポイントは多く、住居や仕事先が学校区域に近ければ近いほどポイントが多く、子供の数が3人以上でもポイントが加算され、卒業生や在学生が家族の場合もポイントが入る。また、両親が教員の場合もポイントアップだったような気がする。

と言うわけで落第さえしなければ、高校まで何の苦労も無く進学してきた子供達が、人生初の受験を迎えるのだ。

私は日本の受験を経験し、甥や姪の受験を見たり聞いたりしているので、全く暢気に、殆どが休憩の、しかもつい1週間ほど前から始まった受験生活をしている息子を見ると全く持って体に良くなく、「大学進学だけが人生ではない!!」と自分に言い聞かせることにしている。

彼はこれを《余裕》と勘違いしている様だ。

彼は恥ずかしながら、一夜漬けが得意というか、もっと正確に言うなら、僅か1時間ほどのテスト前の休み時間に詰め込んでテストに挑むタイプである。

学校のテストならそれでも良いものの、受験でもそれをしますか?っと自分の息子でありながら疑ってしまいたくなる。

親バカの私から見れば、机の上がいつも散らかっていて、ノートは彼にしか分からない程整理が出来ていない、天才派と言いたいところだが…、他の言葉で言うのも残念なので個性派とでも言っておこうか。

何はともあれ、焦りもせず緊張感も全くないのはかえって良い事なのだと、ここ数日は考えることに努めてみる。






2015-05-31

他にもっとすることあるやろ!!

バルセロナは昨日、《スペイン国王杯》にお馴染みの2つのチームによって大いに盛り上がった。

結果は、アスレティック・クラブ1対バルサ3と、各チームのシーズン予算から考えると納得のいく結果となった。

ちなみに今シーズンの予算はバルサが509百万ユーロ、アスレティック・クラブは64百万ユーロと桁違い。それでもバルサは2位で1位はレアル・マドリッドの520百万ユーロ。アスレティック・クラブも桁違いと言ったものの、プリメラ・ディヴィシオンの20チーム中、堂々の6位だ。

さて、恒例のこの2チームは恒例通り、今回も国歌が流れる間中、大歓声ではなく大ブーイングでスタジアムを包んだ。


このブーイングについては、既に政府は罰金などの処置を考えている様だ。

これが《スペイン国王杯》であることをわきまえていないファンもファンだし、そんなスポーツの世界で起こる大ブーイングを許さない、表現の自由を奪うような行動に出る政府の政府だ。

両方とも他にもっとすることあるやろ!!と言いたくなる。特に後者には特に。




2015-05-26

ポプラル党の対照的な2人

日曜日の地方選挙は予想通り新党の活躍が目立った。スペインの2大政党は支持率を大きく失い、各党の比率はこれまで目にしてきた、殆ど2色の比率グラフとは違い、言わばもっとカラフルになって、それは新たな時代を迎えたことを意味しているかの様だ。

多くの村や市、州では、投票数の数では一位になった党も、過半数に足りない状態が殆どで、過半数を得るための交渉が各党で始まった。

さて、スペインには、代々ポプラル党が圧倒的な人気を持つ市や州が幾つかある。

例えば、マドリッドとバレンシアがそうだ。

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Esperanza Aguirre y María Dolores de Cospedal en Leganés<
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マドリッドは今回の市長選挙で、エスペランサ・アギレ氏(この議員もちょっと困ったチャン的お婆ちゃん)率いる右派ポプラル党と左派で新党のポデモス党が支持する《アオラ・マドリッド党》の間で激戦が繰り広げられた。

結果的には、ポプラル党が1議席の差で《アオラ・マドリッド党》に勝ったものの、議席の過半数には程遠く、他の党との交渉に乗り出したのだが…

このお婆ちゃん議員、こともあろうに代々与党、野党の関係にあったPSOE党に交渉を持ち掛けたのだ。ただただ《アオラ・マドリッド党》に市長の座を譲りたくないがために!

メンツを気にし過ぎと言うか、意地と言うか、執着と言うか、全く大人 (経験豊富な老人の方があってるかな) として往生際が悪すぎる。

それに比べると、バレンシアの州知事は往生際が良過ぎる。もうちょっと頑張れよ!と言いたくなるくらい諦めが早い。

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アルベルト・ファブラ氏は、前バレンシア州知事フランシスコ・カンプスの汚職事件発覚後、州知事に就任。しかし、前知事のお陰で行く先々でブーイングにあうなど、彼の政治的能力など全くバレンシア人にはどうでもいいような、バレンシア・ポプラル党の尻拭い的存在だった様な気がする。

ファブラ氏の場合、議員数では一位となったものの、ポプラル党人気の強いバレンシアで前回の選挙より24議席も失い、やはり過半数には足りず、その上目覚しい勢いで第2位のポジションを獲得した《コンプロミス党》をはじめとする対ポプラル党グループに恐れおののいたのか、本日辞任を表明した。

今後どのような展開を見せるのか、本当に興味深い。そしてまた、この地方選の結果がどのように総選挙に影響するのか。

今スペインは目が離せない!!




2015-05-24

初投票に挑む、あるスペイン人

5月24日、スペインでは今地方選挙が進行中だ。

歴代、政権を交代で握ってきた2大政党ポプラル党とPSOE党が、今回の地方選挙では非常に危ない。

現在の悲しむべき失業率や(現在はやや減少の兆し)、予算カットによる国民の経済的負担、或いは毎日の様に暴かれる政治家の不正行為など、国民の不満材料は底をつかない。

そしてその不満は、多くの場合この2大政党にぶつけられる形となった。

このブログでもいつか紹介したポデモス党や、新たに今年から目を見張らんばかりの急成長を見せたシウダダノス党などの、これまで野党の一部にも入らなかった新党の進出が注目される。

後、選挙閉鎖まで1時間を切った。

18時では投票率は49.78%と、前回の地方選に比べやや上回っている。

さて、つい先程、家の息子も選挙に初投票しに行った。日本より早く、スペインでは18歳から投票できる。

私は投票資格などない。私たち外国人は、スペインの政権を握る政治家ではなく、それ以前にスペイン人がどのような選択をするのかに左右されるだけなのだ。

家の息子、どの党に投票したかは知らないが、彼も私が頼るスペイン人の一人なのだ。(ちょっと頼りない…かも…)


2015-05-15

あ~、そこも遂に立ち退きに!

2年ほど前から、近所の空き地にある廃墟となった小屋にルーマニア人が住み始めた。

改装に改装を重ねて、2年間で立派 ? な小屋に変身したのだった。

これまで警察がその近くを通ることはあっても、身分証明の提示を要求するぐらいで、近所の住民からの苦情らしきものもこれとして聞いたことがなかった。

そして昨日夕刻、私はその小屋のドアを見て、気温が30度以上あるのにも拘らず、一瞬暑さも寒さも何もかもを感じられない様な、ビックリとか驚きとは違った不思議な気持ちになった。

実は、ドアが灰色のブロックの壁と化していたのだ。

どうやら、ルーマニア人も立ち退きになったようだ。

そう言われれば、数日前に私が出勤する時、警察官2人が小屋のドアをノックして、住人と話しているのを目撃した。早朝だったので人気もあまりなく、一人野次馬も恥ずかしいので立ち止まることはしなかったが、傍を通った時「言葉は分かるか?」とか「何人この中にいてるのか?」など、寝起きの顔を隠せない住民の一人と見られる女性に聞いていた。

そして昨日の朝も小屋の傍にパトカーが止まるところを見たのだった。

数日前の出来事はきっと立ち退き宣告だったのだろう。そして昨日立ち退き決行というとこか。

小屋の外には家具として使用していたと見られるマットレスや物干しなどが立てかけられていた。

そもそもその空き地の所有者は誰なのか? 私は知らない。しかし車は駐車し放題 (お蔭様で私も使ってます)、盗難車も置き捨てし放題、犬の散歩兼用足しもし放題、挙句の果ては、その空き地で堂々と車の修理業をはじめる奴まで現れる有様。 

そんな完全なる管理不行き届きな空き地の一角で、別にこれといった問題も起こすことなく居座っていた人たちを、いまさらどうして立ち退き処分にしたのだろうか?

そう、地方選挙を来週日曜日に控えた5月15日に…

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スペインの世界一

スペインに来る外国人観光客の数は、年々増している。昨年2014年には、年間で凡そ6千5百万人もの観光客が訪れた。

今年も、現在までの観光客数は過去の記録を塗りつぶすほどの勢いで、これからヨーロッパでは長い夏のバカンスシーズンに入るので、記録更新に拍車がかかる事になるだろう。

ヨーロッパの夏のバカンスは長いので、海外の観光客や国内観光客も、その長~い休暇をビーチで過ごすというスタイルをとる人が依然として多い。

スペインには世界に誇れるビーチが沢山ある。北は北大西洋、南は地中海、カナリア諸島は大西洋に浮かんでいることからも分かるように、スペイン観光の重要な役割をビーチは担っているのだ。

それが故に、スペイン観光産業の夏の目玉商品とも言えるビーチは良く整備され、きれいに保たれている。街角の道が驚くほど汚いこととは裏腹に…… 

昨日発表された《Foundation for Environmental Education》の報告によると、スペインは去年より4つ多くのビーチが青旗を獲得した。スペイン全土で青旗の立つビーチはなんと577ヶ所にも上る。この分野では世界一位と誇らしい結果だ。

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確かに、ビーチにもよるが、深く入っても入っても透き通って足が見える素敵な海がスペインには沢山ある。

しかしながら、6月下旬、7月はまだいいものの、8月にもなると大勢過ぎる人がつめ掛け、海水は汚れ、ここ数年8月になるとクラゲが大量発生する現象が起こっているのも事実なのだ。










2015-05-06

女手ひとつで4人の子供と夫を養うスイス在住のキャリアウーマン?

先日、あの汚職疑惑で世間を騒がせたスペイン前国王の娘、クリスティーナとその夫イニャキ・ウルダンガリンの長女イレネちゃんの初聖体式がスイスで行われた。カトリック教徒の多いスペインでは大変重要な人生に於ける儀式の一つだ。

お祝いに駆けつけたのは、イレネちゃんのお婆ちゃん=前スペイン王妃と叔母のエレナさん。前国王ファン・カルロス、現スペイン国王フェリッペ、王妃レティシアは参加しなかった。

むしろフェリッペ国王と王妃は疑惑が持ち上がった頃から、このクリスティーナ一家を避けている様だ。

そう、このブログのタイトルはこのクリスティーナのこと。未だに彼女の収入一つでこの一家を支えている様だ。と、少なくとも前向きにはそうの見えている。

さて、この疑惑の夫婦、裁判への出廷が決定したものの、保釈金を払わず、つい先日判事によって財産の差し押さえ手族きが開始された。

クリスティーナは昨年暮れに、既に587,000ユーロ程を支払ったのだが、請求されている金額はその倍以上の2,700,000ユーロと桁違い。その為判事は、差し押さえ手族きに必要な、彼女が所有する不動産や預金、銀行口座リストの提出を要請したのだ。

現在スイス在住のこの一家。ヨーロッパ王室の家族も同じ地区に住むらしいが、彼女一家とは接触が少ないとも噂されている。スペインにも居辛く、スイスでの生活もバラ色とは言い難い。何はともあれ、残念なのは子供達だ。


2015-04-28

このおばさん、ボケてるよ、絶対。

スペインでは一定の条件を満たす、子供を抱える家族は、学校での《給食援助》を受けることが出来る。

多くの場合、経済的な理由からこの援助を受けることになるのだが、実はバレンシア市では市内にある3つの公立学校に対し、この援助を受け取る為に新たな条件を加わえた。

それは、市に対して借金が無い事。つまり、罰金や固定資産税などがきちんと支払われていることが条件の一つに加わった。

現在のところ52名の子供達が、この条件が満たされず《給食援助》を受けられない。

まず、罰金や税金を払っていないのは、払えないからと言う理由を考えると、そこまで経済的に追い込まれている家族がどのようにして給食費を払うことが出来るというのだろうか。そして、この52名の子供達の中には一日の食事が給食だけという子供もいるという。

まったく、援助とはバレンシア市にとって何なのだろうか!

その一方で、バレンシア市長リタ・バルベラ氏は、先日彼女の大変贅沢な、このクライシス時に不釣合いな程の公費の無駄使いを暴露されたばかりだ。公費は彼女の使用する高級ホテルや贅沢な食事に変身。完全に私費と公費の区別もつかない、《ボケたおばさん》としか言いようがない。

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Alberto Fabra clausura el 14 Congreso Provincial de Valencia. 14 Julio 2012
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バレンシアの場合、《援助》とはこのボケたおばさんの《間違った贅沢》を援助することなのだろうか? こんなボケのもう始まってる様なおばさんに、これからもバレンシア市を任せてもいいのだろうか?

話は変わって、バレンシア市長と同じくポプラル党のアラゴン政府では、来年度の《給食援助》及び《教材援助》に800万ユーロを費やすことを発表。世帯収入順で、収入のない家族が最優先される。

この違いは一体何なのか!

バレンシアの52名の児童が来年度給食を食べれるか否かは、その家族が市に対しての借金を払えるか否か、そして期間は今日から一週間と迫られている。

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2015-04-22

驚きの立候補。YOYASさんの場合

皆さんは《ビッグ・ブラザー》というTV番組をご存知だろうか?

10数名の参加者が24時間中カメラが回っている家の中で3ヶ月共同生活をする、リアリティ番組だ。スペインでは《グラン・エルマーノ》と呼ばれ、世界各国でも企画、放送されている。

毎年1回企画されるこの番組は昨年で既に15回目を迎えた。

参加者の数も相当数にのぼり、このTV出演を機に有名になる者もいる。

その中で《第2回グラン・エルマーノ》に参加したカルロス・ナヴァロさん、通称“YOYAS”さんが5月末に行われる地方選挙で、バルセロナ県ヴィラノヴァ・デル・カミの市長に立候補することを明らかにした。

このナヴァロさん、非常にパーソナリティーが強烈で、《第2回グラン・エルマーノ》ではその暴力的な行動がテレビ向けでないと判断され、番組から追放された経歴の持ち主だ。

しかしながら、その荒っぽい暴言は、意外にもある意味に於いては面白く世論を語っているかの様で、主にカタルーニャのローカル番組などではお馴染みの顔となっている。

性格同様強烈な自論を展開する彼は、時としてコントロール不可能な程で、特に移民に関しての意見は問題にもなった。

スペイン語、カタラン語で話されているが、どのような人物かご覧ください。










2015-04-20

衝撃!バルセロナ小学校殺人事件-その2

時間が経ち、今朝バルセロナで起きた殺人事件の詳細がメディアを通じて飛び交っている。

まず、少年は凶器に使われたクロスボウやナイフの他、火炎瓶も持ち合わせていたとの報道があった。最初に襲われた女子教師とその娘さんのクラスで火炎瓶で他のクラスメートを脅したと言う証言もある。

少年は最初に、女子教師をクロスボウで襲い、母親を助けようとした同じクラスにいた娘さんの足をナイフで刺した。

クラスメートは教室から逃げたし、その騒ぎで様子を見に現れた男子教師をクロスボウで襲った後ナイフで胸の辺りを刺したのだった。その傷が致命傷となった男子教師は、実は2週間前から代理としてこの学校に就任したばかりだった。

その後少年は誰彼なしにクロスボウで襲撃。教員1人と生徒1人が怪我を負った。

少年は数週間前から先生やクラスメートを殺すように命令する声が聞こえたと、精神病を疑わせる発言をしている。現在は両親と共にバルセロナの精神科の病院に移送されている。

残念ながら日本でも最近未成年者の殺人事件が問題になった。そしてスペインでも未成年者の殺人事件はこれが初めてではない。しかしながら今回の場合、犯人の少年は13歳。刑事責任にも問われなければ、逮捕もされない。現在のスペインの法律では裁かれない年齢なのだ。




衝撃!バルセロナ中学校殺人事件

今朝バルセロナの中学校で、13歳の生徒による殺人事件が起こった。

少年は今朝、学校に遅刻。教室のドアを開けた女子教師の顔に向かって、持っていたクロスボウを放ち、同じクラスにいたこの女子教師の娘にもクロスボウで怪我を負わせた。

この騒ぎに駆けつけた別のクラスの教師が胸に矢を受け死亡。

その後違う教室へ向かい別の児童をナイフで襲った。現在の発表によると怪我人全員の命に別状はない模様だ。

同じ学校に通う生徒たちの証言では、この少年1週間ほど前から《ブラック・リスト》なる物を持ち歩き、その中にはこの学校に通う教師、生徒25名の名前が標的をして記されいたらしい。全員を殺して自殺するつもりだと語っていた様である。

ちなみに事件に使ったクロスボウは木材とボールペンで作られた自家製だった様だ。



2015-04-17

UEFA《オールスターゲーム》

UEFAは2017年に、ヨーロッパサッカーに於ける《オールスターゲーム》の開催を計画中だ。

アメリカのNBA同様、ファンからの投票によってヨーロッパのチームで活躍するスター達を北欧VS南欧に分けて、ゲームが繰り広げられる予定。

ファン投票はUEFA公式ホームページから行われる予定で、同じチームから参加できるプレイヤーは最高で2~3人という設定だ。また、両チーム監督もファン投票によるとされている。

これによって、あのレアル・マドリッドのクリスティアーノとバルサのメッシが同じチームでプレイする可能性が出てくることも考えられる。

今、こうやって考えてみると、何故今まで欧州サッカーの《オールスターゲーム》がなかったのかと不思議にさえ思えてくる。

UEFAはこの《オールスターゲーム》案に着手したばかりだ。しかしながらUEFAプラティ二会長は、2017年の開催に向けて全力を尽くす意向を表明。

クリスティアーノとメッシの同チームでのプレイの実現は、あくまでも開催の年まで彼らが現在のチームか、少なくとも南欧に属するチームに所属していることが必須ではあるが……





2015-04-16

ライオン、海老を食べる

2013年から始まったテレビ番組《Master Chef》。年に一度行われる一般人による料理トーナメントの番組だ。

スペインでは大変人気のある番組で、視聴率もなかなか良い。《Master Chef Junior》と子供達のトーナメント番組もある。一般人からの参加を集い、トーナメント方式で料理の腕を競い合う。

今年で3度目のこのトーナメントには15000人もの参加者が集まった。その中から、番組、つまりテレビ放送に参加できる15人が絞られる。

15人は毎週、様々な料理の課題をクリアーしていくのだ。と同時に毎週一人、また一人と脱落していく。

昨日はそのトーナメント第一日目。

このトーナメントには、一般人とは言え、かなりの腕前を持った人が参加している。

だが、15人のトーナメント参加者を選択した審査員の誤審だったのか、誤解だったのか、問題の一皿がのある参加者の手によって出来上がった。

《ライオン、海老を食べる》と称す一皿。

赤パプリカとジャガイモで出来たライオンの顔に、トマトとイチゴのガスパッチョをかけていただくという代物。テレビが不慣れなのか、料理が不慣れなのか知らないが、あろうことにもこのジャガイモ、半生だったようだ。

サイテーの評価を言い渡されたこの料理の作者・アルベルト君は、その時点で脱落。




日本の素晴らしきママ達の、美しき《キャラ弁》には程遠いものがありました。






2015-04-09

ブルーとピンク。そして男子と女子

日本でもファストファッションブランドとしてお馴染みの《ZARA》。

そのZARAから販売されていた《べビィー用ボディスーツ》に性差別だとした訴えが沸き起こった。

そのボディスーツは男の子用、女の子用と思われる2種類があり、それぞれ5枚セットで売られている。

一つは「COOL & CLEVER」と書かれたボディをはじめ、ヒゲのプリントものや「ALWAYS BLUE」と書かれたブルートーンのボディが5枚、またもう一つのセットは「PRETTY & PERFECT」と書かれたボディ、クラウンのプリントもの、そして「ALWAYS PINK」とこちらも全てピンク系でまとめてある。

性差別と見られてもおかしくない様な気もするが……

そもそも、ZARAもきっと店頭やネットで、ブルー系を男の子用スペースに、ピンク系を女の子用スピースに配置したに違いない。

しかしながら、こんな配置さえしなければ、ブルーが大体男の子用で、ピンクが女の子用と決めてしまうことにも疑問が湧いてくる。男の子がピンク色の「PRETTY & PERFECT」を着ても、女の子がブルーの「ALWAYS BLUE」を着ても別に変ではないと思うのは、私だけだろうか?

私なんか、以前息子が小さい時(と言っても7歳か8歳の頃)、紺色のパンツに大きめの手書き風星柄プリントのはいったパジャマを買ったことがあった。私はパジャマを見て可愛さのあまり一目ぼれ。息子に買ったのだった。しかし家に帰ってよく見ると、上の白いTシャツ部分には「PRETTY GIRLS」という文字が…。

それでもその文字さえ気にしなければ、非常に可愛いパジャマで、やっぱり私のお気に入りの一枚だった。息子も気にもせず、文句も言わずに、そのパジャマを着て可愛く振舞っていたように思う。そして彼もその星のズボンは気に入っていた様だった。

つまり、好きなら買えばいいし、嫌なら買わなければいいということじゃないの。

ちなみにこのZARAのボディスーツ、ネットでは既に販売中止になっているらしい。




2015-04-06

大学生の終わりのないフィエスタ

良い天気に恵まれた今年のイースターもようやく終わった。

海外からの観光客に加え、国内の観光も増加した今年のイースターの連休は、各地とも観光業界には大変喜ばしい結果を生んだ。

兎に角、全国的にお天気が非常に良かったのも、特に国内観光客に影響を与えた様だった。

photo credit: <a href="http://www.flickr.com/photos/10352740@N03/13975188434">Semana Santa Zaragoza 17042014 331</a> via <a href="http://photopin.com">photopin</a> <a href="https://creativecommons.org/licenses/by/2.0/">(license)</a>

毎年このヨーロッパ版ミニゴールデンウィーク前後に、スペインにやって来る非常に行儀の悪い大学生観光客がいることをご存知だろうか?

El Saloufest》というイベントが、カタルーニャ州タラゴナにあるリゾート地サロウで開かれ、イギリスを主として、海外から大勢の学生が4月18日までこの地で《終わりのないフィエスタ》を楽しむのだ。

試験の終わった海外の大学生たちが安い旅費でやって来て、スペインの安いお酒と、大変簡単に手に入るドラッグで羽目を外しまくり、毎年ニュースになるほどだ。その行儀の悪さは、この町に住む住人や、他の例えば家族観光客にとって耐えられないものとなっている。

そもそもこの《El Saloufest》というイベントは、サロウ市から《スポーツイベント》として認可されている。しかしながらスポーツとは名だけで、実際のところはアルコール、ドラッグ、セックスによるフィエスタパラダイスと化しているのだ。

イベントには10000人余りもの学生が詰め掛ける。学生たちがこのイベントに払う旅費は平均でたったの360ユーロ程だそうだ。そしてこれによるサロウ市の経済影響は、5百万ユーロとも言われている。

住民の絶え間ない苦情、他の観光客への悪影響、学生の事故、サロウ市のイメージダウンと彼らのもたらす経済影響だけでは割が合わない。サロウ市は5年間支持してきたこのイベントにようやく反対の姿勢を表明し始めた。



2015-03-28

紛らわしいステッカー

今日車を運転していたら、小型の車が前に割り込んできた。

土曜日の朝ともあって人もまばらで、渋滞もなく、運転日和とも言えるほどの快適な日だ。

が…、この割り込んできた小型車が非常に遅い。時速20~30kmでチンタラチンタラ。どんな奴が運転してるのか顔でも見たいものだと、ちょっとイラつきながら後ろを付いていくうちに、リアガラスの端に信じられないほど紛らわしいステッカーが貼られていることに気が付いた。

FAST

何!! どういう意味のFAST!!


猿ぐつわの法律

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未だに大きなショックに包まれた、ジャーマンウイングス機墜落事故。失われた多くの命の3分の1がスペイン人だったこともあって、9525便の出発地となったバルセロナ国際空港付近では遺族の方々が詰め掛け、一日も早い遺体の確認に心を痛めている。

心からご冥福を祈ります。




さて話は変わり、事故を受けてからの政府の迅速な対応の傍ら、遂に問題の《市民の安全に関する法》がポプラル党、1党だけの支持で可決、成立した。

正確には《市民の安全法、刑法の改善、対イスラム過激派に関する法律》。

現在では違法とならない幾つかの行動が、7月1日から最高で600000ユーロの罰金が科せられる。

そのやり過ぎとも言える内容から、世間では《猿ぐつわの法律 LEY DE MORDAZA》とまで呼ばれるほどだ。市民はおろか、NGO、EU、国連からも批難の声が上がっている。

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今年年末に控えた総選挙後、政権が変わればまた新たな法案が現れることが予想される中、ポプラル党の選挙を意識した法案だったのかどうなのか、疑問が残る。



2015-03-22

一足早くアンダルシア地方選

5月24日に控えたスペイン地方選挙より一足早く、アンダルシアでは今日地方選挙が行われている。

今回のアンダルシアの選挙は、今後年末に開かれるだろう総選挙結果を予想すべく、その凝縮図のようになり兼ねない。

PSOE党とポプラル党の、スペイン2大政党が今回の選挙に於いては、過半数を得ることは非常に難しく、支持率が急成長しているポデモス党や、カタルーニャに本部を置く、これまた今年に入って著しい成長を見せるシウダダーノス党の活躍が注目される。それは今日のアンダルシア地方選に限らず、全国的にその傾向がある。

アンダルシアは比較的、中道左派のPSOE党やイスキエルダ・ウニーダ党といった左系の支持が根強い地域だ。

とは言うものの、3年前の自治州議会選挙では中道右派のポプラル党が勝利を収めることとなった。幸いにもPSOE党は、イスキエルダ・ウニーダとの連立で政権をとることが出来たが、今回の選挙前になって、イスキエルダ・ウニーダ党との間に亀裂が入った状況だ。

その上他の地方同様、どの党に関係なく汚職などの疑惑からも逃れられない現実は、国民からの不信感を招く結果となっている。

今日の選挙結果、またその結果がどのように5月の地方選挙に影響するか大変興味深い。

興味深いのは選挙に限ったことではない。

そう、今日はバルサVSレアル・マドリッドの試合もあるのだ!

後2ヶ月ほどでリーグ戦が終わる。現在1点差で首位に立つバルサだが、この試合でレアルとの距離を一層離したいいところだ。またレアルもこの試合で首位への返り咲きを狙っている。

そういう訳で、私は今夜、選挙結果の成り行きと、バルサVSレアルの試合でTVに釘付けになることが予想される。






2015-03-18

安さだけ取り柄?

ヨーロッパのLCCと言えば、《RYANAIR ライアンエアー》。アイルランド系のLCCで、値段は安いがサービスには全く期待出来ないというのが特徴だろうか。

そのライアンエアー、2020年前後にヨーロッパと、アメリカはニューヨークやマイアミなどといった都市をロウコストで結ぶ計画中だ。

その値段が驚くなかれ、なんと!14~140ユーロほどらしい。

大丈夫かな?と思わずにはいられない。サービスの点から言うと、今現在のサービス以下は想像もつかないので、どこをどう削減するのかと心配だ。

さて、そのライアンエアーに関して、今日こんなニュースが放送されていた。

この週末、肝臓と腎臓の移植手術の為、カナリア諸島からマドリッドに緊急移動しなくてはいけない10歳の少年とその家族が搭乗拒否、否チケットさえ購入拒否されたというのだ。


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In volo verso Santiago de Compostela</a> via <a href="http://photopin.com">photopin</a>
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少年は肝臓、腎臓の移植手術を2年も待っていた。マドリッドから適合するドナーが見つかったとの連絡があり、その時点で一番早く出発する便がこのライアンエアーの便だったのだ。

だが、ライアンエアーカウンターは「チケットは出発2時間前までに買っていなければならなかった」の一点張り。警察も関与したものの、搭乗は疎か、彼らがチケットさえ購入できないままマドリッドに飛んでいってしまった。

幸いにも他の航空会社から搭乗許可が出て、ドナーの臓器を有効に移植することが出来たのだ。勿論、手術は大成功。

間違っても帰りは、緊急を要しないので《ライアンエアー》では帰らないよね、きっと。





PK戦 記録的な視聴率





優勝したのかと思うぐらいの盛り上がりを見せた、昨日の《UEFAチャンピオンリーグ》アトレティコ・マドリッド対レバークーゼン戦。



試合は、延長戦にもつれ込み、PK戦の末アトレティコ・マドリッドが勝った。



試合前半にアトレティコのゴールキーパー、モヤが予期せぬ負傷。その後を担ったのが、オブラク選手。その時点で彼はこんな重大な出来事が待っているとは予想もしなかっただろう。



オブラク選手はこの大会、グループ戦=対オリンピアコス戦で出場。残念ながらこの試合は3対2で負けている。



そんなこともあって、この試合は彼にとって逃せないものだったかも知れない。



大観衆の中、PK戦が始まり、地元スタジアムということもあって凄まじいゴールの声!



ちなみに昨日の試合は記録的な視聴率だったそうだ。



正直のところ、手に汗握る、準々決勝への進出を決める試合とは思えぬほどの感動だった。




2015-03-14

危ないやん!!メッシ




怒っていたのか何なのか!トレーニング帰りのメッシがもう少しでファンを車ではねるところだった。


2015-03-13

危うい!《スペイン国王杯》

今年の《サッカー・スペイン国王杯》の決勝進出チームは、このコンペティションではお馴染みのバルサとアスレティック・ビルバオとなった。

スペインからの独立支持傾向にあるカタルーニャとバスク地方にそれぞれ拠点をも持つ両チーム。毎度のこと、決勝戦で国王が登場し国歌が流れると、これらのチームのファンから絶大なるブーイングの嵐が沸き起こる。

さて、今年もまたそうしたブーイングで開幕される予定だった《スペイン国王杯》。

しかし今年は、スペインプロリーグ協会会長よりこんな発言が出された。

フェリッペ6世国王がスタジアムに現れた時、国歌が流れた時にいつものようなブーイングの嵐が起こったならば、決勝戦を停止するという対策にでる可能性があると発表したのだ。

前回この両チームが対戦したのは3年前。これはその様子が分かるビデオ。




この時既に、国王の健康上の問題から皇太子だった現在のフェリッペ6世国王が出席。その上国歌はお粗末なほど超短いバージョン。ビデオでは国歌が聞こえているが、これは放送局が国営の為、国歌が聞こえるように操作されたのが見え見え。実際には、国歌など聞こえなかったそうだ。

5月30日。いまだ決勝スタジアムが決まってない《スペイン国王杯》。果たして試合を見ることができるだろうか!

2015-03-05

ボイコット説

F1のマクラーレン・ホンダに所属するフェルナンド・アロンソは、先日のモンメロで起きたクラッシュ事故により今シーズンの開幕戦、オーストラリア・グランプリの欠場を発表したばかりだ。

この事故の原因は未だに明らかにされていない。憶測が飛び交っている状態だ。

そんな不透明な事態を受け、幾つかのチームはこの開幕戦のボイコットを検討中と噂が流れ出した。パイロットの安全を考慮したうえでのボイコットだ。

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McLaren-Honda(マクラーレン・ホンダ) F1  MP4-30 展示車</a> via
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一体何がアロンソに起こったのか? 

ちなみに、彼が病院で最初に発した言葉はイタリア語だったらしい。

一日も早い彼の回復を祈るばかりだ。



またあの2チーム

昨日、サッカー《スペイン国王杯》の決勝進出チームが決定した。

《スペイン国王杯》ではお馴染みのあの2チーム。バルサとアスレティック・ビルバオ。




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F C B</a> via <a href="http://photopin.com">photopin</a>
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ATHLETIC CLUB BILBAO</a> via <a href="http://photopin.com">photopin</a> <a href="https://creativecommons.org/licenses/by/2.0/">(license)</a>


なんとこの2チームが決勝戦で顔を合わせるのは、(私の見方が間違っていなければ)実に今回で9回目のことになる。

そしてこの2チームは《スペイン国王杯》優勝に於いて、バルサが1位、ビルバオが2位という成績を残している。その数は、バルサの26優勝、ビルバオの23優勝と、3位のレアル・マドリッドの19優勝をはるかに上回っている。

バルサはリーグ戦でもトップになることの多いチームだが、一方のアスレティック・ビルバオはリーグ戦で芳しくない成績でも《スペイン国王杯》では決勝まで残ることがよくある。例えば今シーズンがそうだ。

現在のところ、プリメラ・ディヴィシオン20チーム中、第10位。これではUEFAヨーロッパリーグに参加出来る6位に上昇するのも時期的にもう無理のようだ。

さて、このお馴染みの2チームには共通点がある。

バルサは、スペインからの独立を希望する傾向にあるカタルーニャに属し、ビルバオも同じく独立を支持する傾向にあるバスクに属する。

そして、この両チームが《スペイン国王杯》で顔を合わせると、必ず、国王登場時と国歌演奏時にブーイングが沸き起こるのだ。6年前と3年前に行われた決勝戦では物凄いブーイングだったのを覚えている。そんなに嫌なら、《スペイン国王杯》の応援に来なければいいのにと思ってします。

それでもまた、今年もブーイングと一緒に決勝戦は始まることだろう。








2015-03-02

新しいコントロール

3月に入り、気温の上昇が著しいアンダルシア、地中海沿岸では、今日も30度前後まで気温が上がり、春、否初夏を思わす天候が続いている。海岸では海水浴の風景まで見られるほどだ。

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さて話は変わって、今日からスペインの空港での手荷物検査が厳しくなった。

手荷物として機内に持ち込める液体は、以前と同じように透明のビニールに入れ、1つにつき100ml。そしてその合計が1リットルとなった。

また、パソコンと同じように、モバイル、カメラ、ドライヤー、といった全ての電気·電子機器もバッグから出して手荷物検査スキャナーに通さなければならなくなった。そしは電池の入ったおもちゃも同じだ。

今日はその初日ともあって、また多くの利用者が知らされていなかったということから、新しいコントロールにかなり時間がかかったようだ。





2015-02-23

火祭りの始まりと変なスピーチ

バレンシアでは昨日、スペイン3大祭りの一つ《火祭り》の始まりを告げるイベント《クリダ》が行われた。

大勢のバレンシア民族衣装に着飾った《ファジェラス》の中心に、いつもの様にバレンシア市長リタ・バルベラ氏の姿があった。

この市長、なんと1991年からバレンシアの市長を務めている。ポプラル党の彼女が24年間もバレンシアの市長として君臨できたのは、バレンシアが圧倒的にポプラル党支持者が多いからだ。

その彼女が昨日《クリダ》に於いてバレンシア語でスピーチをした。

だが、それはあまりにもひどいバレンシア語だったのだ。

間違ったバレンシア語にカステジャーノ(一般的なスペイン語)が混じり、もっとひどいことには勝手に新しいバレンシア語まで作ってのスピーチとなった。

今日はバレンシアでは、いやスペインではこの話題でやけに盛り上がりを見せている。既に幾つものパロディーがYou tubeにアップロードされている。

それにしてもどうしてちゃんと話せないバレンシア語でスピーチしたのだろうか。スペイン語で十分ではなかったのか。と疑問が残る。

内容がこれまた変!ただただお祭りとその場に詰め掛けたバレンシアの人たちの熱気に酔った、勢い任せて口から出たスピーチに過ぎない。何ともお粗末!

そんな市長の横で、《ファジェラス》たちはちょっとした戸惑いと笑いを隠せないようだった。



近年彼女にも汚職スキャンダルが浮上しているなか、昨日のスピーチを聞いて5月に控えた今年の市長選挙がもっと危うくなった気がした。

2015-02-22

未来の厚生大臣候補

先日久しぶりに医者に行った。私は勿論、診察料が無料の公的保険の効く医療センターに行く。

公的保険の効く公共の施設は、無料ということもあって、私がスペインに来た頃から、いつも賑わっている。そして非常に賑わっているので、診察の予約をとっても2、3日後か、ひどい時は一週間先の診察日の予約が取れる。

という訳で、幸いにも私は至って元気なので、稀にある高熱が出るような風邪であっても治りかけに診察を受けることになるので、大抵市販の薬と自力で治す。

そういった医療センターは高齢者に大変人気がある。高齢者は、もう一体それが医療施設なのかそれとも老人ホームのロビーなのか分からないぐらい、楽しそうにお喋りしながら自分の番が来るのを待っている。

そして彼らは診察室に入ると、なかなか出てこない。大体15分で4人を診るように予約設定されてあるのに、一人に30分から一時間もかかるのが普通だ。

更に最近の医療予算カットで人材も減り、医療センターの事態はもっと悪化している。

一つだけ良くなったのはいつも行くセンターのドアが自動ドアになったことぐらいだ。

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さて、先日久しぶりに医者に行ったのは、いつも飲んでいる薬の処方箋を出してもらうためだった。その薬は処方箋がないと薬局では買えない。

いつもは幾分空いている午後の予約を取るのだが、なんと2週間先の診察日になるというので、嫌々ながら朝に予約を入れた。それでも予約を入れてから3日後の診察となった。

万が一の為に、少し時間より早く行く。私の予約時間は12時15分。12時前には診察室の前のイスに……。いっぱいで座るイスもない!ちょっと離れた別の診察室の前のイスで待つことにした。

すると、私の担当医の診察室の前で、患者同士が大きい声で話しているのが聞こえてきた。

話を聞いていると、どうやら12時の時点で、10時15分の予約の人が診て貰っているというのだ。

しばらく待っても、なかなか次の患者の番が来るわけでもなく、私は郵便局に行ったり、買い物に行ったりと用事を済ませた。

そして戻ってみると、まだ私の前に10人ほどの患者が!ようやく私は2時間半待ちで診察室に入れた。

3分もかからない処方箋を出してもらう為に。

以前、息子が提案した素晴らしいアイデアを思い出した。

スペインでは14歳までは小児科で診て貰える。それ以後は大人扱いとなる。従って今では彼もまた、長引く高齢者の診察の犠牲者の一人なのだ。

そんな彼がある日医療センターから待ち疲れて帰ってきた時にこう言った。

14歳までには小児科があるように、高齢者には高齢者科を設けるべきだと。






2015-02-18

目が釘付けになってしまったステッカー

今日は朝から、信じられないステッカーを付けた一台の車を発見!目を疑った!

一体どこで手に入れたのか? 桜の花の絵の上にこんな2つの漢字が!

合格
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季節がら、何ともピッタリのステッカー。しかし日本でなくスペインでお目にかかるとは… 

親日家な運転手の粋な計らい!だったのだろうか……


2015-02-16

冬のあっけない終わり方。私の場合

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寒さも和らいだと思ったら、もう既にカーニバルが各地で行われる時期になっていた。

早いもので、カーニバルが始まると、気の早いバレンシアでは、3月中旬に始まる《火祭り》の人形の展示会が開かれ、もう既に街にはライトアップ用のライトの設置が進められているようだ。

そうして3月前から盛り上がりを見せ、3月は1日から市役所前広場で連日《マスクレタ》のイベントが行われる。

そして《火祭り》が終わると、息子と、今ブラジルに住む息子の幼稚園からの友達の誕生日。彼等はあのフェルナンド・トーレスと同じ日に生まれたのだ。

それが済むと、サマータイムに入り、これまで以上に夜が長くなる。

そう思っているとすぐ、今年は4月の上旬にイースターが始まる。

その頃には太陽も強く輝き、初夏を待ち望む日が到来。そうなれば、もう夏が来たのと同じようなものだ。

2月の中旬なのに、もう既に今年の夏休みのことを考える余裕な私。

カーニバルが始まるとスペインではこうして冬はあっけなく終わりを迎えるのでした。気分的に。


頼むよ~、スペイン人!

5月の末に地方選挙を控えたスペイン。地方選に向け各党が今候補者選択に力を注いでいる。

テレビでは各党が、他党の悪口や現実味のない政策を披露し、有権者に訴えかけるのだが、誰も彼もが同じように見えるのは私がスペインに於いて有権者でないからだろうか。

これまで何度かブログで紹介した、新鮮さが売り物だった立党1年の《ポデモス党》も、先月ポデモス党ナンバー3の税金問題がスクープされた。しかし、このスクープで支持率が減ったというわけでもない。現在のところポプラル党に次ぐ第2政党としての位置をキープしている。

先日、スペイン2大政党《ポプラル党》と《スペイン社会労働党=PSOE党》、それに加え、今では《ポプラル党》を脅かし《PSOE党》を抜く政党となった急成長の《ポデモス党》が、各党の政策を披露する番組が放送されていた。

番組は途中から見たので、一体誰が?代表として抜擢された各党の人間を選んだのかは知らないが、《ポプラル党》以外の代表者らはテレビに不慣れなのか何なのか(一人はよくテレビに出ているくせに)、緊張しまくってぎこちなく、チャンスを逃してしまったように見えた。

《ポプラル党》はと言うと、納得いくいかないは別問題として、大変上手に党の政策を披露したのであった。他者2人があまりにも素人のようにあがってしまっていたので、まるでうまく言い込める《詐欺師》のようにも映った。

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多くのスペイン人と同じように税金を納め、多くのスペイン人と同じように法律に従う私は、教育、医療システム、労働条件、年金等々の実生活に対して何一つ発言力がない。私は将来を政党にではなく、スペイン国民に託さなくてはならないのだ。

頼むよ~、スペイン人!


2015-02-13

遅すぎる放送時間!

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先週スペイン各地を襲った記録的な豪雪でも分かるように、2月に入って本格的な冬を迎えた。

寒さも厳しかったので、きっと日本に居たならばコタツ人生を送っていただろうと想像しながら、家事にも、料理にも、何もかもに「寒いから」という理由を付けて、なるべく動かない生活を送っていた。

そしてブログも同じ理由からサボっていると、気が付くと明日はもう14日、《バレンタイン・デー》になってしまっていた!

とは言え、《バレンタイン・デー》にチョコレート大作戦をするようなことも無い私のスペイン生活。気分だけはと、明日チョコレートケーキでも作ってみようと考えている、寒くなければ……


実は今年は私にとって、明日の《バレンタイン・デー》よりも次の15日のほうがず~っと楽しみなのだ♪

何故なら、《NBAオールスターゲーム》が開催されるからだ。

私はバスケットファンではないが、今年はあのパウ・ガソル選手と弟のマーク・ガソル選手が、それぞれイースタン・カンファレンスとウエスタン・カンファレンスに分かれて試合に挑む。

兄弟揃ってスタメンとして活躍するのは、《NBAオールスターゲーム》史上初めてのことだ。

残念ながら試合はスペイン時間の夜中の2時半とライブ放送時間が遅すぎる!! 再放送を見ることになるだろう……







2015-02-01

変化の欲しいスペイン その2

6年前、アメリカで《オバマ大統領》が誕生した。その同時の彼のスローガンは“YES, WE CAN”

現在のオバマ大統領への支持率急落とは裏腹に、同時はアメリカ、否世界中が彼が起こそうとしていた革命に期待を寄せた。

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6年後、舞台はスペインへと移る。

昨日《ポデモス党》が主催した《政治的変化》を求める大行進がマドリッドで行われた。

スペイン全土から駆け付けた人々。300台ものバスが地方からこの日のために駆け付けた。その数、30万人にも及んだらしい。(警察の発表では10万人)そして“SÍ, SE PUEDE”をスローガンに、彼らはそれぞれの思いを胸に2015年に行われる地域選挙、総選挙への期待と《政治的変化》を訴えた。

昨年末から、特にここ1、2週間は《ポデモス党》内の代表者レベルのスキャンダルが報道される等して、《変化の大行進》に影響があるかとも思われたが、国民はそれを誰かが仕組んだスキャンダルととるか、ポデモス党の裏切り行為と見るかの判決を昨日下したのだった。

確かに2014年は経済成長が1.4%増、失業率も減り、クライシスを乗り越える為に採った緊縮経済策が実り始めたかのように見える。また、2015年はそれ以上の経済成長が期待される中でのこの《変化の大行進》がクライシスによる緊縮経済策が取り入れられた2011年、2012年に行われた大規模なデモと同じような規模だったことを考えると、どれだけ多くの国民が現政権への不満と不信を未だに抱いているかがよくに分かる。

緊縮政策の為に採られた政策が、医療の面でも教育の面でも未だに改善されていない。それどころか悪化しているのが現状だ。

汚職に関して言うならば、国民のお金を平気な顔で使って私腹を肥やし、タックスパラダイスに計り知れない程の財産を溜め込んだ政治家や優遇された地位に立つ人間が、今尚裁かれることなく、証拠隠滅や有力な弁護士の下で法の手から逃れている。

僅かながらではあるが、既に裁かれた者、また裁かれるのを待っている者もいる。しかしながら、政権を握る立場の人間も疑惑が持たれているから性質が悪い。にも拘らず、彼らは大きな顔をして国民の為に働いている様な芝居をする。

やっぱり何かがおかしい。

フランコ独裁政権後、1978年民主化の道を歩みことになったスペインが、その後37年間に培ってきたものは一体何だったのか?

もう一つ付け加えるならば、ただならぬ旋風を巻き起こしている《ポデモス党》が、政治経験も無く、政策案にもある意味で現実性に薄いにも拘らず、国民からの多大なる支持を得ているのを見ると、もうこれしかないの?と言わざるを得ない状況にまで追い込んでしまったスペイン政界への失望が見えてくる。





2015-01-27

Nooooooo! トロイカ

日曜日に行われたギリシャの選挙で、左派《スィリザ》が過半数に近い議席獲得で圧勝を収めた。

これは大半の予測に反することのない結果となった。

《スィリザ》は選挙勝利後、欧州からの圧力《トロイカ》に一刻も早く独自の返事を出すべく、今夜にも政権を握る各大臣が決定する。

その数10名。今までの18名から一挙に大臣の数が減ることになる。

また、この政権の興味深い点は、左派《スィリザ》が過半数を獲得する為に、右派《ギリシャ独立党》と手を組んだことだ。

両者とも、《トロイカ》政策に反対という姿勢で一致している。

莫大な借金と、それに上回る金利返済で、いくら返せども返せない、殆ど《ローン地獄》のギリシャ。それはギリシャに限らず、スペインも同じことだ。

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緊縮財政策が失敗だったことをギリシャ国民は今《スィリザ》と通して欧州に訴えた。

今後のギリシャの対策がどれほどヨーロッパ諸国に影響を与えるか、世界中が注目している。

ユーロ圏から離脱する手もある。選挙前にドイツが提案した一時離脱もある。また、離脱せず返済に関する条件を緩和する手もある。何はともあれ、国内がどの様になったとしても、彼らはある意味で自国の運営権を取り戻したのだ。

そしてそれが成功しようものなら、ギリシャに次ぐ国が続出のは目に見えている。

ギリシャの影響は、2015年に地方選挙、年末には総選挙を控えたスペインにとって人事ではない現実になったと言えるだろう。


伝説のゴールキーパー逝く

3日前のブログで、《ラジョ・ヴァジェカーノ》元ゴールキーパー、ウィルフレッド氏に関するブログを書いた。

彼は癌の為マドリッドの病院に入院中だった。

彼の最後の願いを叶えたいと、《ラジョ・ヴァジェカーノ》の同僚達は故郷ナイジェリアから10年以上も会っていない子供達との再会を実現すべく、旅費、ビザ等の手配に着手していたが、今日朝方、その願い叶わずウィルフレッド氏は帰らぬ人となってしまった。

3人の子供達はもう既にスペインに向かっていた様だ。ロンドン経由だったのか、イギリスとの手続き上の問題で時間を取られてしまったらしい。彼らは明日スペインに到着予定だ。




2015-01-24

《ラジョ・ヴァジェカーノ》とカルメンお婆ちゃん

以前このブログで、ある老婦人の立ち退き問題を取り上げた。

彼女の救世主となったのは、同じ地域の、スペインサッカーリーグで活躍中の《ラジョ・ヴァジェカーノ》サッカークラブだった。

その《ラジョ・ヴァジェカーノ》サッカークラブが、今回は1990年から6年間同チームのゴールキーパーだったウィルフレッド選手に援助の手を伸ばすことを発表したのだ。

ナイジェリア出身のウィルフレッド選手は、スペインサッカーリーグ活躍後一度故郷に戻るが、オファーのないまま引退を決意。その後、マドリッドに戻りサッカーとは無関係の宅配便会社や空港内で荷物を取り扱うスタッフとして働くことになる。

その彼が、実は《ガン》と宣告され、その症状は日に日に悪化しているとのことだ。

そんなニュースを受けた《ラジョ・ヴァジェカーノ》は、彼の最後の願い《10年以上会っていないナイジェリアに住む3人の子供たちとの再会》を実現するべく、旅費の負担をはじめ、スペイン外務省及びナイジェリア・ラゴスにあるスペイン領事館にビザの緊急発行を願い出た。

《ラジョ・ヴァジェカーノ》サッカークラブ代表者、ラウル・マルティン氏は、「非常に悲しい状況ではあるが、一刻も早く彼の最後の願いを叶え最後に笑顔をプレゼントしたい」「彼は《ラジョ・ヴァジェカーノ》に多大なる貢献をしてくれた。彼は《闘いと克服》の模範的な存在で、彼は妻を助けるために無一文になってしまったが、そんな彼に今こそ当然過ぎる程の援助をしたい」をコメントした。


そして今度は冒頭で触れた、去年11月に《立ち退き問題》で《ラジョ・ヴァジェカーノ》に援助を受けたカルメンさんからも驚くべき支援が寄せられた。

彼女の立ち退き後の生活援助の為に《ラジョ・ヴァジェカーノ》が主催となって集められたお金の半分を、《3人の子供たちの旅費》にしてほしいとの申し出があったのだ。

「私は残りのお金で十分に生活していけます。《ラジョ・ヴァジェカーノ》がして下さった事は、誰にでも出来ることではありません。良いことをすることは最も素晴らしい事です。私はお金持ちではありませんが、人を助けることに私は賛同します」

彼女の生活援助に寄せられた金額は21106ユーロ。10553ユーロがサッカークラブ代表者、ラウル・マルティン氏に手渡された。






2015-01-22

2年連続の減少と増加

2015年、16年とユーロ圏で一番経済成長が期待されるスペイン。

そんな声があちこちで聞かれる中、スペインにとって最も嬉しいニュースが発表された。

2014年度の失業率が減ったのだ!2013年に引続き、2年連続減少となった。といっても、失業者の数は未だに何と!5,457,700人。パーセンテージにすると23.7%。

日本の失業率からすると話にもならない数字だが……

この数値の裏には、バブル時代にやって来た移民者の帰国や、何と言ってもスペイン人の求職の為の海外流出など、労働人口が減ったことも忘れてはならない。

また、労働条件の悪化も見逃すわけにはいかない。職に就いたと言えども、それはパートタイムや短期間限定労働であったり、或いは労働賃金問題などの改善すべき項目が山とある。

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今回の2014年度失業率減少に大いに役に立ったのが、やはりスペインの観光業界ではないだろうか。

実はこちらも2年連続で海外からの観光客が増加と、記録を更新中である。去年は65,000,000人に近い海外からの観光客がスペインを訪れた。

しかしこれはこれで、2011年から続く《アラブの春》が生み出した不安定な治安状況などで、特にエジプト、チュニジアなどへの観光客が減り、スペインに流れ込んだと考えられる。スペインに訪れる観光客の3位までがイギリス、フランス、ドイツと比較的近いことから、これらの国から北アフリカへ足を伸ばすのを止め、スペインに行き先を変更したと考えるのが妥当な感じだ。

何はともあれ、数字に敏感な政府にとっては、今年の地方選挙、総選挙を踏まえてこの上ないアピール材料となったことは間違いない。


2015-01-12

スペイン警戒レベル引き上げ

先週パリで起きたテロ事件によって、今一度スペインを含む欧米に於いてジハード主義者の脅威が増加し、更には具体化された。

以前の様にシリア、イラク付近で戦闘に立つ兵士を募集することよりも、今はジハード主義者となった外国人を自国でテロ事件を起こさせる戦略に変わりつつある。また、既にシリア、イラクでの戦闘経験を得たジハード主義者が自国に帰るという現象も見逃せない。

特に、モロッコに戻って来たジハード主義者約1500人を、現時点でスペインテロ対策本部は一番警戒している。

また、スペインではアフリカ大陸にあるセウタ、メリージャでは、ジハード主義への勧誘が現時点でも盛んに行われている。

スペインからは、スペイン人及びスペインに在住する外国人、計70名程が志願兵として紛争地帯に向かったと推定されている。殆どが男性だが、ここ数か月女性や未成年者の参加も増えている様だ。

パリテロ事件後スペインでは、0~4まである≪テロ警戒レベル≫が2から3に引き上げられた。多くの観光スポットや空港、主要駅などの警備が厳重になった。昨日パリで行われた百万人を遥かに超える≪反テロデモ行進≫と同時に、スペインでも多くの都市で≪反テロデモ≫が行われた。一連のテロ事件でイスラムのイメージダウンが懸念される中、イスラム教徒たちによるデモも多く見られた。

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2015-01-03

28歳 二人の運命

悲しい事故は、お正月と言うおめでたい時を無視して突然やって来た。

昨日、マドリッドの地下鉄のある駅で警察官が地下鉄線路に放り出される形となって電車にひかれ即死した。犯人は逮捕歴が数回あるコートジボワール出身の男。

マドリッド、地下鉄エンバハドーレス駅で事故は起こった。

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私服警察として巡回中、駅で犯人に遭遇。彼と巡回中だったもう一人の警察官は、「犯人を見た瞬間、怪しいと思った」と語っている。

職務質問が始まる。と直ぐ犯人とのもみ合いが始まった。

電車が近つ゛く。犯人は警察官の腕を掴んだまま線路へ転落。

転落に引き込まれた形となった警官は、頭から落下し電車にひかれ即死。犯人は運よく転倒後転がって、重症ではあるが命はとりとめた。

運命と言うものの残酷さはその後報告された。

死亡した警察官は28歳、まだまだ将来のある青年。そして死を免れた犯人も同じく28回目の誕生日を迎えたばかりの青年だった。