2014-09-10

≪ニニ≫の実態

一昔前、まだ不動産バブルが崩壊する前は、スペインでは≪ニート≫と言えば、仕事もしない(したくない)、勉強もしない(したくない)という若者を指す言葉だった。

以前このブログでもご紹介した様に≪ニート≫は、スペイン語で≪ニニ Nini≫と呼ばれている。

さて、この≪ニニ≫。スペインの≪ニニ≫の占めるパーセンテージがこれまた凄い!

普通に考えてもちょっと問題があるが、その実態はもっと深刻だ。

何故なら、今呼ばれている≪ニニ≫とは、多く場合、仕事もしない(仕事がない、見つからない)、かと言って勉強もしない(勉強するお金がないので、出来ない)といった、以前とは全く異なった状態の若者を指すからだ。

15歳から29歳までの若者の5人に1人が何もしていない。何もできない。人生において何一つ生産的なものをしていないのだ。

パーセンテージにすると、25.79% 

これは、日本を含む、経済協力開発機構34か国中、第2位。

1位29%のトルコを追っている。また、24.62%とイタリアがランキング3位。

経済協力開発機構・教育課・イノべーションとプログレスインジケーターのディレクターは、「この数値はスペインにとって大変な問題だ。もっと教育のオファー、特に職業教育のオファーを増やすべきである」と述べている。

photo credit: <a href="http://www.flickr.com/photos/jseita/8437666982/">
Jun Seita</a> via <a href="http://photopin.com">photopin</a>
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もう、≪Happy NEET!≫どころではない!




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