2015-12-31

2015年と2016年のスペイン

ヨーロッパは各首都市でテロリスト対策により、この大晦日も厳重な警戒態勢がとられているようだ。

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日本の大晦日とは少々違って、ヨーロッパの大晦日はお祭り騒ぎとなるところが多い。スペインもそうだ。しかし今年は、特にパリでのテロ事件を受けて、大晦日を祝う広場やイベント会場では警察が増員される予定だ。

スペインの首都マドリッドでは、毎年大晦日は“Puerta del Sol”広場に大勢の人が集まる。広場にある時計は1月1日0時に12の鐘を鳴らし、それと同時に詰め掛けた人々が12個のブドウとワインやシャンパンで祝うのだ。

今年はその広場に入るのに2つのコントロールを通らなければならない。定員25000人。25000人になった時点で、広場へのアクセスは閉鎖される。国家警察、市警察、合計500名が警備に当たる。

こんな大晦日は初めてだ。それでもこのようなコントロールが今まで無かったことを考えると、如何に平和であったかがよく分かる。

さて、今月の20日にスペインでは選挙が実施された。結果はどの党も過半数が得られず、連立政権に向けて話し合いが進められている。これまで政権を交代という形で握ってきた2政党から、主力の党が4党へと変った。これまで30年以上2大政党が政権を握ってきただけに、今回のような結果は、スペイン人の政治自体への変化を希望する声が反映されているかのようだ。

しかしながら話し合いは難航を見せている。そしてもう既に再選挙を念頭に入れている党もある。

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同じように9月下旬に行われたバルセロナ州議会選挙に於いても、独立派が過半数を超えたものの、3ヶ月経った今もまだカタルーニャ州政府の首相は決まっていない。そしてこちらもまた再選挙の可能性が出てきている。

そういう訳で、とにかく不安定な状態で今年を終わり、来年を迎えることになったスペイン。

来年はもっと明るいニュースをスペインから伝えられればと思ってます。

皆様、良いお年をお迎え下さい。


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