2015-07-28

切実な山火事問題

記録的な暑さが続くスペイン。連日のように40度を超えるアンダルシア、40度近くまで気温が上がる各地。

天気予報に見る気温図に40と言う数字が出ても、もう驚きを感じることもない7月となった。

毎年の様にこう暑いと山火事がよく発生する。昨日の時点で進行中の山火事13件。

原因は放火によるものが一番、それも比較にならないほどの割合で多いらしいが、気にも留めないちょっとした行為、行動、或いは乾燥した山での風や雷といった自然現象が引火を引き起こしてしまうこともある。

梅雨のないスペインは夏は乾燥しきっている土地が多く、その上、上記のような気温の高さや強風の影響も加わり、いったん火がつくと、何千ヘクタールと言われても全く想像出来ないほどの広さが、緑からオレンジ色、オレンジから黒色に簡単に変身してしまう。

またそんな中、“山火事補強消防団”による労働条件の改善を中心とする要求の無期限ストが現在進行中だ。

スペインの夏はバカンスに浮かれる反面、切実な山火事問題と向き合うことにもなるのだ。

photo credit:
<a href="http://www.flickr.com/photos/96937621@N00/4869549515">
Incendios forestales en Valença</a> via <a href="http://photopin.com">photopin</a>
 <a href="https://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.0/">(license)</a>

バカンスと言えども、海に行けばビーチはパラソルで埋め尽くされ、その上クラゲの大量発生に悩まされる始末。涼しさを求めて山に行ってもいつ何時火事になるやら分からない。それならバカンスで人の少なくなった都市へと出てみれば、海外からの観光客が暑さも忘れてごった返している。


あ~、夏休みどこへ行けばいいのだろうか… 





0 件のコメント:

コメントを投稿