2017-09-24

どうなるカタルーニャのレファレンダム?

カタルーニャ独立をめぐるレファレンダムを1週間後に控え、さらなるカタルーニャ政府とスペイン政府の対立が市民の緊張を高めている。

政府はレファレンダムを阻止すべく、警察1万人をカタルーニャに増員すると発表。
また、カタルーニャ自治警察「Mossos d'esquadra」をスペイン政府のコントロール下に置こうとしているようだ。

投票日が近ずくにつれ、カタルーニャ各都市でデモや集会が開かれ、一部の公立学校では子どもたちがそのような場所に参加することを進めている。
スペイン政府が圧力をかければかけるほど、カタルーニャの人々は声をあげて訴える
「カタルーニャの将来は自分たちに決めさせてくれ!」と。


そもそもカタルーニャの問題は政治レベルで解決されるべきものだ。
しかし、カタルーニャ政府は少しばかり強硬でヴィクティム的感情を込めて、住民を駆り立てる。
一方のスペイン政府は臆病にしか見えないその場しのぎの圧力で、住民を挑発する。
双方の政府に踊らされ、はやし立てられるカタルーニャの人々。
もはや政治的レベルとは全くかけ離れた次元で、この問題は進行しているように見える。

ふと、こんなことが頭に浮かんだ。
実はそれぞれの政府はこの問題を大きく取り上げることで、ほかに抱えている重大な問題・事件を隠そうとしているのではないか…と。

いずれにせよ、今回のレファレンダムはあまりにもお粗末だ。
両政府の力比べにすぎない、市民を巻沿いにした幼稚すぎる対立。
テレビで連日報道されるが、他州のスペイン人にとっては他人事のようなとことがある。

カタルーニャの人々をここまで駆り立てた今となっては、もうレファレンダムが一番妥当で公平な解決策に思えてならない。
そうでなければ独立賛成派の声と同様に、反対派の声が活かされることがないからだ。
しかしそのためには、両政府がしっかり話し合い合法のもとに行われる必要がある。

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