2015-03-28

猿ぐつわの法律

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未だに大きなショックに包まれた、ジャーマンウイングス機墜落事故。失われた多くの命の3分の1がスペイン人だったこともあって、9525便の出発地となったバルセロナ国際空港付近では遺族の方々が詰め掛け、一日も早い遺体の確認に心を痛めている。

心からご冥福を祈ります。




さて話は変わり、事故を受けてからの政府の迅速な対応の傍ら、遂に問題の《市民の安全に関する法》がポプラル党、1党だけの支持で可決、成立した。

正確には《市民の安全法、刑法の改善、対イスラム過激派に関する法律》。

現在では違法とならない幾つかの行動が、7月1日から最高で600000ユーロの罰金が科せられる。

そのやり過ぎとも言える内容から、世間では《猿ぐつわの法律 LEY DE MORDAZA》とまで呼ばれるほどだ。市民はおろか、NGO、EU、国連からも批難の声が上がっている。

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今年年末に控えた総選挙後、政権が変わればまた新たな法案が現れることが予想される中、ポプラル党の選挙を意識した法案だったのかどうなのか、疑問が残る。



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